ATR (航空機メーカー)

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ATRAvions de Transport Régional )は2つの航空機メーカー、フランスアエロスパシアル(現エアバス・グループ)とイタリアアエリタリア(現アレーニア・アエロナウティカ)が1982年に興したコンソーシアム(共同事業体)である。

概要

アエロスパシアルが2000年よりEADSに統合され、EADSが2014年よりエアバス・グループに名称変更したので、現在はエアバス・グループとアレーニア・アエロナウティカがそれぞれ半数の株式を所有する子会社である。

ATRはターボプロップ機のみの生産に限定しているため、リージョナル航空会社や大手航空会社の近距離便で使われることが多い。カリビアン航空アズールブラジル航空トランスアジア航空LOTポーランド航空チェコ航空などが顧客である。

機体リスト

ファイル:Flybe Nordic ATR-72-500.jpg
フライビー・フィンランド ATR 72-500

いずれも最新型は-600型である。

日本での動き

  • 2012年12月12日天草エアラインは、使用しているデ・ハビランド・カナダ DHC-8-Q100型機が、2014年ごろには整備費が大幅に増加する時期を迎えるため、機材更新の検討に入り、その候補としてATR 42を挙げた[6]。その後の2014年7月22日、天草エアラインはノルディック・アビエーション・キャピタル社との間でATR 42-600のリース契約を締結し、2015年第4四半期に引き渡される予定。これにより、天草エアラインが日本で初めてATR機を運航する航空会社となる[7]
  • 2013年12月11日オリエンタルエアブリッジが、保有している2機のDHC-8-Q200型機が2019年2020年に構造寿命を迎えるため、2016年には更新機材の方針を決定するにあたり、同型機の製造は既に終了していることから、更新機材の有力候補としてATR 42の導入検討を進めている事が報じられた[8]

その他

関連項目

脚注

外部リンク


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