LiLiCo
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テンプレート:ActorActress LiLiCo(リリコ、1970年11月16日 - )は、日本のタレント、歌手、映画コメンテーター。所属事務所はプランチャイム。旧芸名はLILIKO(リリコ)。
目次
来歴
父親がスウェーデン人(スウェーデン貴族の血を引く外国人)で母親が日本人のハーフ。幼少期より祖母が日本から送ってくれた小包に入っていたアイドル雑誌を読み(当時は日本語が分からなかったため、もっぱら写真を見ていた)、レコードを聴いていくうちに歌手になりたいという夢を持つようになる。学生時代はコーラス部に在籍。その後、両親が離婚したため、9歳年下の弟の面倒を見ながら母を助ける。
18歳の時に来日。母親の故郷で祖母が住んでいた東京都葛飾区に移住し、弁当屋でアルバイトをしていた。
1992年、映画の主題歌で歌手デビュー。下積みを重ね、その後はトヨタ自動車の販売系列である『ネッツトヨタ』などのCMナレーターをしていた。
ある雑誌のインタビューで「好きな映画を3本教えてください」と言われ、映画を3本挙げる。2001年にその記事を見たTBS『王様のブランチ』のプロデューサーに「オーディションを受けないか」と誘われて合格。その10日後から『王様のブランチ』に映画コメンテーターとしてレギュラー出演し、以後マルチタレントとしても活躍。
映画俳優へのインタビューをはじめ、トークイベント、ナレーション、雑誌エッセイ執筆など幅広く活躍。アニメ『サウスパーク』などで声優としても活動。
エピソード
- 身長168cmだが、スウェーデンの学生時代ではクラスで一番小柄だったという。机や椅子も皆とは違う小さなサイズで、席も一番前だったとのこと。しかし声は大きく、コーラスをしていたときに「お前は声がデカいから一番後ろでいい」と顧問に言われるほどだった。
- 背中の左肩、背中中央より左、腰、右胸元など数カ所にタトゥーを入れている。
- 顔立ちと浅黒い肌から、ラテン系出身と度々間違われる。ちなみに肌は、毎週日焼けサロンに通って焼いている。
- 家族からはピーコちゃんと呼ばれていた(本名のアンソフィーがどうしても日本の祖母は発音できなくアンソピーになってしまい、ピーだけとってピーコちゃんになった)。
- 日本のアイドル雑誌を読み、ピンク色のフリフリ衣装に憧れ、日本でアイドルになろうと18歳の時に初来日。数カ月で芸能界デビューできると思っていたが、当時は日本語がまったく話せず、また日本芸能界への縁故もなくその夢は失敗した。日本語学校へ行く資金がないため、『笑っていいとも!』と『ごきげんよう』を観て日本語を覚えたとのこと。現在では、日本語とスウェーデン語、英語、の3カ国語を操る。
- 弁当屋でバイトをしていた時は日本語が分からなかったが、同じパート先の叔母の行動を見て学んでいたという。初めは高野豆腐を絞る仕事をしていたが、当時は高野豆腐が何かも分からず、食べ物だとも思っていなかった。
- 19歳のとき、当時歌のレッスンを習っていた講師から勧められて浜松市に転居。浜松にあった芸能事務所で、在籍していた演歌歌手の元で下積みを重ねる。その後、ショーパブで演歌を歌っていたり、裏方もしていたという。
- 21歳でマネージャーともう一人の歌手と独立。その後差し押さえにあい、26歳までの5年間、車でのホームレス生活をしていた。この間、Vシネマや『ロバの耳そうじ』などにセクシー路線で出演。2010年12月、ホームレス時代など自身の経験をもとにした自伝小説『ザリガニとひまわり』を出版した。
- さまざまな番組でのエンドロールで出るプロデューサーの元に直接出向き、「ぜひこの番組に出してください!」と直談判していた。特に『関口宏の東京フレンドパークII』には15年前から「出してください」と言っていたものの、「まだダメ」と断られていたという。その後、2010年6月7日放送分で初登場。谷原章介、優香、はしのえみと共に「王様のブランチチーム」で出演を果たした。
- 弟は6か国語を話せる経営学博士で、スウェーデンの大学教授をしている。
- 『お願いランキング』の2011年12月15日放送分「ストライクムービー 絶対に泣ける映画」では、『シザーハンズ』や『ロッキー』を「見たことない」「絶対に泣けない」と発言している。
主な出演作品
映画
実写映画
- 82分署(ヌードになれない女優は女優じゃない!の持論からヌードを披露)
- Would you like to ダンス?
