Class (音楽グループ)

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テンプレート:小文字 テンプレート:Infobox Musician classクラス)は、日本男性デュオグループ。デビュー曲の『夏の日の1993』は販売枚数170万枚を超えるミリオンヒットを記録した。1996年に解散したが、2003年に再結成。さらに2008年より、日浦孝則に代わり、class所属のGMAエンタープライズ代表取締役である岡崎公聡がメンバーとなり再始動したが、2009年津久井克行が死去したことにより活動休止となった。

メンバー

1993-1996年(2003-2004年頃?)のメンバー

TV出演時の立ち位置は向かって左。ハスキなー歌声が特徴。
2009年10月2日 14時01分 すい臓がんで死去、享年49。
TV出演時の立ち位置は向かって右であった。
現在はインディーズレーベルVanilla Sky Recordsで活動中。
同レーベルからソロとして初のアルバムとなる「心のベル」もリリースしている。

2008-2009年のメンバー

元スケートインターハイ選手。 ゴルフクラブメーカー、GMAブランドのティーティーオー株式会社代表取締役。classが所属するGMAエンタープライズの代表取締役でもある。

概要

横浜のクラブの米軍基地などで外国人を相手にハウスバンドでR&Bのカバー曲を中心に音楽活動をしていた津久井と、一度はソロデビューを果たしたがアマチュアに戻りシステムエンジニアをしながらオリジナル曲をストックしデモテープを持ち込んでいた日浦。 この2人が、「日本でサイモン&ガーファンクルのようなデュオをつくりたい」というプロデューサーによって引き合わされ、「class」が結成された。 初めて2人が顔をあわせた時、30歳を過ぎても音楽にハマっている者同士、同属意識のようなものを感じたという。デビューは日浦、津久井ともに33歳と異例の遅咲きのデビューとなった。

デビュー曲の『夏の日の1993』は販売枚数170万枚を超えるヒットとなった。その後、シングル7枚、アルバム6枚をリリースした(下記リスト参照のこと)。だが、1996年3月31日に 「class」は解散。二人はそれぞれの活動を行なうことになった。

2003年には、「デビュー10周年記念」としてライブを開催。「class」を再結成しファンを喜ばせ、「夏の日の1993〜2003 up to date session〜」をリリースした。ラジオ、有線など、様々なメディアで10年ぶりに「夏の日の1993」のメロディーが頻繁に流され、多くの人々の感慨を誘った。

2004年7月21日には、「class」として7枚目のアルバム「夏記(かき)」をリリースした。

2008年には津久井克行岡崎公聡という組み合わせでclassが再始動した[1]

2008年12月、新しい「class」として、「冬の日の2009」をリリース。「冬の日のクラス会」も開催した。

2009年には、津久井は『(「冬の日の2009」で)、紅白出場を目指す』と言っていた。2009年4月22日、新しい「class」として、 オリジナルフルアルバムの「十六年と一日」を発表。

2009年10月、津久井が50歳の誕生日を目前に、膵臓癌のため永眠。大きなステージは、同年8月6日に開催された神宮外苑花火大会神宮球場が最後となった。

ディスコグラフィ

シングル

  1. 夏の日の1993」(1993年4月21日発売)デビューシングル170万枚以上を売り上げた。
  2. もう君を離さない」(1993年10月18日発売)
  3. 「Holiday」(1994年3月27日発売)
  4. 「永遠の素顔」(1994年5月16日発売)
  5. 「百万本の雨」(1994年10月31日発売)
  6. 「夏にかかるWedding Song」(1995年5月25日発売)
  7. 君だけが知ってる」(1995年10月21日発売)

再結成後シングル

  1. 「夏の日の1993〜2003 up to date session〜」(2003年7月9日発売)
  2. 冬の日の2009」(2008年12月3日発売)

アルバム

オリジナルアルバム

  1. Mellow Prism』(1993年7月26日発売)
  2. DuO』(1993年11月15日発売)
  3. Re-Prologue』(1994年4月25日発売)
  4. That's cool!』(1995年6月22日発売)
  5. 『夏記』(2004年7月21日発売)
  6. 『十六年と一日』(2009年4月22日発売)

ベストアルバム

  1. CLASSIX』(1994年11月14日発売)
  2. class book-class 1993to1996 Best-』(1996年3月28日発売)
  3. 『究極のベスト』(2005年7月27日発売)
  4. 『BEST of BEST』(2007年6月27日発売)
  5. 『プレミアム・ベスト class』(2009年8月26日発売)

