栄村

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テンプレート:Infobox 栄村(さかえむら)は、長野県北部(北信地方)に位置する下水内郡に属する。

2011年3月12日長野県北部地震で甚大な被害を受けた。

地理

新潟県との県境に位置し(長野県最北端に位置している)、日本有数の豪雪地帯であり、特別豪雪地帯の指定を受けている。村を流れる千曲川は、県境で呼称が「信濃川」に変わり、日本海へ注ぐ。

中心部にある森宮野原駅では、1945年2月12日に7.85mの積雪を記録しており、構内と駅前には、JR日本最高積雪地点を示す標柱が立てられている。

地域

村内は一部を除き長野県の民放テレビの全局が映らず、新潟県の民放テレビを視聴している地域が多かった。そのこともあり、2010年秋にケーブルテレビ(栄村ケーブルテレビ)が整備され、長野県の民放テレビ全局が視聴可能となった。

隣接している自治体

歴史

栄村は越後国・上野国との国境に位置し、戦国期には北信国衆は越後国上杉氏と甲斐国武田氏・相模国後北条氏の抗争に翻弄される。特に武田・上杉間では北信を巡り川中島合戦を繰り広げた。村域の国衆では志久見郷の市河氏が武田方に属し、武田氏の滅亡後は天正壬午の乱において上杉氏に属し、江戸時代には上杉家臣となっている。

  • 1956年昭和31年)9月30日 - 下水内郡水内村下高井郡堺村が合併して発足。
  • 2011年平成23年)3月12日 - 長野県北部地震で震度6強、その後も2度の余震で震度6弱を観測。住宅33棟が全壊、169棟が半壊し、村の足であるJR飯山線国道117号などが不通になるなど壊滅的な被害を受けた。総人口の90%にあたる住民2000人以上が避難し、地震発生から5か月後、避難生活中に死亡した高齢者3人がこの地震による災害関連死と認定された。その後も同年9月21日の台風15号で大雨となり、2012年2月には平成24年豪雪により地震で通行止めとなっていた橋が積雪で崩落する等被害が発生した。

人口

テンプレート:人口統計

行政

  • 村長:島田茂樹(2008年5月15日就任 2期目)
    • 前村長:高橋彦芳
5期。「紐付き」補助金に頼らない田直し事業や、山間に「下駄履きヘルパー」を派遣する事業が実施されるなど、過疎地に合わせた政策を展開。中央政権による一律(高基準)な補助金を受け続けた場合、「補助金はあくまで補助であるため、当地の財政は破綻する」と考えた村長が、独自の政策を掲げ運営をしてきた。なお良質の米が取れる地域であったことも幸いした。
  • 村議会:定数12人(現在の議員の任期は2013年5月20日まで)

教育

  • 栄村立栄小学校
  • 栄村立秋山小学校
  • 栄村立栄中学校

交通

鉄道路線

信濃白鳥駅平滝駅横倉駅森宮野原駅

路線バス

道路

国道
県道
村道
  • 全長314.6km
道の駅

名所・旧跡・観光地

名所
旧跡
温泉
  • 切明温泉 3施設 (烏甲山に阻まれており、一旦木島平村津南町を経由することになる)
  • 和山温泉 9施設
  • 屋敷温泉 2施設
  • 小赤沢温泉 2施設
  • 北野天満温泉
  • 中条温泉
  • 百合居温泉

名産

関連項目

外部リンク

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