長野県大町高等学校

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長野県大町高等学校(ながのけん おおまちこうとうがっこう)は、長野県大町市にある公立高校。前身は旧制大町中学校、1993年には特色学科である理数科が開設された。大町・安曇野地域でも随一の進学校である。

2016年に、長野県大町北高等学校と再編統合されて新たな高等学校へと移行することが決まり、新校は「大町岳陽(がくよう)高等学校」と決まった。

沿革

教育目標

高等学校における教育を徹底し、民主的文化的国家の形成者として、質実剛健にして、豊かな情操と高い知性とを備え、真理を追求し、自主的精神にみちた、心身共に健全な生徒の育成をはかる。

校章

北アルプスにひっそり咲き乱れるシラネアオイを図式化したものでありその可憐な花と見える部分はガク偏が変化したものであり厳しい自然と共に生きる本校の質実さを表している。

校歌

校歌は、旧制中学校時代の1911年に、開校10周年を記念して、それまでなかった校歌の制定が行なわれることとなり、東京音楽学校教授吉丸一昌に作詞が依頼され、吉丸は取材のために大町を訪れ作詞をした。校歌には地名や固有名詞が出てこない。内容は、大町・安曇地域の自然と、そこで学ぶ生徒への奨励歌である。吉丸は、「早春賦」の作詞者としても知られるが、その歌詞はこのときの大町・安曇野訪問の際に着想を得たものとされている[2]
作曲者の島崎赤太郎は、文部省編「尋常小学唱歌」の作曲主任。1902年から1906年までドイツの王立ライプツィヒ音楽院で作曲・オルガン等を学んできた東京音楽学校教授。

その他

  • 全校登山という学校行事がある。
  • クラブ活動では地の利を生かした山岳部やスキー部があり、毎年のように全国高等学校総合体育大会(インターハイ)へと選手を送り出している。近年、陸上部もインターハイで活躍している。
  • 秋には全校行事で合唱コンクール、強歩大会が行われる。強歩大会コースは鹿島槍スキー場を経由する約30キロメートルである。
  • 冬は、1年生を対象にスキー・スノーボード教室が行われる。
  • 文化祭は「白嶺祭(しらねさい)」と称し、その由来は北アルプスに由来する。

交通

主な出身者

学者

実業家・政治家・ジャーナリスト

その他

出典・脚注

  1. テンプレート:Cite web
  2. テンプレート:Cite web

関連項目

外部リンク