穀雨

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二十四節気

穀雨(こくう)は、二十四節気の第6。三月中(通常旧暦3月内)。

現在広まっている定気法では太陽黄経が30のときで4月20日ごろ。ではそれが起こるだが、天文学ではその瞬間とする。恒気法では冬至から1/3(約121.75日)後で4月22日ごろ。

期間としての意味もあり、この日から、次の節気の立夏前日までである。

西洋占星術では、穀雨を金牛宮おうし座)の始まりとする。

季節の特徴

田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ。

穀雨とは、穀物の成長を助ける雨のことである。『暦便覧』には「春雨降りて百穀を生化すればなり」と記されている。

穀雨の終わりごろ(立夏直前)に八十八夜がある。

日付

日時 (UT) 日本 中国

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穀雨の瞬間の日時 (UT) と、日本・中国での日付は表のとおり。 テンプレート:Clear

年を4で割った余り
0 1 2 3
1800年 - 1827年 20日 20日 21日 21日
1828年 - 1859年 20日 20日 20日 21日
1860年 - 1895年 20日 20日 20日 20日
1896年 - 1899年 19日 20日 20日 20日
1900年 - 1923年 20日 21日 21日 21日
1924年 - 1955年 20日 20日 21日 21日
1956年 - 1983年 20日 20日 20日 21日
1984年 - 2019年 20日 20日 20日 20日
2020年 - 2051年 19日 20日 20日 20日
2052年 - 2079年 19日 19日 20日 20日
2080年 - 2099年 19日 19日 19日 20日
2100年 - 2111年 20日 20日 20日 21日
2112年 - 2147年 20日 20日 20日 20日
2148年 - 2175年 19日 20日 20日 20日
2176年 - 2199年 19日 19日 20日 20日

テンプレート:節気日付パターン説明 1983年までは4月20日4月21日のいずれか(稀に4月19日)。 1984年からしばらく4月20日が続き、2020年からは4月19日4月20日のいずれか(稀に4月21日)になる。 テンプレート:Clear

七十二候

穀雨の期間の七十二候は以下の通り。

初候
葭始生(よし はじめて しょうず) : が芽を吹き始める(日本)
萍始生(うきくさ はじめて しょうず) : 浮き草が芽を出し始める(中国)
次候
霜止出苗(しも やんで なえ いず) : が終わりの苗が生長する(日本)
鳴鳩払其羽(めいきゅう その はねを はらう) : 鳴鳩が羽を払う(中国)
末候
牡丹華(ぼたん はな さく) : 牡丹の花が咲く(日本)
戴勝降于桑(たいしょう くわに くだる) : 郭公の木に止ってを生む(中国)

前後の節気

清明穀雨立夏

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