「浮力」の版間の差分
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2014年2月23日 (日) 13:19時点における最新版
テンプレート:出典の明記 浮力(ふりょく、テンプレート:Lang-en-short)とは、水などの流体中にある物体に重力とは逆の方向に作用する力である。
浮力の原因はアルキメデスの原理によって説明される。物体は流体から圧力(静水圧)を受けている。このとき圧力は物体の上と下では異なり(富士山の頂上の気圧と麓の気圧のように)、下から受ける力の方が大きい。この物体が受ける上下の力の差が浮力である。すなわち、物体には下向きの重力とは逆の、上向きの力が作用するのである。
定式化
物体が受ける浮力は、その物体と同じ体積の(周囲の)流体に作用する重力に等しい。すなわち以下のようになる。
この式の厳密な導出には発散定理を用いる。
さらに、物体の密度が ρs であるとすると、物体にはたらく重力と浮力との合力は(上向きを正として)、
- <math>F = (\rho_f-\rho_s) Vg</math>
となる。したがって
- 物体が流体より軽い(ρs < ρf )とき、F > 0 、すなわち物体は浮く
- 物体が流体より重い(ρs > ρf )とき、F < 0 、すなわち物体は沈む
ことが分かる。
無次元数
流体力学で用いられる無次元数のうち、浮力に関するものには以下がある。いずれも、他の何らかの力との大きさの比を表す。