嘉義県
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嘉義県(かぎけん)は台湾中南部の県。台湾語ではKa-gīと発音される。県政府所在地は太保市。
目次
地理
北部は雲林県、北東部は南投県、南東部は高雄市、南部は台南市とそれぞれ接しており、県内を北回帰線が通過している。かつては平埔族の一つであるホアニア族が居住する地域であるが、現在は台湾原住民の鄒族が多く居住している。
なお、嘉義県の位置については、「台湾の行政区分」にある地図を参照。
歴史
行政区画
区分 | 数 | 名称 |
---|---|---|
市 | 2 | 太保市 | 朴子市 |
鎮 | 2 | 布袋鎮 | 大林鎮 |
郷 | 14 | 民雄郷 | 渓口郷 | 六脚郷 | 東石郷 | 義竹郷 | 鹿草郷 | 水上郷 | 中埔郷 | 竹崎郷 | 梅山郷 | 番路郷 | 大埔郷 | 新港郷 | 阿里山郷 |
※嘉義市については台湾省の省轄市であり、別の行政区域である。
教育
大学
技術学院
高中・高職以下の教育機関については下記行政区分項目を参照。
交通
鉄道
西部幹線縦貫線によって台湾西部の主要都市と連絡されているほか、観光鉄道として著名な阿里山森林鉄道が県内を通っている。
台湾版の新幹線である、台湾高速鉄道の開通により、嘉義から台北までは約1時間、高雄までは約30分で連絡されるようになった。
道路
中山高速公路、第二高速公路の2本の高速道路で台湾西部の主要都市と連絡されている。
航空
産業
農業県であり県内では高山茶のほか、柿、梨、グアバ、愛玉子、ライチ(茘枝)など果実の栽培が盛んである。
県内の主な見どころ
- 阿里山森林レジャーエリア(阿里山森林遊樂區)
- 中央廣播電台民雄分台 - 1937年(昭和12年)に設立されたラジオ局の分室。戦前及び第二次世界大戦中は、主に日本軍が南進政策や大東亜共栄圏の政治宣伝工作のために使用した。戦後は中国国民党が接収し、大陸反攻の宣伝に使用。現在も敷地内に当時の建物がそのまま残されており、放送文物館として開放されている。
その他
- 森川清治郎 - 元副瀬村警察官。死後に義愛公(土地神)として祀られている。
嘉義県出身の著名人
関連項目
外部リンク
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