- 援助交際 ツーショットダイヤルの女たち
- サソリ 女囚701号
- のぼうの城
- 魔女の宅急便(2014年) - ラジオDJ 役
洋画吹き替え
- リディック(ラジュン)
- スパイダーマン2
- チャーリーズ・エンジェル フルスロットル(レースのスターター(P!NK))
- シャーロットのおくりもの 2006年版(ビッツィー)
- ダレン・シャン(トラスカ)
海外アニメ
- サミーとシェリー 七つの海の大冒険(ベラ[1])
- ファインディング・ニモ(大口魚の母)
- メアリー & マックス(ヴェラ)
- ロラックスおじさんの秘密の種(テッドのママ)
劇場版アニメ
- レイトン教授と永遠の歌姫(アニー・ドレッチー)
テレビ番組
- 王様のブランチ(TBS、「@映画」コーナー、「DVDブラボー」コーナー)
- ロバの耳そうじ(日本テレビ)
- インサイド Xbox(Xbox 360で配信、「Zune Love」コーナー)
- ラン×スマ 街の風になれ(NHK BS1、2011年12月25日 - 、ナレーション)
- 水曜プレミアシネマ(TBS、ナビゲーター)
- ノンストップ!(フジテレビ、火曜日レギュラー)
- NHK高校講座 コミュニケーション英語I(NHKEテレ、2013年4月15日 - 、MC)
- 大天才テレビくん(NHKEテレ)
- 地球アゴラ(NHK BS1、2014年4月6日 - 、MC)
- 伝えてピカッチ(NHK)- 不定期出演
テレビドラマ
- 水木しげるのゲゲゲの怪談「砂かけばばあ」(フジテレビ、2013年8月31日) - 主演・砂かけばばあ 役
- マルホの女〜保険犯罪調査員〜(テレビ東京、2014年4月 - 6月) - 吾妻亮子 役
- ファースト・クラス(フジテレビ、2014年4月 - 6月) - 冒頭ナレーション / リエコ・マッカートニー 役
テレビ単発番組
- 4夜連続 知的探検スペシャル 恋愛は科学だ!(2013年2月25日~28日、フジテレビ)
- 天使のアングル(2014年7月21日、NHK総合) - MC
テレビアニメ
ゲーム
- ポイニーズ・ポイン(PlayStation 2、ラッド)
ラジオ番組
- よんぱち 48hours 〜WEEKEND MEISTER〜(TOKYO FM、「CINEMA KINEMA」コーナー月一出演)
- Cinema Wonderland(TOKYO FM)
- GROOVE LINE Z (J-WAVE、不定期出演)
- BAY SIDE FREEWAY(ベイエフエム)
- 夕やけ寺ちゃん 活動中(文化放送、月一出演)
- LiLi&GoのReady go(NHKラジオ第1、2012年7月16日)
- ピピッとサンデー Waku Waku Mix(文化放送、2013年4月7日 - 2014年3月30日)
ディスコグラフィー
シングル
- 過ぎてしまえば(1992年2月21日、日本クラウン)
- 過ぎてしまえば - 大町志郎:作詞/内山有希夫:作曲・編曲 ※映画「幻想のPARIS」主題歌
- MIRACLE LOVE - 酒井ヒデト:作詞/内山有希夫:作曲・編曲
- 過ぎてしまえば〈カラオケ〉
- MIRACLE LOVE〈カラオケ〉
- 六本木ストーリー(1992年7月23日、日本クラウン)
- 飲んで飲んで(パパイヤ鈴木とLiLiCo)(2012年2月22日、日本クラウン)
参加作品
書籍
写真集
- 前夜 LILIKO(1995年5月25日、加納典明撮影、風雅書房) ISBN 4938855011
著書
脚注
外部リンク
- 公式プロフィール
- LiLiCo オフィシャルブログ 『LiLi.Com』 Powered by Ameba(2007年2月1日 - )
- LiLiCo インタビュー〜自伝小説「ザリガニとひまわり」
- 『映画幻想のパリ』主題歌
- LiLiCoセレクトショップ「LiLiCoCo(リリココ)」