福井大学

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テンプレート:Infobox 福井大学(ふくいだいがく、テンプレート:Lang-en)は、福井県福井市文京3-9-1に本部を置く日本国立大学である。1949年に設置された。大学の略称は福大(ふくだい)。

概観

2008年から6年連続で複数学部を有する全国立大学中第一位の就職率を上げ続けている。卒業生1000人以上の国公私立大学においても2011年から3年連続1位となっている。[1]

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沿革

略歴

福井大学は1949年に福井師範学校福井青年師範学校福井工業専門学校を母体として設立された。2003年には福井医科大学(現:医学部、松岡キャンパス)と統合し、3学部・3研究科を持つ大学となった。

年表

  • 1873年 福井師範学校の起源の小学師範学科創立。
  • 1923年 福井高等工業学校(後の福井工業専門学校)創立。北陸3県では初の工学系高等教育機関となった。
  • 1938年 福井青年師範学校の前身の福井県立青年学校教員養成所創立。
  • 1949年 福井師範学校・福井青年師範学校・福井工業専門学校を母体として新制福井大学が発足、学芸学部・工学部を設置。
  • 1965年 大学院工学研究科修士課程設置(北陸3県では初)。
  • 1966年 学芸学部を教育学部に改称。
  • 1978年 福井医科大学を設立、医学部設置。
  • 1992年 大学院教育学研究科修士課程設置。
  • 1993年 大学院工学研究科博士課程設置。
  • 1997年 福井医科大学医学部看護学科を設置。
  • 1999年 教育学部を教育地域科学部に改称。
  • 2003年 福井大学と福井医科大学が統合し、(新)福井大学となる(日本語の大学名は変わらないが、英語名が Fukui University から University of Fukui に変更された)。
  • 2004年 国立大学の独立行政法人化により国立大学法人福井大学となる。
  • 2009年 文京キャンパス内に附属国際原子力工学研究所を設置。
  • 2012年 敦賀キャンパス開設に伴い、附属国際原子力工学研究所が敦賀キャンパスへ移転。「大阪大学・金沢大学・浜松医科大学連合小児発達学研究科」に千葉大学と福井大学が参画し、「大阪大学・金沢大学・浜松医科大学・千葉大学・福井大学連合小児発達学研究科」となる。

基礎データ

所在地

象徴

  • 学章
    • 福井大学の頭文字であるfを基調とし、無限大を意味する∞を形作っている。
  • 校歌
    • 福井大学学歌は、開かれた学府の象徴として公募で歌詞が選ばれた。

教育及び研究

組織

学部

  • 教育地域科学部
    • 学校教育課程[2]
      • 言語教育コース
      • 理数教育コース
      • 芸術・保健体育教育コース
      • 生活科学教育コース
      • 社会系教育コース
      • 教育実践科学コース
      • 臨床教育科学コース
      • 障害児教育コース
    • 地域科学課程[3]
      • 地域政策領域
        • 地域分析系
        • 公共政策系
        • 環境マネジメント系
      • 人間文化領域
        • 生涯学習系
        • 国際文化系
        • 言語コミュニケーション系
  • 医学部
    • 医学科
      • 講座:形態機能医科学講座[4]、病因病態医学講座[5]、生命情報医科学講座[6]、国際社会医学講座[7]、病態制御医学講座[8]、器官制御医学講座[9]、感覚運動医学講座[10]、病態解析医学講座[11]、地域プライマリケア講座[12]、地域医療推進講座[13]、地域高度医療推進講座[14]、腫瘍病態治療学講座[15]
    • 看護学科
      • 講座:基礎看護学講座[16]、臨床看護学講座[17]、地域看護学講座[18]

