サラトフ州
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年3月13日 (木) 18:40時点における119.83.205.210 (トーク)による版
テンプレート:基礎情報 ロシアの連邦構成主体 サラトフ州(サラートフ州;テンプレート:Lang-ruサラータフスカヤ・オーブラスチ)はロシア連邦、沿ヴォルガ連邦管区に含まれる州(オーブラスチ)の一つ。州都はサラトフ。ヨーロッパ・ロシアの東部、ウラル山脈西部に位置する。
概要
地理
東ヨーロッパ平原の東南部、ヴォルガ川下流域に位置する。東にカザフスタン共和国、南にはヴォルゴグラード州、西はヴォロネジ州、北はペンザ州、サマラ州、ウリヤノフスク州、オレンブルク州と接する。境界線は約3,500km。
大陸性の気候。夏には30度を越える日が続く。降水は月に12日から15日ほど。
標準時
この地域は、モスクワ時間帯の標準時を使用している。時差はUTC+4時間で、夏時間はない。(2011年3月までは標準時がUTC+3、夏時間がUTC+4であった)
歴史
16世紀以降、サラトフ周辺へのロシア人の入植が始まった。1797年にテンプレート:仮リンク(1797年 - 1928年)が設置される。1934年からサラトフ地方、1936年12月よりサラトフ州。現在の境界線は1941年に決定されたものである。
現在の州知事ドミートリイ・アヤツコフの任期は2005年4月2日まで。2004年12月末、20人以上のサラトフ州議会の議員が、アヤツコフを次期州知事の候補としないよう、プーチン大統領に請願書を提出した。
産業
原油や天然ガスの採掘、航空機の製造、化学工業、食品加工などが盛ん。
都市
州都サラトフのほかに、エンゲリス、バラコヴォ、バラショフ、ヴォリスクなど。
その他
サラートフ州にはロシアの最新型戦略爆撃機であるTu-160を運用するロシア空軍第37航空軍の基地が置かれている。