「M47 (天体)」の版間の差分
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M47 | |
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星座 | とも座 |
観測データ | |
種別 | 散開星団 |
赤経 (RA, α) | 7h 36.8m (J2000.0) |
赤緯 (Dec, δ) | -14°30' (j2000.0 |
距離 | 1550 光年 |
視等級 | 6.1 |
視直径 | 30 |
物理的性質 | |
直径 | 12 光年 |
色 (B-V) | _ |
絶対等級 | _ |
特性 | _ |
その他の名称 | |
250px |
1654年ごろにジョヴァンニ・バチスタ・ホディエルナが発見しているが、1771年2月19日にフランスの天文学者シャルル・メシエが独立に発見しメシエカタログに掲載した。しかしメシエが記録した位置は天の川の中であるにもかかわらずかえって星が少ない場所で、星団はなかった。一時はNGC2478のことではないかとも言われたが、メシエの記述「おおいぬの頭といっかくじゅうのうしろ足のあいだにあるかすかな星からなる星団で、明るい星が先行し、星団はとも座2番星に近い」から調べてNGC2422しかありえないという話になった。さらに1934年オズワルド・トーマスにより、メシエが位置測定の時に+と-の記号を取り違えて計算したことが確認された[1]。
肉眼ではぼんやりとかすんで見える。双眼鏡で明るい星が3角形を形作っているのがわかり、となりのM46と全く印象の異なった姿との対照が面白い。色が違った星が口径10cmの望遠鏡から見え始める。口径20cmの望遠鏡で見たジョーンズは明るい星の配列がオリオンのミニチュアだと表現した。
M46とM47はすぐ隣りにある星団で、規模も同程度であるため、南天の二重星団[2]と表現されることもある。M47は明るい星がバラバラとあるので、荒々しい印象から「男性的」と表現されることもある。