放送番組センター
テンプレート:基礎情報 非営利団体 公益財団法人放送番組センター(ほうそうばんぐみセンター、略称:BPCJ)は、放送界の健全な発達を目的とし各社の協力の下による共同事業として設立された非営利団体である。放送法第9章(第167条)に定められた「放送番組センター」の運営法人として総務大臣より指定を受けている。
活動
先の規定に則り、収集・保管した番組を一般に無償で公開する「放送ライブラリー」(神奈川県横浜市)を運営している。また併せて放送に関する常設展示やイベントも行われている。
設立当初は、教育性や教養性の高いテレビ番組の放送権を確保し、各局へ配給する事業が主であった。配給された番組は、地方局や独立UHF局で頻繁に放送されており、テレビショッピングが増える前は独立UHF局はかなりの割合が配給された番組で占められていた。近年は地上デジタル放送の普及によりハイビジョン制作番組の配給も行われていたが、2009年3月(平成20年度末)を以って番組配給事業を終了した[1]。
またその他の活動として、各社制作の教養番組への協賛、海外の放送局との交流活動や番組交換等も行っていた。
主な番組
制作は外部のものがほとんど、放映権のみ獲得し配給する。設立当初は自社でも番組を製作していたが、後に外注のみとなった。日本自転車振興会、宝くじ、中央競馬馬主社会福祉財団などからの助成金を受けた作品もある(今、きらめいてなど)。
かつては知の象徴とされるフクロウをマスコットキャラクターにしており、番組のクレジット画面等に使用していた。
一時期、公共的なスローガンを掲げたフィラー番組「キャンペーン・スポット」を配給していた(1971年、1974年、1977年、1980年の四回制作)。番組の内容や趣旨は現在で言う所のACジャパンのCMに近い。
- 1970年代
- センターの購入番組第一号。
- テレビようちえん
- テレビどうぶつえん(動物の映像は後に編集され、フィラーとして配給された)
- 出演:もりみどり、デューク・エイセス
- 新しいホーム・アイデア(後に「新・~」も配給)
- 生き物ばんざい
- 九ちゃんのハッティタウン物語
- イギリス制作。Na:坂本九
- 世界の動物園
- Na:野沢那智
- リビング・トゥモロー(後に「続・~」も配給)
- 海外番組。Na:谷幹一
- なぜ どうして(TBS映画社制作)
- 出演:熊倉一雄ほか
- まんが世界昔ばなし(TBS制作)
- アンデス少年ペペロの冒険(和光プロ制作)
1980年代
- スーパーバード 星から来たワトゥー
- ゆかいなアミーゴ
- 海外アニメ。Na:近石真介
- ぼくらのチャンネル(フジテレビ制作)
- タレント子育て論(テレビ朝日制作)
- ものしり館(毎日放送制作)
- まんがはじめて物語(まんがおもしろタイムトンネル)(TBS制作)
- 音楽の旅はるか(毎日放送制作)
- 外山雄三 音楽世界の旅(中京テレビ制作)
1990年代 -
- ことばのプリズム(TBS制作)
- 極める 日本の美と心(テレビ東京制作)
- TVムック・謎学の旅(日本テレビ制作)
- 北、再発見(札幌テレビ制作)
- ワザあり!にっぽん(中京テレビ制作)
- 謎ジパング あなたの知らない日本(テレビ朝日制作)
- 真珠の小箱・奈良大和路をゆく(毎日放送制作)
- 憧れの都へ~とっておきのヨーロッパ~
- 路面電車紀行
- 世界鉄道の旅
- ふるさと紀行(東海テレビ制作)
- Na:高井一
- おしゃべりQっと!サイエンス(テレビ大阪制作)
- 知られざる世界(日本テレビ制作)
- にっぽんの自然
- 世界遺産 新たなる旅へ
- Na:槇大輔
年代不詳
脚注
外部リンク
テンプレート:通信と放送に関する制度- ↑ 放送番組センターについて(放送ライブラリー)