美里町 (埼玉県)
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美里町(みさとまち)は、埼玉県北西部にある人口約1万2千人の町。本庄市への通勤率は18.8%(平成22年国勢調査)。自然に恵まれ、ブルーベリーなどの観光果樹園が町内各地にある。歴史も深く、文化財も多数残る。
目次
地理
歴史
- 1889年4月1日 - 那珂郡広木村・駒衣村・中里村・古郡村・甘粕村・木部村が合併し、松久村となる。那珂郡白石郷・猪俣村・円良田村が合併し、大沢村となる。児玉郡阿那志村・根木村・沼上村・関村・下児玉村・南十条村・北十条村・小茂田村が合併し、東児玉村となる。
- 1896年4月1日 - 那珂郡が廃止され、児玉郡に編入される。
- 1954年5月 - 3村合併協議会発足
- 1954年10月1日 - 児玉郡東児玉村・松久村・大沢村が合併し、美里村となる。
- 1957年4月1日 - 大字広木の一部を児玉町に編入。
- 1974年10月 - 合併20周年記念式典挙行。
- 1976年4月1日 - 児玉町との間で境界変更。(大字下児玉の一部と児玉町大字下浅見の一部)
- 1981年6月1日 - 大里郡岡部町との間で境界を変更。(大字関の一部と岡部町大字後榛沢の一部)
- 1984年10月1日 - 町制施行し美里町となる。合併30周年記念式典挙行。
- 1984年12月1日 - 大里郡岡部町との間で境界を変更。(大字関の一部と岡部町大字後榛沢の一部)
- 1989年3月1日 - 大里郡岡部町との間で境界を変更。(大字関の一部と岡部町大字後榛沢の一部)
- 1989年10月 - 合併35周年、町制5周年記念式典挙行。
- 1992年12月 - 戸田市と姉妹都市提携調印。
- 1994年10月 - 合併40周年、町制10周年記念式典挙行。
- 2002年2月 - 松久駅改築。
- 2004年10月1日 - 合併50周年・町制20周年となる。11月、記念イベントも行われる。
- 2004年10月 - まごころ国体で、綱引き競技を開催。炬火リレーも行われる。
人口
行政
歴代首長
- 小林庄三郎(1954年11月 - 1962年11月)
- 下山恭司(1962年11月 - 1970年11月)
- 小林三郎(1970年11月 - 1974年11月)
- 新井富士重(1974年11月 - 1986年11月)
- 春山一三(1986年11月 - 1992年4月)
- 野口重信(1992年5月 - 2008年5月)
- 原田信次(2008年5月 - )
姉妹都市
- 埼玉県戸田市 - 1992年12月1日締結
経済
事業所を置く主な企業
地域
教育
電話番号
市外局番は町内全域が「0495」。同一市外局番の地域との通話は市内通話料金で利用可能(本庄MA)。収容局は埼玉美里局のみ。
郵便番号
郵便番号は町内全域が「367-01xx」(児玉郵便局が集配を担当)である。
交通
鉄道
路線バス
タクシー
タクシーの営業区域は県北交通圏で、熊谷市・深谷市・本庄市・行田市・加須市・羽生市などと同じである。
道路
- 高速道路
- 関越自動車道
- インターチェンジはない。最寄りのインターチェンジは、本庄児玉IC(本庄市)と花園IC(深谷市)である。寄居町や深谷市との境界付近に位置する寄居PAにスマートインターチェンジを設置する計画もある。
- 関越自動車道
祭事・旧跡・名所
祭り、行事
- ポピーまつり ‐4月下旬-5月下旬‐
- 猪俣百八燈(国の重要無形民俗文化財)及び美里夏祭り花火大会‐8月15日‐
- コスモスまつり ‐10月‐
- 関の獅子舞(町指定有形文化財) ‐10月‐
- 関地区で10月に開かれる獅子舞の祭。
遺跡、旧跡等
- 真東寺
- 長坂聖天塚古墳
- 水殿瓦窯跡(国の史跡)
- さらし井(県指定旧跡)
- 広木地区にある、奈良時代に織布を洗いさらすために使用された井戸の遺跡。
- 義民遠藤兵内の墓
- 猪俣小平六範綱の墓
- 応安の板碑(町指定文化財)
- 集古十種(松平定信編纂)に記載される。そこには「桐生碑」として記載されるが、桐生には見つからず長年桐生の郷土史家の謎となっていた。偶然埼玉の資料を見た小林一好に発見される。詳細は「桐生碑発見顛末記」(小林一好 昭和41年3月)に記されている。白石の臨済宗妙心寺派宗清寺 (埼玉県美里町)にある。