新鹿駅

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テンプレート:駅情報 新鹿駅(あたしかえき)は、三重県熊野市新鹿町にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線である。

当駅から三木里駅までが紀勢本線最後の開通区間である。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅。ホームと駅舎を遮断機つきの構内踏切が結ぶ。なお駅はカーブにかかっているため、ホームは湾曲している。

開業当初からの駅舎が残る。周りの駅も開業の時期がほぼ同じなので駅舎の意匠はよく似ている。熊野市駅管理の無人駅。普段は駅舎内部の窓口はシャッターが閉まったままの状態となっている。近年は熊野大花火大会(例年8月17日)当日のみ窓口が開かれる。

新鹿駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1・2 テンプレート:Color紀勢本線 下り 新宮方面[1]
上り 尾鷲名古屋方面[1]

2番線を本線とした一線スルー構造のため、上下線とも通常は駅舎反対側の2番線に入る(停車列車同士の交換時は下り列車が1番線に入る)。

利用状況

「三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

年度 一日平均
乗車人員
1998年 166
1999年 144
2000年 135
2001年 135
2002年 117
2003年 113
2004年 116
2005年 112
2006年 94
2007年 93
2008年 87
2009年 80
2010年 73
2011年 67
2012年 69

駅周辺

二木島駅から逢神坂トンネルを経由して当駅に抜けた紀勢本線は、針路を西から南東に変え、その後は海岸線から若干離れた所を通って波田須駅に向かう。

駅は新鹿湾のほとりに開けた新鹿の集落に所在。集落には熊野市役所新鹿出張所、熊野警察署新鹿駐在所、熊野市立新鹿小学校熊野市立新鹿中学校、新鹿郵便局がある。

当駅から徒歩数分のところにある新鹿海水浴場は入り江にあるため波が静かであり、また砂浜も清潔である。夏季には海水浴客の利用を見込み特急「南紀」が当駅に臨時に停車している。

バス路線

熊野市コミュニティバス 熊野市自主運行バス

  • 潮風かほる熊野古道線

歴史

  • 1956年(昭和31年)4月1日 - 紀勢西線の駅として開業。
  • 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅から当駅までが開通。これに伴う線路名称改定により、紀勢本線所属となる。
  • 1983年(昭和58年)12月21日 - 無人化[2]。以降1992年頃まで管理駅からの派遣職員による乗車券販売を行っていた。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道に承継。

隣の駅

東海旅客鉄道
紀勢本線
二木島駅 - 新鹿駅 - 波田須駅

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

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  1. 1.0 1.1 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2011年1月現在)。
  2. 「天王寺鉄管局、紀勢線と参宮線の駅業務を大幅削減へ」日本経済新聞1983年6月29日付、地方経済面中部7ページ