水前寺駅
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テンプレート:駅情報 水前寺駅(すいぜんじえき)は、熊本県熊本市中央区水前寺一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の駅である。
駅構造
島式ホーム1面2線を有する地上駅。下り方には5両編成まで留置可能な留置線が設けられている。元々は駅舎(現・南口)側に単式ホーム1面と現在使用している島式ホーム1面の計2面3線だった。
直営駅で、みどりの窓口が設置されている。駅舎には美容室などの商業施設、3階以上にはマンションを併設している。改札口やみどりの窓口、キヨスクなど駅機能は2階にある。2012年12月1日よりSUGOCAが利用可能となったが、当駅に自動改札機の設置は行われず、ICの読み取り機のみ設置している。
のりば
1 | テンプレート:Color豊肥本線(上り) | 熊本方面 |
---|---|---|
2 | テンプレート:Color豊肥本線(下り) | 武蔵塚・肥後大津・阿蘇方面 |
- Suizenji station 2.jpg
北口(2006年9月7日)
- Suizenji station 3.jpg
ホーム(2006年12月12日)
利用状況
各年度の乗車人員は下表の通り。「熊本市統計書」各年度版に基く。なお、小数点以下は四捨五入処理を行っている。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
増減率 |
---|---|---|
1976年(昭和51年) | 3,002 | |
1977年(昭和52年) | 2,659 | -11.4% |
1978年(昭和53年) | 2,494 | -6.2% |
1979年(昭和54年) | 2,510 | +0.6% |
1980年(昭和55年) | 2,122 | -15.4% |
1981年(昭和56年) | 2,086 | -1.7% |
1982年(昭和57年) | 1,964 | -5.9% |
1983年(昭和58年) | 1,971 | +0.3% |
1984年(昭和59年) | 1,782 | -9.6% |
1985年(昭和60年) | 1,635 | -8.3% |
1986年(昭和61年) | 1,679 | +2.7% |
1987年(昭和62年) | 1,963 | +16.9% |
1988年(昭和63年) | 1,825 | -7.1% |
1989年(平成元年) | 1,213 | -33.5% |
1990年(平成2年) | 1,422 | +17.2% |
1991年(平成3年) | 1,348 | -5.2% |
1992年(平成4年) | 1,417 | +5.1% |
1993年(平成5年) | 1,528 | +7.9% |
年度 | 1日平均 乗車人員 |
増減率 |
---|---|---|
1994年(平成6年) | 1,501 | -1.8% |
1995年(平成7年) | 1,603 | +6.8% |
1996年(平成8年) | 1,692 | +5.6% |
1997年(平成9年) | 1,636 | -3.3% |
1998年(平成10年) | 1,621 | -0.9% |
1999年(平成11年) | 1,684 | +3.9% |
2000年(平成12年) | 1,795 | +6.6% |
2001年(平成13年) | 1,888 | +5.1% |
2002年(平成14年) | 1,893 | +0.3% |
2003年(平成15年) | 2,076 | +9.6% |
2004年(平成16年) | 2,164 | +4.3% |
2005年(平成17年) | 2,268 | +4.8% |
2006年(平成18年) | 2,382 | +5.0% |
2007年(平成19年) | 2,517 | +5.6% |
2008年(平成20年) | 2,656 | +5.5% |
2009年(平成21年) | 2,704 | +1.8% |
2010年(平成22年) | 2,742 | +1.4% |
2011年(平成23年) | 2,946 | +7.4% |
2012年(平成24年) | 2,889 | -2.0% |
駅周辺
基本的には高層マンションなども立ち並ぶ住宅街であるが、北口側は高等学校や大学、劇場などが集中し、文教地区となっている。
駅ビル「フレスタ水前寺」
その他、合計8店舗。核店舗の1つであったミドリ薬品は閉店した。
南口側
- ホテルSLOW Suizenji(旧 ビジネスホテル水前寺衆星)
- 水前寺駅前郵便局
- 熊本市水前寺競技場・熊本市水前寺野球場
- 熊本競輪場
- 熊本武道館
- 水前寺成趣園 - 当駅南口正面の通りを約800m、または隣の新水前寺駅下車、熊本市電健軍町方面に乗り換え。
- 熊本ゼミナール水前寺校・未来館
北口側
バス路線
南口側に水前寺駅前、北口側に熊高正門前(くまたかせいもんまえ)と水前寺駅北口のバス停がある。双方とも、熊本市営バスと「熊本都市バス」の路線を利用できる。「水前寺駅北口」バス停は2008年4月に新設された。
- のりば1(熊高正門前)
- (都市) 味1 保田窪経由 日赤・長嶺(長嶺団地)、日赤・月出(小峯営業所)
- のりば2(熊高正門前)
- (都市)味1・島1 味噌天神・電車通り経由 交通センター・日向崎・荒尾橋方面
- のりば3(水前寺駅北口)
- (都市)鹿1・新1 県立劇場・NTT病院・電車通り経由 交通センター・新町・城西校方面
- のりば4(水前寺駅前)
- (市営・都市)味4 競輪場前・京塚経由 小峯営業所・小峯・三山荘方面
- (都市) 味2 保田窪経由 日赤・長嶺(長嶺団地)、日赤・月出(小峯営業所)
- のりば5(水前寺駅前)
- のりば6(水前寺駅前)
- (都市)味2・島2 味噌天神・電車通り経由 交通センター・日向崎・荒尾橋方面
歴史
戦時中は現在の健軍に三菱重工業の工場「熊本航空機(第九)製作所」が立地し、跡地に戦後しばらくの間、国鉄小倉工場熊本分工場が設置され当駅より引込線(三菱工場建設と同時期に敷設)が存在した。現在は陸上自衛隊が駐屯している。
- 1914年(大正3年)6月21日 - 鉄道院が開設。
- 1945年(昭和20年)7月2日 - 米空海軍による熊本大空襲で初代駅本屋が被災全焼。
- 1948年(昭和23年) - 2代目駅舎完成。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が承継。
- 1992年(平成4年)4月1日 - 駅レンタカー営業開始。[1]
- 1999年(平成11年)3月31日 - 駅レンタカー営業終了。[2]
- 2003年(平成15年)3月1日 - 現4代目駅舎完工営業開始。北口の新設。
- 2012年(平成24年)12月1日 - 交通系ICカードSUGOCA導入。
隣の駅
※特急「九州横断特急」の隣の停車駅は列車記事を参照のこと。