ゼビオ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ゼビオ株式会社は、福島県郡山市に本社を持つスポーツ用品、アパレル小売業者。全国で122店舗を展開。
企業スローガン(2011年)「こころ動かすスポーツ。Xebio」
目次
事業概要
現在行っている事業
- スポーツ用品店
- アパレルチェーン「NEXT」(英国ネクスト社(next PLC)と提携)
売却した事業
- IT事業子会社であったプラスタス(現・SBIシステムズ)は2006年5月に売却。
- 創業以来手がけてきた紳士服量販店業態「ゼビオメンズ」とメディア事業(インターネットカフェなど)を、2005年9月1日をもってアオキインターナショナル(現:AOKIホールディングス)に売却した。
資本
大株主上位10名中6名が創業者親族、又は親族が役員を務める団体であり、この6名で44.41%の株式を保有する(2006年3月31日現在)。東証1部上場の企業としては比較的オーナー色が強い企業である。
沿革
- 1962年 - いわき市出身諸橋廷蔵がいわき市で紳士服店を創業。
- 1973年7月 - 株式会社サンキョウ(いわき市。旧法人)の営業を譲り受けて、株式会社サンスーツ設立。
- 1979年8月 - 本社を郡山市に移転し、社名を株式会社サンスーツから株式会社サンキョウに変更。
- 1980年3月 - 株式会社岩手サンキョウ、第一繊維株式会社(郡山市)、第一繊維株式会社(新潟市)の3社を吸収合併。
- 1986年8月 - 株式会社サンキョウ(郡山市)が、株式会社サンキョウ(いわき市。旧法人)を吸収合併。
- 1987年11月 - 社名を現在のゼビオ株式会社に変更。それまで個別展開していた店舗を、紳士服店(サンキョウ)は「ゼビオメンズ」、スポーツ店(トップスポーツ)は「ゼビオスポーツ」、カジュアル衣料店(エブリディ・メンズキャパ)を「ゼビー」のブランドに統一する。
- 1988年4月 - JASDAQにて株式を店頭公開。
- 1990年5月 - 東京証券取引所第2部上場。
- 1992年12月 - 現在の主力業態である郊外型大型複合店「スーパースポーツゼビオ」1号店を仙台市にオープン。
- 1995年9月 - 東京証券取引所第1部上場。
- 2002年3月 - 「ゼビー」ブランドを「ゼビオスポーツ」ブランドに統合。
- 2005年4月 - スポーツ用品店「ヴィクトリア」などを展開する株式会社ヴィクトリアの全株式を取得し、完全子会社化。
- 2005年9月 - 紳士服部門およびメディア事業を、株式会社アオキインターナショナル(現:AOKIホールディングス)とその子会社・株式会社ヴァリックへ、それぞれ営業譲渡。
- 2008年9月 - ゴルフ用品店「ゴルフパートナー」を展開する株式会社ゴルフパートナーの子会社化を目指してTOBを実施。10月に成立し、株式95.47%を取得・連結子会社化。
- 2009年4月 株式会社ゴルフパートナーを株式交換により完全子会社化。
- 2010年10月 - Jリーグ・東京ヴェルディと複数年の包括メインスポンサー契約の締結を発表。11月からはユニホームの胸スポンサーとなった。
- 2012年4月 - 日本バスケットボール協会とのエグゼクティブパートナー契約を締結。
- 2012年6月 - 海外1号店 「スーパースポーツゼビオ上海浦東店」を中国上海市にオープン。
- 2013年3月 - 海外2号店 「スーパースポーツゼビオ乙支路店」を韓国ソウル市にオープン。
- 2013年12月 - ゼビオが新たに設立したネクサスがタケダスポーツの全事業を取得。
子会社
- 株式会社ヴィクトリア - スポーツ用品小売業の完全子会社
- 株式会社ゴルフパートナー - ゴルフ用品小売業の完全子会社
- 清稜山株式会社 - 研修宿泊事業「清稜山倶楽部」(社内研修施設を一般開放)の完全子会社
- ゼビオビジネスサービス株式会社 - 事務サービス事業の完全子会社
- ゼビオインシュランスサービス株式会社 - 保険代理事業の完全子会社(間接保有)
- ゼビオカード株式会社 - クレジットカード事業の完全子会社
- ゼビオナビゲーターズネットワーク株式会社 - 販売業務請負・人材育成・人材派遣事業の完全子会社
プライベートブランド
- XERES(スポーツ用品全般に渡って展開。アルペンでいうIGNIOに相当する)
- CSB(スノーボード(廉価版))
- Swivel(スノーボード、女性用のギア、ウェアブランド。プロモーションにモデルのローラを起用している)
- HEAT-X(冬物衣類(ヒートテック))
輸入独占販売ブランド
ゼビオアリーナ仙台
テンプレート:Main ゼビオアリーナ仙台は、仙台市太白区の再開発地区「あすと長町」に整備された同社が運営する大型複合スポーツ施設である。2012年(平成24年)10月5日に開業し、プロバスケットボール・仙台89ERSのホームゲームを始めとした各種イベントで使用される[2]。
関連項目
- 諸橋近代美術館 諸橋廷蔵の美術品コレクションをもとに開設。美術館を運営する財団法人はゼビオ株を9.83%保有する。
- 東北フリーブレイズ 孫会社の東北アイスホッケークラブ(子会社のゼビオ・ナビゲーターズ・ネットワークが100%出資)が運営。
- スーパーフライデー オールジャパンベスト20 かつて、ヴィクトリアがスポンサーだったラジオ番組。
- 北大路欣也(旧社名時代にイメージキャラクターを務めていた)
- 山岸舞彩(スポーツキャスター・タレント。現在のイメージキャラクター)
- 王貞治(かつて、ヴィクトリアのイメージキャラクターを務めていたことで有名。)
- 東北地方太平洋沖地震(地震の被災者向けに防寒具などを提供 [3])
脚注
外部リンク
テンプレート:Asbox- ↑ テンプレート:Cite news
- ↑ あすと長町に“ゼビオアリーナ”建設 89ERS本拠地に
- ↑ スポーツ店「ゼビオ」、宮城の3店で防寒具など提供へ 朝日新聞 2011年3月13日