真布駅

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1977年の真布仮乗降場と周囲約500m範囲。左上が留萌方面。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

真布駅(まっぷえき)は、北海道雨竜郡沼田町字真布にある北海道旅客鉄道(JR北海道)留萌本線である。電報略号マフ

歴史

駅構造

単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホームは線路の南西側(増毛方面に向かって左手側)に存在する[2]転轍機を持たない棒線駅となっている[2]

仮乗降場に出自を持つ開業時からの無人駅[3]で駅舎は無いが、ホーム北側に待合所を有する[2]木造で、外壁が下見板張り[4]、積雪の多い気候に根差した[5]間口に比べ軒が高い、急勾配の[4]片流れ屋根の建物である。舎内には補強のために新たに筋交いが施されている[5]。壁面には手造りの小さな駅名標が掲示されている[4][5]。トイレは無い[4]。ホームは木製デッキ式で[4]、深川方にスロープを有し[2]駅施設外に連絡している。増毛側のホーム終端部分には「ホーム端」と記載された標識が立てられている[5]

いわゆる秘境駅のひとつに数えられる[5]

駅名の由来

当駅の所在する地名より。地名は、アイヌ語の「シル・ウトロ・マップ」(大地の間の地区)の下部分に由来する[6]

利用状況

  • 1992年度(平成4年度)の1日乗降客数は8人[2]

駅周辺

農耕地の中に位置する[4]。周囲の人家は7 - 8軒のみである[5]。かつては沼田第5地区と真布地区の学生の多くがこの駅を利用した。集落は以前より減っているがこの周辺は良質の米が取れるところでもある。

隣の駅

北海道旅客鉄道
留萌本線
石狩沼田駅 - 真布駅 - 恵比島駅

脚注

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関連項目

外部リンク

テンプレート:留萌本線

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  1. 1.0 1.1 1.2 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 1 北海道』(監修:今尾恵介新潮社2008年5月発行)44ページより。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 書籍『JR・私鉄全線各駅停車1 北海道630駅』(小学館1993年6月発行)154ページより。
  3. 書籍『無人駅探訪』(監修:西崎さいき、文芸社2011年6月発行)148ページより。
  4. 4.0 4.1 4.2 4.3 4.4 4.5 4.6 4.7 4.8 4.9 書籍『北海道鉄道駅大図鑑』(著:本久公洋、北海道新聞社2008年8月発行)168ページより。
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 書籍『写真集 秘境駅III』(著:牛山隆信、栗原景、メディアファクトリー2009年7月発行)
  6. 書籍『北海道の駅878ものがたり 駅名のルーツ探究』(監修:太田幸夫、富士コンテム、2004年2月発行)106ページより。