藤女子短期大学
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テンプレート:大学 (廃止)学生募集は1999年度まで。2000年度より藤女子大学へ完全統合により短期大学は学生募集を停止し、2001年7月30日廃止[1]。
概要
大学全体
教育および研究
- 設置されていた学科の一つである生活学科は、元々は家政科で短大開学時において既に設置されていた。旧来の家政科には家政専攻と食物栄養専攻があり、前者では2年次から家庭経営・家庭経済・家政学実習などを学ぶ生活経営コース、栄養学・調理学・調理学実習などを学ぶ食物コース、被服材料学・染色学・意匠学などを学ぶ被服コースがあったが、生活学科となってからは、上記の3コースを統合。
- 保育科では保育者の養成を執り行っており、『保育科学生紀要』が発行されていた。
学風および特色
沿革
- 1925年 札幌藤高等女学校が創設される。
- 1950年 藤女子短期大学開学。
- 国文科
- 英文科
- 家政科
- 1955年 保育科を増設[2]。
- 1960年 別科家政専修を設置。
- 1976年 家政科を専攻分離する。
- 1992年 石狩キャンパスができる。
- 1999年度をもって学生募集を終了。
- 2001年 廃止。
基礎データ
所在地
- 札幌キャンパス(北海道札幌市北区北16条西2-21)
- 石狩キャンパス(北海道石狩市花川南4条5)
教育および研究
組織
学科
- 国文科
- 英文科
- 家政科
- 家政専攻
- 食物栄養専攻
- 保育科
専攻科
- なし
別科
- 家政専修:募集は1991年度まで
取得資格について
- 保育士:保育科にて設置されていた。
- 栄養士:家政科食物栄養専攻にて設置されていた[3]。
- 中学校教諭二種免許状
- 幼稚園教諭二種免許状:保育科にて設置されていた。
- なお、当初は高等学校教諭免許状の教職課程も設けられ、家政科で(家庭)、国文科で(国語)、英文科で(英語)となっていた[4]。
大学関係者と組織
大学関係者一覧
大学関係者
- 歴代学長
出身者
文化
芸能
放送
- 青山夕香 - キャリアアドバイザー、イベント司会者、元エフエム北海道アナウンサー
- 今中麻貴 - 札幌テレビ元アナウンサー
- 北川久仁子 - ラジオパーソナリティ
- 熊谷光紗 - ラジオパーソナリティ
- 堺なおこ - フリーアナウンサー
- 高山幸代 - 札幌テレビアナウンサー
- 渡辺陽子 - 北海道放送アナウンサー
その他
施設
キャンパス
札幌キャンパス
- 使用学科:国文科・英文科・保育科
- 使用専攻科:なし
- 使用附属施設:なし
石狩キャンパス
- 使用学科:生活学科
- 使用専攻科:なし
- 使用附属施設:なし
寮
- 藤女子短期大学には大学と同様、「カタリナ寮」と呼ばれる学生寮があった。
対外関係
系列校
編入学・進学実績
- 藤女子大学への編入学実績があった。ほか、家政専攻(生活学科)卒業生の中には、藤女子短期大学国文・英文・保育の各科に再入学した人もいる。
脚注
- ↑ 平成23年度『全国短期大学高等専門学校一覧』255頁より。
- ↑ この年度における入学者数は33となっている。
- ↑ 『藤女子短期大学50年 藤女子大学40年』によると、家政科食物栄養専攻の前身である家政科食物コースの在学生は、栄養士と教員免許を取得するのに日々多忙だったようである。卒業所要単位として130単位以上取得しなければならない程だった。その背景から、家政科食物コースを食物栄養専攻に改組して栄養職員のみを目指すカリキュラムに変更されたとなっている。
- ↑ 『教員養成課程認定大学短期大学一覧』(1955年)51頁より。
参考文献
- 『全国学校総覧』
- 『短期大学一覧』
- 『全国私立大學・短期大學入学案内』(昭和27年度用:日本私立大學協會 日本私立短期大學協會共編)
- 『教員養成課程認定大学短期大学一覧』(文部省大学学術局編)
- 『教員養成課程認定大学短期大学等総覧』(全国高等学校長協会編)
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『藤女子短期大学50年 藤女子大学40年』