麗しのサブリナ
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『麗しのサブリナ』(うるわしのサブリナ、原題: Sabrina)は、1954年に公開されたアメリカ合衆国のロマンティック・コメディ。サミュエル・テイラーの戯曲『サブリナ・フェア』をビリー・ワイルダー監督が映画化した。『ローマの休日』に続くオードリー・ヘプバーンのヒット作。
目次
あらすじ
主人公サブリナは、富豪の実業家ララビー家の運転手の娘である。サブリナは、ララビー家の弟・デイビッドに秘かに恋をするが、弟は別の女性に夢中である。傷心のサブリナはパリで2年間を過ごし、別人のように美しくなって帰国する。弟はサブリナと結婚したいと言い出し、2人の結婚に反対する兄・ライナスもやがてサブリナに心惹かれてゆく。ライナスは弟とサブリナがパリに行くよう図るが、弟はライナスがサブリナを愛していることを指摘する。ライナスは仕事を投げ出し、パリ行きの船を待つサブリナの元に向かう。
キャスト
役名 | 俳優 | 日本語吹替 |
---|---|---|
ライナス・ララビー | ハンフリー・ボガート | 久米明 |
サブリナ・フェアチャイルド | オードリー・ヘプバーン | 池田昌子 |
デイヴィッド・ララビー | ウィリアム・ホールデン | 近藤洋介 |
トーマス・フェアチャイルド | ジョン・ウィリアムズ | 坂口芳貞 |
オリヴァー・ララビー | ウォルター・ハンデン | 大木民夫 |
エリザベス・タイソン | マーサ・ハイヤー | 佐藤しのぶ |
グレッチェン・ヴァン・ホーン | ジョーン・ヴォーズ | 松谷彼哉 |
衣裳
この作品はサブリナパンツというファッション文化を生み出した。衣裳デザイナーのイーディス・ヘッドはこの作品でアカデミー衣裳デザイン賞を受賞している。またユベール・ド・ジバンシィがドレスなどのデザインを担当した。
主な受賞歴
アカデミー賞
- ノミネート
- アカデミー監督賞:ビリー・ワイルダー
- アカデミー主演女優賞:オードリー・ヘプバーン
- アカデミー脚本賞:ビリー・ワイルダー、サミュエル・テイラー、アーネスト・レーマン
- アカデミー撮影賞 (白黒部門):チャールズ・ラング・Jr
- アカデミー美術賞 (白黒部門):ハル・ペレイラ、ウォルター・H・タイラー、サム・カマー、レイ・メイヤー
ゴールデングローブ賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー
- 受賞
- 助演男優賞:ジョン・ウィリアムズ
舞台化
その他
- 1995年に『サブリナ』としてリメイクされた(ボガートが演じたライナスはハリソン・フォード、ヘップバーンが演じたサブリナはジュリア・オーモンドがつとめた)。
- ロケに使われた豪邸はパラマウント社長の邸宅だった。
- 家入レオの2012年のデビューシングル『サブリナ』の題名は、この映画の題名に由来していると家入がインタビューで答えている。