その他

  発売日 収録アルバム 収録曲 規格 規格品番
オムニバス 1994年11月2日 Snow Kiss…IngII〜for Friends〜 White Winter CD FHCF-2189
オムニバス 1995年11月10日 a Noёl! 聖夜 CD AMCM-4234
オムニバス 1996年10月2日 雨のち晴れ Rainy Day CD KTCR-1390
TV主題歌 2002年9月4日 スーパー・セレクト TV THEMES「ヒーロー」 夏の日の1993 CD KICX-7102
CD-BOX 2003年 J-POP CAFE 夏の日の1993 4CD WQCL-180~3
オムニバス 2003年3月26日 J-POP 90's Red 夏の日の1993 CCCD AVCD-17290
オムニバス 2005年4月6日 DUO DUET SONGS COMPILE 夏の日の1993 2CD MHCL-533/4
CD-BOX 2005年12月1日 Hits on TV 夏の日の1993 4CD DMCA-40170
オムニバス 2006年7月5日 Summer 夏の日の1993 2CD MHCL-839/40
オムニバス 2007年4月25日 R35 Sweet J-Ballads 夏の日の1993 CD WPCL-10398
オムニバス 2007年7月4日 Hot Summer 夏の日の1993 2CD MHCL-1116/7
オムニバス 2007年7月9日 Summer Time 夏の日の1993 CD FLCF-4241
オムニバス 2007年10月24日 GIFT 夏の日の1993(Sea Side ver.) CD BZCS-5013
オムニバス 2008年3月26日 J-ポッパー伝説[DJ 和 in No.1 J-POP MIX] 夏の日の1993 CD AICL-1909
オムニバス 2008年10月8日 決定盤!!「ニュー・ミュージックの時代」ベスト 夏の日の1993 2CD PCCK-20006
オムニバス 2009年1月21日 とくダネ!朝のヒットスタジオ Vol.3 夏の日の1993 CD UICZ-8049
オムニバス 2009年7月1日 BEST SUMMER 夏の日の1993 2CD MHCL-1547/8
オムニバス 2009年9月16日 Around 40's Karaoke Best Songs『Sing!Sing!Sing!2』 夏の日の1993 CD TKCA-73463
オムニバス 2010年3月17日 胸キュン90’s〜ひとりで聴きたい恋の歌〜 夏の日の1993 2CD AVCD-38047/8
オムニバス 2010年5月19日 決定盤!!ドライヴ・ミュージック~ヴォーカル編 ベスト 夏の日の1993 2CD PCCK-20053
オムニバス 2010年6月30日 PERFECT SUMMER 夏の日の1993 2CD MHCL-1774/5
オムニバス 2010年8月18日 クライマックス・クール〜男性ヴォーカル・セレクション 夏の日の1993 2CD MHCL-1793/4
CD-BOX 不明 J-POPアンソロジー 夏の日の1993 12CD GSD3501-12

タイアップ曲一覧

出演

テレビ

NHK
日本テレビ系
TBS系
フジテレビ系
テレビ朝日系

ほか

脚注

  1. 注. 【新メンバーによる再デビューにまつわる経緯について】 2008年4月、それまでのメンバーであった日浦が脱退し、岡崎が加入した。 日浦脱退の原因については「家庭の事情」と公表されたが、日浦は自身のブログ2008年9月18日付けエントリ「え〜、うっそ〜?」よりでそれについて強く否定、「脱退」という表現にも「もともと、もう無いもの(Classが解散してしまった、の意)から抜ける(脱退する)って事は無理でしょ?」とし、2003年2008年の再活動についても一時的な活動だったと述べている。 また、日浦に代わる新メンバーの岡崎は「所属事務所が新メンバーとして白羽の矢を立てた」事になっているが、所属事務所GMAエンタープライズ代表取締役にも名を連ねている。日浦は津久井と岡崎による「再結成」には同意しているものの、自身のサイトで「さてさて、そうなんですよねえ、新しい class ねえ。僕も、てっきり、『オーディションで選ぶんだ・・』って聞いていたのでねえ、プロの(注;ミュージシャンである)方が新たに参加してくれるものだと思っていたのですが、残念です(注:岡崎はプロゴルファーコーチや会社経営者であり、ゴルフや企業経営に関してはプロであるが、ミュージシャンの経歴はない)。もう、始まったことですし、まさに、"覆水盆に返らず"です。」と新メンバーについては否定的なスタンスのコメントを残した。 しかし、その後、日浦は自身のブログで、「俺も、最初、岡崎氏が参加する事となった新生classには、何故?どうして?って思ったんだけど、今回の「冬の日の2009」の音やプロモーション展開に触れて、「あっ、これは、これで有りじゃないか!?」って思うようになった」「せっかく始まったことなので、俺は、新生classを応援したいと思う。そして、是非、次へとつなげていって欲しい」と好意的なコメントを寄せた。

関連項目

外部リンク

  • class所属事務所の公式サイト
  • class コロムビアミュージックによる公式サイト
  • class ワーナーミュージック・アーティストページ
  • paper island 日浦孝則のオフィシャルサイト

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