大学院

修士課程・博士前期課程

工学研究科のみが博士前期課程、残りの研究科は修士課程(教職開発専攻は専門職学位課程

  • 教育学研究科
    • 学校教育専攻
    • 教科教育専攻
      • 国語教育領域
      • 社会科教育領域
      • 数学教育領域
      • 理科教育領域
      • 芸術教育領域
      • 保健体育教育領域
      • 生活科学教育領域
      • 英語教育領域
    • 教職開発専攻(教職大学院
  • 工学研究科
    • 機械工学専攻
      • 講座:機能創成工学講座、熱流体システム講座、システム制御工学講座
    • 電気・電子工学専攻
      • 講座:電子物性講座、エネルギー工学講座、システム工学講座
    • 情報・メディア工学専攻
      • 講座:情報・メディア工学講座
    • 建築建設工学専攻
      • 講座:環境構造工学講座、都市建設設計講座
    • 材料開発工学専攻
      • 講座:エネルギー・物質変換化学講座、インテリジェント材料講座、生産加工プロセス講座
    • 生物応用化学専攻
      • 講座:生物応用化学講座
    • 物理工学専攻
      • 講座:数理・量子科学講座、物性・電磁物理講座、分子科学講座
    • 知能システム工学専攻
      • 講座:知能創成講座、未来システム創造講座
    • 繊維先端工学専攻(独立専攻、2013年4月、ファイバーアメニティ工学専攻を改組)
      • 講座:繊維先端工学講座、繊維産業工学講座(連携講座)
    • 原子力・エネルギー安全工学専攻(独立専攻)
      • 講座:原子力工学講座、エネルギー安全工学講座、原子力発電安全工学講座(連携講座)、プラントシステム安全工学講座(連携講座)
  • 医学系研究科
    • 看護学専攻
      • 分野:基礎・地域看護学(教育・研究領域:基礎看護学、地域看護学)、成人・老人看護学(教育・研究領域:成人看護学、老人看護学)、母子看護学、災害看護学
博士課程・博士後期課程

工学研究科が博士後期課程、医学系研究科は博士課程

  • 工学研究科
    • 総合創成工学専攻(2013年4月、物質工学専攻、システム設計工学専攻、ファイバーアメニティ工学専攻、原子力・エネルギー安全工学専攻が改組)
      • 講座:物理工学講座、分子工学講座、生物応用化学講座、物質加工学講座、知識情報システム講座、電子システム講座、エネルギーシステム講座、建築都市システム講座、繊維先端工学講座、原子力・エネルギー安全工学講座
  • 医学系研究科
    • 統合先進医学専攻(2013年4月、医科学専攻と先端応用医学専攻が改組)
      • 医科学コース
      • 先端応用医学コース[19]
      • 地域総合医療学コース
  • 連合小児発達学研究科 福井校(大阪大学金沢大学浜松医科大学千葉大学との連合大学院)
    • 小児発達学専攻
      • こころの形成発達科学講座
        • 情動認知発達学研究領域
        • 発達環境支援学研究領域
        • 脳機能発達学研究領域

附属機関

  • 附属病院(松岡キャンパス内)
  • 教育地域科学部附属教育実践総合センター
  • 教育地域科学部附属地域共生プロジェクトセンター
  • 教育地域科学部総合自然教育センター
  • 工学部附属附属超低温物性実験施設
  • 工学部先端科学技術育成センター
  • 工学研究科附属繊維工業研究センター
  • 医学部附属地域医療推進センター
  • 医学系研究科附属看護キャリアアップセンター
  • 総合図書館(文京キャンパス内)
  • 医学図書館(松岡キャンパス内)
  • 産学官連携本部
  • 学内共同教育研究施設等
    • 附属国際原子力工学研究所(文京キャンパスから敦賀キャンパスへ移転)
    • 子どものこころの発達研究センター
    • 高エネルギー医学研究センター
    • 遠赤外領域開発研究センター
    • 総合情報基盤センター
    • アドミッションセンター
    • 国際交流センター
    • ライフサイエンスイノベーション推進機構
      • ライフサイエンス支援センター
      • 生命科学複合研究教育センター
      • トランスレーショナルリサーチ推進センター
    • 地域環境教育センター
    • 高等教育推進センター
    • 語学センター
    • 共通教育センター(教・工)
    • 重点研究高度化推進本部
    • 保険管理センター
    • 広報センター
    • 災害ボランティア活動支援センター
    • 地域貢献推進センター
    • テニュアトラック推進本部
    • 男女共同参画推進センター
    • 国際交流学生宿舎

研究

21世紀COEプログラム

  • 採択1件
  • 2003年
    医学系
    生体画像医学の統合研究プログラム

教育

特色ある教育研究活動として全ての学部で6件採択されている。

  • 現代的教育ニーズ取組支援プログラム(現代GP)
    • 「医学英語と医学・看護学の統合的一貫教育」2004年
    • 「地域教育活動の場の持続的形成プログラム」2005年
  • 特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)
  • 「地域と協働する実践的教員養成プロジェクト」2003年
    • 「より高い現代的な教養教育をめざして」2005年
  • 大学教育の国際化推進プログラム
    • 未採択
  • 地域医療等社会ニーズに対応した医療人養成推進プログラム
    • 「救急に強い僻地診療専門医及び専門看護師 養成コース」2005年
  • 大学・大学院における教員養成推進プログラム(教員養成GP)
    • 「学校を拠点に教員の協働実践的を培う 大学院」2005年

