ビッキーズ
ビッキーズは、木部信彦と須知裕雅の2名で構成されていたよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の日本のお笑いコンビである。2007年10月1日に解散した。
メンバー
- 須知裕雅(すち ひろまさ、1972年1月26日 - )
- ボケ担当。立ち位置は向かって右。
- 漫才の時に履いている靴はシークレットブーツである。
- はっぴを着て漫才をする。
- 解散後は「すっちー」と改名し、吉本新喜劇に入団。ピン芸人として活動している。
- 高校は大阪府立茨木西高等学校に通っており、同級生にナインティナインの矢部浩之が在籍していた。
概要
うめだ花月を拠点としており、須知はハッピを着て漫才を行う。漫才は最近では珍しい「ぼやき漫才」で漫才中にイライラしている須知のボケに対し、木部が温かいツッコミを入れていく漫才をする。テンポの速い漫才であるため下積み時代はよく前説を任されていた(当時は前説KINGと言われていた)。漫才を始める前に須知が観客に飴をばらまくパフォーマンスを行うが、これはその頃から続いているものである。
漫才をはじめる時には、須知が飴をカゴに入れて持ってきて客席に飴を撒いてから、両手の人差し指を上下に立て「ビキビキ・ビッキーズ!」と言うパフォーマンスをする(現在、このパフォーマンスを笑い飯の哲夫が行うことがあり、最近では第10回M-1グランプリでも披露していた。)。デビューが遅いため、千原ジュニア、陣内智則、たむらけんじ、ケンドーコバヤシなど、彼らより年下の先輩が多い。
結成当初のコンビ名は「LSD」であり、本人達は自動車の装置であるリミテッド・スリップ・デフ(Limited Slip Differential)の意味で命名したが、周りから薬のLSDと勘違いされてしまうため、1998年夏頃「ビッキーズ」に改名。由来は、2人でタウンページを見ながらコンビ名候補を探していた際に偶然見つけた店名から取った。
略歴
脱サラして1996年にコンビ結成。2006年でコンビを結成して10年となり、M-1グランプリへの出場権を失った。参加資格のあった6年間、1度も決勝に進むことはなかったが、毎年準決勝までは進出していた。2007年10月1日、吉本興業の所属タレントが子会社のよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属となったその日に解散した。
受賞歴
- 2001年 第22回ABCお笑い新人グランプリ 優秀新人賞
- 同年 第31回NHK上方漫才コンテスト 優秀賞
- 同年 第30回上方お笑い大賞 新人賞
- 2002年 第32回NHK上方漫才コンテスト 優秀賞
- 2003年 第33回NHK上方漫才コンテスト 最優秀賞