Z

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テンプレート:Sidebar Zは、ラテン文字(ラテンアルファベット)の26番目で最後の文字。小文字は z

ギリシア文字Ζ(ゼータ)に由来し、キリル文字З(ゼー)と同系の文字である。はじめラテン語には不要なためラテンアルファベットに採用されず、新たに作られた G が Ζ の位置に代わりに置かれたが、後代ギリシア語の Ζ(ゼータ)を音写する必要が生じてアルファベットの最後に加えられた。

字形

テンプレート:記号文字

2本の横線と、それをつなぐ左下がりの斜線である。しばしば下の横線が右下がりに書かれ、ベースラインを越える。さらに左に曲げられてƷとなった文字をエッジュ (ezh) と言う。この右上の部分をさらに丸め、さらに終筆から自然に右上に伸ばして交差した形が筆記体で多く用いられる。

フラクトゥールは<math>\mathfrak{Z\ z}</math>。

2と区別するために斜線に短い線を交わらせることもあり、ヨーロッパでは一般的にこれで書かれる。

呼称

音素

この文字が表す音素・音声は、

Z の意味

大文字

小文字

  • 数学では第3の未知数に使われる。x を最初に使ったことに由来する。
  • 複素数変数によく使われる。実数変数での a にあたる。
  • Unix系OSのシェルzshz shell の意味)。
  • イオン電荷単位素電荷 e を使って表した値。
  • デジタル回路では、znn サンプルの遅延を表す。

大文字・小文字

符号位置

大文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 小文字 Unicode JIS X 0213 文字参照 備考
Z テンプレート:FormattingError 1-3-58 &#xテンプレート:Dec to hex;
&#90;
z テンプレート:FormattingError 1-3-90 &#xテンプレート:Dec to hex;
&#122;
Ƶ テンプレート:FormattingError &#xテンプレート:Dec to hex;
&#437;
ƶ テンプレート:FormattingError &#xテンプレート:Dec to hex;
&#438;
テンプレート:JIS2004フォント
Ʒ テンプレート:FormattingError &#xテンプレート:Dec to hex;
&#439;
ʒ テンプレート:FormattingError 1-10-73 &#xテンプレート:Dec to hex;
&#658;
テンプレート:JIS2004フォント
テンプレート:JIS2004フォント テンプレート:FormattingError 1-3-58 &#xテンプレート:Dec to hex;
&#65338;
テンプレート:JIS2004フォント テンプレート:FormattingError 1-3-90 &#xテンプレート:Dec to hex;
&#65370;
全角

関連項目

テンプレート:Sister

テンプレート:ラテン文字