芸術座
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芸術座(げいじゅつざ)は、東京都千代田区有楽町にあった東宝直営の演劇専用劇場。東宝本社ビル内4階(1階は日比谷映画、地下1階はみゆき座)にあった。客席数は約750と中規模であり、客席と舞台が近いのが特長だった。
歴史
- 1957年(昭和32年)4月25日 - 開館。こけら落としの演目は森繁久弥主演の「暖簾」。
- 1958年(昭和33年)11月 - 森光子が「花のれん」で芸術座初出演。
- 1959年(昭和34年)10月5日 - 「がめつい奴」初公演。翌年(1960年)7月17日まで9ヵ月に及ぶ本邦初のロングラン興行となる。
- 1961年(昭和36年)5月18日 - 同館で公開収録のコメディ番組「笑えば天国」がフジテレビで放送開始(~1966年7月28日)。
- 1961年10月20日 - 森光子主演の「放浪記」初公演。
- 1970年(昭和45年)1-2月、5-6月 - 「雪国」公演。若尾文子、内藤洋子主演。
- 1973年(昭和48年)4月4日 - 芸術座の生みの親であった菊田一夫が死去(享年66)。
- 1980年(昭和55年) - 東宝演芸場の閉鎖に伴い、東宝名人会の興行を引き継ぐ。
- 1990年(平成2年)9月23日 - 「放浪記」が通算上演回数1,000回を突破。
- 2004年(平成16年)6月 - 老朽化した東宝本社ビル建替えのため、解体を発表する。
- 2005年(平成17年)2月10日 - 東宝名人会最終公演「さよなら芸術座お名残番組」開催。
- 2005年3月4日~3月27日 - 森光子主演の「放浪記」を最終公演として閉館。最終日はカーテンコールで「祝・大千穐楽 あたたかいご声援をありがとうございました」と書かれたパネルが舞台上に掲げられ、48年の歴史に幕を閉じた。
- 2007年(平成19年)11月7日 - 同館跡地に新劇場『シアタークリエ』がオープンした。
外部リンク
- さらば日比谷映画、みゆき座 東宝本社ビル再開発へ - YOMIURI ON LINE「ジブリをいっぱい」(2004年7月6日)