浜松医科大学
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テンプレート:Infobox 浜松医科大学(はままついかだいがく、テンプレート:Lang-en)は、静岡県浜松市東区半田山1-20-1に本部を置く日本の国立大学である。1974年に設置された。大学の略称は浜医大、浜医、医大。
沿革
- 1973年9月1日 静岡大学国立医科大学創設準備室設置
- 1974年6月7日 浜松医科大学発足。医学部医学科設置
- 1977年 附属病院設置
- 1995年4月1日 医学部看護学科設置
- 1999年 第93回医師国家試験において、全国トップの合格率を記録する(98.1%)
- 2003年 21世紀COEプログラムに『メディカルフォトニクス』が採択される
- 2004年4月1日 独立行政法人化により国立大学法人浜松医科大学となる
- 2009年12月28日 附属病院が新病棟へ移転
- 2013年 医学部附属病院再整備事業が完了
本来は静岡大学医学部として静岡市に建設される計画であり県議会でも可決された事項であったが、当時の県知事竹山祐太郎(隣接する磐田市出身)が県議会決定を無視し、独断で浜松市への設置手続きを行ったことから浜松医科大学として発足することになった。この一件が発端で県中部、県東部の自民党県会議員が竹山知事および浜松医大設置を承認した国に対し反発し、集団離党するという事態に発展した。
大学の構成
学部
大学院
- 医学系研究科
- 博士課程(4年制)
- 医学専攻(研究者コース、臨床研究者コース)
- 研究分野:光先端医学(光薬理部門、光治療環境部門、光機能イメージング部門)、高次機能医学(脳機能解析部門、感覚運動調節部門)、病態医学(分子腫瘍部門、組織再生部門、器官病態部門)、予防・防御医学(感染・免疫部門、予防医学部門、危機管理情報医学部門)
- 医学専攻(研究者コース、臨床研究者コース)
- 修士課程
- 博士課程(4年制)
- 連合小児発達学研究科 浜松校(大阪大学、金沢大学、福井大学、千葉大学との連合大学院、博士後期課程3年のみ)
- 小児発達学専攻
- こころの発達健康科学講座
- 画像生物学研究領域
- 社会支援学研究領域
- 疫学統計学研究領域
- 触法行為関連学研究領域
- こころの発達健康科学講座
- 小児発達学専攻
専攻科
- 助産学専攻科(修業年限は1年が標準となっている)
附属機関等
- 附属図書館
- 保健管理センター
- メディカルフォトニクス研究センター
- 基盤光医学研究部門
- 応用光医学研究部門
- 生体光医学研究部門
- 動物実験施設
- 実験実習機器センター
- 安全衛生管理センター
- 医療廃棄物処理センター
- 情報基盤センター
- 子どものこころ発達研究センター
- がん教育研究センター
- 医学教育推進センター
- 産学官共同研究センター
- 附属病院
交通アクセス
- 浜松駅バスターミナル13番のりばから「50 山の手医大線 医科大学行き」「57 中央署医大線 三方原営業所行き」または15番のりばから「47 葵町医大線 医科大学行き」に乗車し「医科大学」下車(所要時間約35分)
- 東名高速道路 浜松ICから車で20分、浜松西ICから車で20分
- 新東名高速道路 浜松浜北ICから車で25分、浜松SAスマートICから車で25分
関連項目
脚注
- ↑ 基礎看護学、成人・老人看護学、母子看護学、地域・精神看護学の四つの専門分野に分かれる。専門分野は複数の領域で構成。学生は主領域を選び、定められた科目を履修することになる。
- ↑ 専門看護師教育課程。クリティカルケア看護(急性・重症患者看護)に関する授業科目を設けている。
- ↑ 医療薬理学部門、病理部門、感染免疫学部門がある。