松久駅
松久駅(まつひさえき)は、埼玉県児玉郡美里町大字甘粕にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)八高線の駅である。
歴史
- 1933年(昭和8年)1月25日 - 国鉄八高線 寄居駅-児玉駅間の開通と同時に開業。旅客・貨物の取扱を開始。
- 1960年(昭和35年)3月1日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1982年(昭和57年)7月1日 - 無人化。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
- 2002年(平成14年)2月8日 - 木造建築の駅舎から、現在の駅舎へ改築。ICカードSuica供用開始。
- 2012年(平成24年)3月 - 現駅舎の真ん前に「松久駅前情報館」が完成(後述)。
駅構造
駅舎は2002年に新築された。トイレは水洗式で、駅舎脇のホーム上にある。以前は駅舎内にあったがトイレが新設された際撤去され、待合室に改造されている。高崎駅管理の無人駅。乗車駅証明書発行機と簡易Suica改札機が設置されている。
路線 | 行先 |
---|---|
テンプレート:Color八高線 | 高崎・寄居・高麗川方面 |
利用状況
- 2010年度の1日平均乗車人員は119人である。
年度 | 一日平均 乗車人員 |
---|---|
1999年 | 116 |
2000年 | 115 |
2001年 | 111 |
2002年 | 103 |
2003年 | 83 |
2004年 | 96 |
2005年 | 98 |
2006年 | 97 |
2007年 | 103 |
2008年 | 106 |
2009年 | 120 |
2010年 | 119 |
2011年 |
駅周辺
美里町に位置する唯一の駅であるが、町の南部では用土駅が、町の北部では本庄早稲田駅や本庄駅の方が近く、また八高線の本数も少ないことから、高崎方面への旅客で当駅を利用するのは松久地区・大沢地区の住民が主となっている。
駅の周辺は住宅街となっており、県道本庄寄居線まで出れば、飲食店や薬局などがある。
駅前には送迎用の駐車スペースがある。特に駐車・駐輪禁止との表示はないため、地元の利用者はここに車両を止めて行くことが多い。飲料の自動販売機が設置されている。その西側には無料の駐車場もあり、駐輪場も併設されている。なお、周辺にはこのほかに駅利用者向けの駐車・駐輪場などはない。その他駅周辺には美里町町内循環バスの「松久駅」バス停が置かれている。
- 美里町役場
- 美里郵便局
- 遺跡の森総合公園
- 美里町民体育館
- 美里町民武道館
- 美里町立図書館
- 美里町立美里中学校
- 美里町立松久中学校
バス路線
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 | |
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松久駅 | 沼上下宿・湯かっこ・松久駅 | 遺跡の森総合公園 | 美里町町内循環バス | 休日を除く火~土曜運転 | ||
大関・湯かっこ・松久駅 | 遺跡の森総合公園 | |||||
遺跡の森総合公園・甘粕北口・円良田特産センター | 遺跡の森総合公園 | |||||
遺跡の森総合公園 | ||||||
松久 | 用土・埼玉よりい病院前・寄居駅入口 | 寄居車庫 | 武蔵観光バス | |||
小茂田・本庄文化会館入口 | 本庄駅南口 | 武蔵観光バス |
駅前情報館
現在の駅舎は、2002年に木造建築から建て替えられたが、住民や利用者らから「公衆トイレのようだ」などと批判が多く、再度駅舎を改築して町の玄関口として相応しいものにすべきと言う意見が強かった。美里町の野口重信町長も2007年12月の町議会の一般質問で財政面からもすぐに実現できるかは分からないとしながらも、「ログハウス風」の駅舎にするのもいいのでは、と具体的な案も示していた[1]。しかし完成してから10年も満たない上に利用者も多いとは言えない中でJRが駅舎を改築するのは現実味に乏しく、結局美里町が現在の駅舎の真ん前に「松久駅前情報館」というログハウス風の公共施設を建設、2012年3月に竣工した。
なお、同じ八高線では、明覚駅がログハウス風の建築となっている。
隣の駅
- 東日本旅客鉄道
- テンプレート:Color八高線