明智駅 (岐阜県恵那市)

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ファイル:明知鉄道明智駅構内.jpg
駅構内から野志駅方を望む。画面内に見える車両は、アケチ1形の廃車体。(現在は解体)(2004年8月8日)
ファイル:明知鉄道明智駅車両基地.jpg
車両基地(2004年8月8日)

明智駅(あけちえき)は、岐阜県恵那市明智町445-2にある明知鉄道明知線。明知線の始発終着駅であり、駅近くには明知鉄道本社がある。駅周辺は旧恵那郡明智町の中心市街地であり、住民が大正時代の町並みを保存して観光資源として活用している「日本大正村」の玄関口である。

「明智」と称する駅は同じ岐阜県内にもうひとつ、名鉄の駅があるがそちらは可児市である。

駅構造

駅舎に接して1面1線の単式ホームがある地上駅。構内に車両基地があり、夜間滞泊もある。また、多くの側線を有する。

駅舎の隣には2012年、喫茶店や地元産品の販売コーナー、トイレを備えた交流施設「明智駅前プラザ」が開設された。[1]


駅周辺

バス

歴史

乗客・貨物の推移

年度 乗車人員 降車人員 貨物発送トン 貨物到着トン
1934 36,106 34,777 901 3,073
1935 44,217 40,813 988 4,048
1955 155,905 141,862 7,486 28,950
1956 173,909 154,763 12,110 3,486
1957 189,203 173,994 12,413 26,016
1958 193,585 167,311 10,164 21,930
1959 195,331 182,768 13,212 26,126
1960 196,065 183,253 13,561 27,268
1961 190,389 180,309 13,581 17,795
1962 195,140 185,394 12,899 16,561
1963 229,337 216,337 16,863 15,914

出典 - 『岐阜県統計書デジタルアーカイブ』岐阜県より1936-1954年は該当項目なし、1964年以降はネット未公開

年度 定期 定期外
乗降人員(千人) 1日平均(人) 乗降人員(千人) 1日平均(人)
2004 96 264 74 202
2005 87 239 50 138
2006 73 201 57 155
2007 83 227 60 164
2008 106 291 55 150
2009 130 356 47 129
2010 96 262 41 113

出典 - 『恵那市統計書』より

その他

  • 1999年中部の駅百選(第1回)に選定された。
  • 硬券の販売が今も行われている(ただし、隣駅の野志駅へは軟券のみの販売)。JR東海との連絡乗車券も硬券のものが販売されている。
  • 駅開業当初の駅名、「明知」は当時の所在地だった明知町に由来する。その後、明知町は1954年(昭和29年)7月1日静波村と合併して明智町となった。それに伴い、1985年の転換時に新町名に合わせて駅名を「明智」に改称している。旧町名の明知は古くは城名であるが(明知城)、現在でも会社名(明知鉄道)や路線名(明知線)に使われている。新町名の「明智」は自治体としては2004年の「平成の大合併」によって消滅しており、現在は恵那市の市内町名となっている。
  • 2013年12月、明智小学校に静態保存されていたC12形蒸気機関車が駅構内に移された。

隣の駅

明知鉄道
明知線
野志駅 - 明智駅

脚注

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  1. 出典 : 恵那市ホームページ

関連項目

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