太陽誘電

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テンプレート:Infobox 太陽誘電株式会社(たいようゆうでん、TAIYO YUDEN CO.,LTD.)は、受動電子部品を主とした電気機器製造会社である。一般消費者の間ではCD-RThat'sブランド)などの記録メディアのメーカーとして知られる。研究者の佐藤彦八が1950年(昭和25年)設立。本社は東京都台東区、工場は群馬県高崎市など。

沿革

  • 1950年(昭和25年)3月 - 東京都杉並区に太陽誘電株式会社を設立、磁器コンデンサ及びステアタイト磁器絶縁体の生産を開始。
  • 1970年(昭和45年)3月 - 東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
  • 1973年(昭和48年)1月 - 東京証券取引所市場第一部指定。
  • 1973年(昭和48年)5月 - 東京都台東区上野1-2-12に本社ビルを新設し本社を移転。
  • 1988年(昭和63年)2月 - 東京都台東区上野6-16-20に本社を移転。

商品

主力は電子部品。CD-R、DVD-R、BD-Rなどの記録メディアは製造を行っているが、販売はスタート・ラボが行っている。

電子部品

誘電体セラミックを使用したコンデンサや、フェライトセラミックを使用したインダクタなどの受動電子部品、および電子部品技術を生かした高密度実装によるBluetoothやLCDバックライトのモジュールなどを主力商品としている。

2001年(平成13年)には群馬県群馬郡(現・高崎市)に電波暗室棟を設立。 関連ノイズ対策部品の販売拡大を狙い、10m暗室、アンテナ評価設備、Bluetooth認証設備、近傍電磁界同時測定の設備を兼ね備えた運営を行っている。また、近年はフラットパネルディスプレイ向けバックライトモジュールの売り上げが好調である。

記録メディア

以前は磁気テープであるカセットテープビデオテープVHS等)などの磁気テープをThat'sブランドとして製造販売していたが、1993年(平成5年)に記録メディア事業をソニーとの合弁会社であるスタート・ラボに移管した際に販売事業から撤退。CD-RDVD-RBD-R LTHを製造し、スタート・ラボからThat'sブランドとして発売している。

同社の光学メディアは、福島県伊達市にある子会社「ザッツ福島」によって一貫生産されている。ソニーのCD-R、富士フイルムのDVD-Rなど大手メーカーへOEM供給をしている。他にもTDKパナソニックなどへのOEM供給もしている。また、日立マクセルにはOEM供給していたものの、同社が自社生産に切り替えたためにDVD-R製品のOEM供給を止めた。ただし、CD-Rは現在もOEM供給している。BD-R LTHは自社生産であるが・BD-R・BD-REは他社の生産である。

2008年(平成20年)10月には日本ビクター(現・JVCケンウッド)の記録メディア部門を分社化したビクターアドバンストメディアが太陽誘電の傘下に入った。

CMキャラクター

かつて磁気テープを販売していた頃はCMも盛んに行われていた。

所属著名選手

同社の女子ソフトボール部『太陽誘電ソルフィーユ』は日本ソフトボールリーグにおいて1987年から連続して女子1部リーグに在籍し、リーグ優勝6回を数える強豪として知られ、日本代表等に多くの選手を送り出している。 全国タイトルは、リーグ6回、全日本総合10回、全日本実業団4回、国体12回の計32回でルネサス高崎についでの多さを誇る。

関連会社

  • 太陽化学工業株式会社
  • 赤城電子株式会社
  • 株式会社環境アシスト
  • 株式会社ザッツ福島
  • サンヴァーテックス株式会社
  • 太陽誘電エナジーデバイス株式会社
  • 株式会社スタート・ラボ - ソニーとの合弁会社
  • 中紀精機株式会社
  • 新潟太陽誘電株式会社
  • ビクターアドバンストメディア株式会社 - 日本ビクターとの合弁会社。VHSテープの生産も手掛ける。
  • 太陽誘電モバイルテクノロジー株式会社

関連項目

外部リンク

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