源 (食品製造会社)

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テンプレート:出典の明記 テンプレート:Infobox 株式会社源みなもと)は、富山県富山市にある食品製造会社。富山の郷土料理である「ますのすし(鱒寿司)」「ぶりのすし」、富山駅などで販売されている駅弁などを製造している。

富山県に、鱒寿司を製造するメーカーは多いが、「源」はもともとが駅弁業者であり,所謂ます寿司店とは別のものと地元では扱われている。事業規模は「源」が圧倒的に大きい上に販路も広く、他県のデパートや物産展、駅弁大会などでも扱われる機会が多い。「ますのすし」という表記は源が使い始めたものではあるが、知名度の向上とともにごく少数の他店でも追随テンプレート:要出典するものが出てきている。

本店には見学コースがあり、ますのすしの製造や旅と食文化を扱った展示を行っている。レストランや直売所も併設されており、観光ツアー旅行に組み込まれる観光スポットとなっている。

沿革

主な商品

ファイル:Masunosusi.jpg
主力商品「ますのすし」

ますのすし

富山の郷土料理である鱒寿司だが、源が展開する鱒寿司は「ますのすし」という商品名である。笹で包んだ鱒押し寿司を木製のわっぱに入れ、紙容器に格納したもの。パッケージのイラストは、中川一政による。富山県を代表する駅弁・みやげものになっているほか、富山空港でも空弁として売られている。

「一重」「二重」「特選」のグレードのほか、限定商品「伝承館ますのすし」「竹ずし」がある。

なお、「ますのすし」に使用されるマスはサクラマスだが、現在では神通川で獲れたマスではなく、主に北海道産を使用している。

ぶりのすし

を使った押し寿司。1957年発売。「ますのすし」と「ぶりのすし」をセットにした「ますぶりすし重ね」という商品もある。

かぶら寿司をモチーフにしたものという意見もあるが、源としては関係の有無について公言していない。

駅弁

駅弁としては、富山駅高岡駅で販売されている。

  • ますのすし弁当・ぶりのすし弁当
ますのすし及びぶりのすしを食べやすいパッケージに入れ弁当としたもの。
  • 富山味づくし・富山湾弁当
松花堂弁当様式の駅弁。
定番の幕の内弁当。

販売場所

富山駅を管轄するJR西日本ではなくJR東日本の駅構内で展開するコンビニなのだが、多くの店舗で扱っている。上野駅の常磐線(特急)ホーム内店舗でも購入可能(2006年12月現在)。

そのほか、スーパーマーケットの惣菜コーナーや各地で行われる物産展、駅弁大会など、富山県や近隣各県のみならず様々な地域で販売されている。

ギャラリー

外部リンク