能登中島駅
能登中島駅(のとなかじまえき)は、石川県七尾市中島町浜田にある、のと鉄道七尾線の駅である。
愛称は「演劇ロマン駅」。当駅付近に所在する能登演劇堂に因む。
概要
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。単式の1番ホーム側に駅舎があり、互いのホームは跨線橋で連絡している。
駅舎から一番遠い3番線(上下副本線であった)については場内・出発信号機の使用が停止(撤去はされず横向きにされた)され、そこに郵便車(オユ10)が保存されている。この郵便車は能登線の甲駅に保存されていたもので、同線の廃止に伴って当駅に移動されたものである[1]。これを含め、駅周辺は鉄道公園として整備されており、駅舎反対側にも「鉄道公園口」という出入口が設置されている。
20時台に当駅で折り返す列車が設定されている。(2013年12月2日現在)
簡易委託駅で、早朝と夕方以降、土曜・休日は無人となる。
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
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1 | テンプレート:Color七尾線 | 下り | 穴水方面 | |
2 | テンプレート:Color七尾線 | 上り | 七尾・金沢方面 | ただし当駅始発は1番線 |
テンプレート:Color | テンプレート:Color |
- Oyu10-2565.jpg
3番線に静態保存されているオユ10形郵便車
- Noto railway NT800 20070812.jpg
静態保存されていた当時のNT800形気動車
利用状況
- 1日平均乗車人員
- 2001年度(平成13年度) 368人
- 2002年度(平成14年度) 291人
- 2003年度(平成15年度) 285人
- 2004年度(平成16年度) 280人
- 2005年度(平成17年度) 300人
- 2006年度(平成18年度) 285人
- 2007年度(平成19年度) 275人
- 2008年度(平成20年度) 225人
- 2009年度(平成21年度) 205人
- 2010年度(平成22年度) 151人
- 2011年度(平成23年度) 156人
- 2012年度(平成24年度) 146人
駅周辺
駅前には数台分の駐車スペースがある。
- 国道249号
- 石川県立中島高等学校
- 中島お祭り資料館・お祭り伝承館
- 七尾市役所中島市民センター(旧・中島町役場)
- 能登演劇堂
その他駅周辺および旧中島町内には特産品であるカキや中島菜を使った料理を出す店や水産業者が多い。
バス路線
朝・夕しか運行していない。また、全便土休日は運休である。
昭和のころ、七尾駅 - 中島 - 富来間を1時間に1 - 2本の割合で運行していたバスは七富線と呼ばれ、中島駅 - 七尾間で国鉄七尾線と競合していたが、利用者の減少等に伴い大幅減便(日中の便を廃止)となり、現在は直通で結ぶバスは存在しない(西谷内乗り換え便は片道1本のみ存在する)。
駅前からは月・水・金運行の中島げんきバスが運行。運行ルートは一般路線バスと重なる部分が多く、運賃無料のため利用者が多い。
中島駅前 | |
北鉄能登バス | 豊川線:三明・萩谷行 |
七富線:七尾駅行、富来・西谷内行 | |
能登中島駅 | |
中島げんきバス | 西岸方面:すこやか行 |
笠師保方面:すこやか行 | |
豊川方面:すこやか行 |
歴史
- 1928年(昭和3年)10月31日 - 鉄道省(国鉄)七尾線 和倉 - 当駅間延伸と同時に開業。旅客および貨物の取扱を開始。
- 1932年(昭和7年)8月27日 - 七尾線 当駅 - 穴水間延伸。中間駅となる。
- 1974年(昭和49年)11月10日 - 貨物の取扱を廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
- 1991年(平成3年)9月1日 - 七尾線 和倉温泉駅 - 輪島駅間がのと鉄道に転換されたことにより同社の駅となる。
- 2004年(平成16年)11月17日 - 甲駅に保存されていた郵便車(オユ10)が構内に移転。
エピソード
2011年に放送されたサントリーBOSSコーヒーのコマーシャル「駅員篇」(出演:トミー・リー・ジョーンズ、吉岡秀隆、佐藤江梨子、ヒロシ、池脇千鶴)の舞台となった。
2011年に放送されたテレビアニメ『花咲くいろは』に登場する、ヒロインたちが通う香林高校の最寄駅「小松崎」のモデルとなった。
隣の駅
- のと鉄道
- テンプレート:Color七尾線