豊後中村駅
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テンプレート:駅情報 豊後中村駅(ぶんごなかむらえき)は、大分県玖珠郡九重町大字右田にある、九州旅客鉄道(JR九州)久大本線の駅である。
九重山および九重"夢"大吊橋への玄関口であり、特急「ゆふ」が停車する。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。もとは単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線のあわせて2面3線をもっていたが、駅舎から最も離れた1線が撤去され2面2線となった。
古くからの木造駅舎があったが、2010年(平成22年)に茅葺き屋根の新駅舎に建て替えられた。茅葺きの駅舎は全国で2例目。
2011年(平成23年)4月23日には、駅舎内に地元の食材を使った郷土料理を供する食堂が開業した[1][2]が、2013年(平成25年)3月に閉店した。
その後、2013年(平成25年)9月に、九重町観光協会の事務所が九重町役場から移転した。[3]
JR九州鉄道営業による業務委託駅であったが、2010年4月1日より九重町に業務が委託され、簡易委託駅となっている。切符の販売は町から受託した九重観光サービスが行っている。マルスは無いがPOS端末が設置されている。
利用状況
- 2011年度の1日平均乗車人員は83人(前年度比-3人)である。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2000 | 145 |
2001 | 131 |
2002 | 148 |
2003 | 119 |
2004 | 120 |
2005 | 121 |
2006 | 108 |
2007 | 111 |
2008 | 105 |
2009 | 94 |
2010 | 86 |
2011 | 83 |
駅周辺
- 九重町立野上小学校
- 九重町立野上中学校
- 野上郵便局
- 野上幼稚園
- 国道210号
- 大分自動車道九重インターチェンジ
- 大分県道40号飯田高原中村線
バス
- 日田バス-牧の戸峠、九重登山口、森町方面
- 九重町コミュニティバス
- YOKARO
歴史
- 1928年(昭和3年)10月28日 - 鉄道省(国有鉄道)の駅として開業。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
- 2010年(平成22年)1月26日 - 駅舎建替工事開始。
- 2010年(平成22年)4月1日 - 簡易委託化。
- 2010年(平成22年)6月30日 - 豊後中村活性化交流センターと併設した新駅舎落成。
- 2012年(平成24年)- 駅舎内のテナント撤退。
その他
駅名に豊後が冠せられたのは、当時常磐線に中村駅があったからである。中村駅は1961年に相馬駅と改称された。その後、1970年に中村線(現・土佐くろしお鉄道)に中村駅が開業したが、当駅の方が古いにもかかわらず旧国名を冠するという珍しい現象が発生することとなった。なお、中村駅は国鉄の自動車駅時代は土佐中村駅を名乗っていた。
隣の駅
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:久大本線- ↑ 夢食堂:JR豊後中村駅舎内で開業/大分テンプレート:リンク切れ 毎日新聞、2011年4月24日
- ↑ 九重町「夢食堂かやぶきや」の夢丼 おおいた味散歩 oitatv.com、2011年04月29日
- ↑ 初の役場外 観光協会が豊後中村駅に移転 大分合同新聞、2013年10月16日