新玉名駅
新玉名駅(しんたまなえき)は、 熊本県玉名市玉名にある、九州旅客鉄道(JR九州)九州新幹線(鹿児島ルート)の駅である。
玉名市の代表駅である鹿児島本線の玉名駅から4km北東の位置に離れた場所にある新幹線単独駅で、玉名駅への移動はタクシーかバスを用いる必要がある。なお、玉名駅とは選択乗車が可能である。
目次
駅構造
相対式ホーム2面2線を持つ高架駅である。通過線がなく、安全のために可動式安全柵が設けられている 直営駅でみどりの窓口がある。改札口には、自動改札機が設置されている。 出入口は、南口と北口から出入りできる。
駅舎
2006年6月、玉名市は歴史と文化に基づいた、やすらぎ・ぬくもり・あたたかみのある、近代的な駅舎ではない「森の駅」にして欲しいという要望を鉄道建設・運輸施設整備支援機構に提出している。これは市や県、市民、有識者、関連団体による検討会によってまとめられたイメージである。また、翌07年2月には同機構が作成した素案に対する市民の意見を募り、これに対して12人から22の意見が寄せられた[1]。
2007年5月30日、鉄道建設・運輸施設整備支援機構により、駅舎デザインが発表された。鉄筋コンクリート2階建の駅舎は木立や蔵をイメージしたもので、市側がかねてより要望していた温かみのある「森の中の駅」のコンセプトとしている。ガラス張りの壁面上に木材で覆われた鉄骨が規則正しく配置され、木立の間から光が差し込む森を演出したほか、駅の出入口には蔵や石橋等を採り入れ、歴史遺産を感じさせるデザインとなっている[1]。
のりば
11 | ■九州新幹線(上り) | 博多・新大阪方面 |
12 | ■九州新幹線(下り) | 熊本・鹿児島中央方面 |
駅舎内の売店・案内所・駅レンタカー営業所
駅弁
「観光ほっとプラザ・たまララ」で以下の弁当が販売されている。
- 玉名まるごと四季彩薬草弁当(日本料理たがみ)
- 山菜とりめし(日本料理たがみ)
- 山菜寿し(日本料理たがみ)
- 南関揚げ巻き寿司弁当大蛇の瞳(創作和食ダイニング善)
駅周辺
玉名市街地の北東、菊池川の右岸に広がる田園地帯の一角に駅が設けられた。駅入口は南口と北口に分かれているが、主たる駅前ロータリーは玉名市街地に近い側の南口になる。駅前には、250台分の駐車場が無料開放されている。
バス路線
産交バスによる運行で以下の路線が乗り入れる。(運行営業所は玉名営業所)
- 京12 熊本交通センター - 玉名駅(植木・梅林・新玉名駅・玉名温泉経由)
- 玉名駅 - 新玉名駅 - 南関上町
- 玉名駅 - 新玉名駅 - 山鹿バスセンター(東郷経由)
- 玉名駅 - 新玉名駅 - 山鹿バスセンター(米の岳経由)
- 玉名駅 - 新玉名駅 - 山鹿バスセンター(山部田・下津原経由)
- 九州看護福祉大学線(一部)
- 玉4 長洲玉名線(荒尾産交 - グリーンランド正門 - 長洲港 - 玉名駅 - 玉名温泉 - 新玉名駅)
利用状況
2013年度の1日平均利用人員は1,219人である。
歴史
- 2011年(平成23年)3月12日 - 九州新幹線 (鹿児島ルート)の博多駅 - 新八代駅間の開業に伴い、九州旅客鉄道(JR九州)の駅として開業。
その他
駅名について
一般応募で応募は580通ほどあり、26点までに絞られた。2008年(平成20年)2月、6点までに絞られ、市に報告(新玉名駅・肥後玉名駅・西南之駅・湯郷菊池川駅・玉名温泉駅・新たまな駅の6つ)。同年3月、市が新駅名6候補をJR九州に提言。同年4月にJR九州は、新玉名駅を正式名称として決定した。