新琴似駅

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新琴似駅(しんことにえき)は、札幌市北区新琴似8条1丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)札沼線である。駅番号G05電報略号コニ

駅構造

ホームは相対式2面2線の高架駅

ホームへは、階段・エレベータのほかに上下両方向のエスカレータが設置されている。

桑園駅管理の業務委託駅北海道ジェイ・アール・サービスネット)。みどりの窓口(営業時間5時40分 - 22時15分)、自動券売機自動改札機、ICカードチャージ機、セブン-イレブン北海道キヨスク運営、サンクスから転換)設置。

のりば

1 札沼線(上り) 桑園札幌方面
2 札沼線(下り) あいの里教育大石狩当別方面

2012年5月31日までは隣の新川駅と並んで、高架、複線上でありながら、非電化の駅[1]という、他に例の少ない駅であった。

ファイル:新琴似駅外観.jpg
新琴似駅、駅舎北側(2004年8月)
ファイル:新琴似駅.jpg
新琴似駅、出入り口(2004年8月)
ファイル:新琴似駅内部.jpg
新琴似駅内部(2004年8月)

駅周辺

東口は南東に約500メートル離れた麻生駅を中心とした麻生地区の外れにあり、その位置関係の微妙さから、一部の乗り換え需要を除けば人の流れを引き付ける求心力は乏しい。一方、西口はかつての新琴似兵村の中心であり、西5丁目樽川通沿いを中心に体育館や図書館等の公共施設が立ち並び、商業施設が集積する麻生地区とは別の拠点を形成している。但し、広大な新琴似の住民の大半が利用するバス路線のターミナルは麻生駅や北24条駅等の地下鉄駅であり、新琴似駅を利用する住民の割合は限られる。

利用状況

北海道旅客鉄道によると、2012年度の1日平均の乗車人員は3,524人である。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 2,951
2001 3,002
2002 2,915
2003 2,994
2004 2,990
2005 3,103
2006 3,227
2007 3,238
2008 3,306
2009 3,356
2010 3,382
2011 3,457
2012 3,524

歴史

ファイル:ShinKotoni eki.jpg
1976年、地上駅時代の新琴似駅と周囲約750m範囲。下が札幌方面。相対式ホーム2面2線、少し離れた外側に留置線とそこから北側の民有地へ引込み線。この引込み線は中小の石油・ガス燃料会社用専用線。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成

新琴似という地名は、1887年(明治20年)に入植した屯田兵の新琴似兵村に由来する。兵役終了後、新琴似兵村部落会が札沼線敷設に際して駅を置くよう運動して、新琴似駅が設置されることになった。駅設置当時の村の中心は北西側で、周辺は農地だった。後に工場が進出したが戦後に閉鎖、移転してなくなった。1978年(昭和53年)に札幌市営地下鉄南北線麻生駅ができた頃から宅地化が急速に進み、一帯は全面が市街地になった。

かつては駅東南約300mに札幌市電鉄北(てつほく)線の終点である新琴似駅前停留場が設置されていたが、地下鉄南北線の麻生駅延伸を待たずして廃止された。

備考

  • 待合室に苔生したの像がある。これは旧駅舎の札幌方面行ホームにあったものを移設したもの。公募で「新ちゃん」と名づけられた。

隣の駅

北海道旅客鉄道
札沼線
新川駅 (G04) - 新琴似駅 (G05) - 太平駅 (G06)

脚注

  1. 2012年6月1日に電化開業。

関連項目

外部リンク

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