2013年には地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)に採択されている。

大学生活

学園祭

文京キャンパスで行われる大学祭はfu:fes.と呼ばれ、5月の第4土曜日の前後1日で行われる。土曜日にはオープンキャンパスにあたる「1日遊学」が行われる。 松岡キャンパスで行われる大学祭は暁祭と呼ばれ、10月の土日曜日に行われる。

大学関係者と組織

大学関係者組織

  • 福応会(教育地域科学部同窓会)
  • 白翁会(医学部同窓会)
  • 工業会(工学部同窓会)

大学関係者一覧

施設

キャンパス

文京キャンパス

  • 使用学部:教育地域科学部、工学部
  • 使用研究科:教育学研究科、工学研究科

松岡キャンパス

  • 使用学部:医学部
  • 使用研究科:大学院医学系研究科

敦賀キャンパス

  • 附属国際原子力工学研究所


  • 国際交流学生宿舎(福井市文京5丁目13番10号)
    男子、女子、留学生共用の自治寮。収容定員は、A棟89人、B棟85人、C棟35人。すべて個室。

交通アクセス

文京キャンパス

松岡キャンパス

  • 京福バス
    • 「県立大学前」、「福井大学病院」下車。

敦賀キャンパス

対外関係

地方自治体との協定

  • 相互の発展のため、文化、教育、学術の分野で援助、協力することを目的として相互友好協力協定

他大学との関係

福井県内大学間単位互換制度協定校
双方向遠隔授業協定校
国際・学術交流等協定校
部局間学術交流等協定校

附属学校

関連項目

外部リンク

脚注

  1. 就職支援 - 受験生サイト - 福井大学
  2. 講座は、言語教育講座、理数教育講座、芸術・保健体育教育講座、生活科学教育講座、社会系教育講座、発達科学講座がある。
  3. 2008年4月、地域文化課程、地域社会課程を改組。2年次後期から「系」に分かれる。講座は、地域政策講座、人間文化講座がある。
  4. 専門分野・領域は、行動基礎科学、運動・スポーツ医学、人体解剖学・神経科学,組織細胞形態学・神経科学、分子生理学、統合生理学がある。
  5. 専門分野・領域は、腫瘍病理学、分子病理学、ゲノム科学・微生物学、免疫学・寄生虫学がある。
  6. 専門分野・領域は、医用統計学・数学、生命物質科学、分子生命化学、病態遺伝生化学、分子遺伝学、分子生体情報学、薬理学がある。
  7. 専門分野・領域は、医療倫理学、医療経済学、応用言語学(医学英語)、医療人文学、高次脳機能、環境保健学、法医学・人類遺伝学、医療倫理・医療安全学がある。
  8. 専門分野・領域は、内科学(1)、内科学(2)、内科学(3)、腎臓病態内科学、循環器内科学、小児科学、精神医学、救急医学がある。
  9. 専門分野・領域は、外科学(1)、外科学(2)、整形外科学、麻酔・蘇生学、産科婦人科学、泌尿器科学がある。
  10. 専門分野・領域は、皮膚科、脳脊髄神経外科学、眼科学、耳鼻咽喉科・頭頸部外科学、歯科口腔外科学がある。
  11. 専門分野・領域は、放射線医学、検査医学がある。
  12. 寄付講座。専門分野・領域は、地域医療学のみ。
  13. 寄付講座。専門分野・領域は、総合診療学、地域医療学のみ。
  14. 寄付講座。専門分野・領域は、地域医療学のみ。
  15. がんプロフェッショナル養成基盤推進プランの講座。専門分野・領域は、腫瘍病態治療学のみ。
  16. 専門分野・領域は、基礎看護学、生命基礎科学、健康科学がある。
  17. 専門分野・領域は、成人・老年看護学、母子看護学・助産学、災害看護学がある。
  18. 専門分野・領域は、地域看護学、精神看護学、環境科学がある。
  19. 腫瘍医学、器官再生医学、病態情報解析医学の3部門がある。

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