ワット・プラマハータート

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年5月18日 (日) 20:48時点におけるAtsonivt (トーク)による版 (関連項目)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:タイの寺院 ワット・プラマハータート=ウォーラマハーウィハーンタイ、ナコーンシータンマラート県にある仏教寺院の一つ。いわゆる王室寺院である。早くから上座部仏教(小乗仏教)が伝来しタイ南部における仏教の中心的存在であった。またスコータイ王朝時代にスコータイへ僧を送り、タイ中部の仏教の伝来にも大きな役割を果たした。旧称はワット・プラボーロマタートであるが、現在ではこの名称は別の多くの寺院に用いられている。

概要

寺院の中心的存在である仏塔、プラ・マハータートは地元の伝承および歴史書においては311年シュリーヴィジャヤ王国時代の建設となっているが、実際には13世紀ごろのナコーンシータンマラート王国の建国者シータンマーソッカラートの建設であろうと歴史学者は考えている。この時代には、この寺院は全盛期を迎え12,000人の僧を抱えた一方、スコータイに僧を送り出すなどタイ中部の仏教隆盛を促した。このため寺院の位置するナコーンシータンマラートはムアンプラ(僧の街)と呼ばれるようになったほどであった。その後もマレー半島における仏教の中心地としてもてはやされ、ナコーンシータンマラートを代表する寺院としての地位を保った。

関連項目