慶尚南道

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慶尚南道(キョンサンナムド、けいしょうなんどう)は、大韓民国の南東部(朝鮮半島南東部)に位置する行政区。全羅南道全羅北道慶尚北道に接している。慶尚とは主要都市、慶州新羅の古都)、尚州を組み合わせた言葉であり、この周辺地域を慶尚道と呼ぶ。行政区画としては李氏朝鮮の時代に東西に分けられたりなど試行錯誤が行われ、1896年、勅令第36号で朝鮮八道における慶尚道の南半分を「慶尚南道」と定めた。通常は慶南と略される。その後、釜山広域市蔚山広域市が分離独立したが、梁山市は裁判管轄に関しては蔚山地方法院の管轄になっている。道庁は十三道制施行当初から永らく釜山市→釜山直轄市に置かれたが、1983年に昌原市に移転した。

概要

東は蔚山広域市釜山広域市に、南は対馬海峡に面し、北は慶尚北道大邱広域市に、西は全羅北道全羅南道に接している。道を流れる洛東江がこの地域の利水をもたらしている。

金海周辺の洛東江の三角州である平野(行政区画は釜山広域市にまたがる)は韓国有数の穀倉地帯といわれる。コメ、豆、ジャガイモ大麦なども生産される。また、綿花ゴマ果物の生産も盛んである。韓国でもっとも漁業が盛んな地域のひとつであり、多くの海産物が水揚げされる。

1月の平均気温馬山(2.8℃) 密陽(-0.2℃) 巨済(1.9℃)

8月の平均気温: 馬山(26.6℃) 密陽(25.6℃) 巨済(25.7℃)

行政と議会

  • 道知事洪準杓(홍준표、2014年7月1日~現在)第35代(民選6期)。
    • 第34代(民選5期):洪準杓(홍준표、2012年12月20日~2014年6月30日)。元ハンナラ党(現・セヌリ党)代表、大統領選挙と同時に行われた知事選で当選。金知事の残余任期を務めた。
    • 権限代行:イム・ジェホ(임채호、2012年7月7日~12月19日)。12月19日の知事選で後任知事を選出するまで期間の道行政を担った[1]
    • 第34代(民選5期):金斗官김두관、2010年7月1日~2012年7月6日)民主統合党の大統領候補予備選出馬のため2012年7月6日に知事を辞職[2]
    • 第33代(民選4期):金台鎬김태호、2006年7月1日~2010年6月30日)
    • 第32代(民選3期):金台鎬(김태호、2004年6月6日~2006年6月30日)。2004年6月5日の補欠選挙で当選。金爀珪前知事の残り任期を勤めた。
    • 第31代(民選3期):金爀珪김혁규、2002年7月1日~2003年12月4日)。2004年4月の国会議員選挙ウリ党から立候補するために辞職[3]
    • 第30代(民選2期):金爀珪(김혁규、1998年7月1日~2002年6月30日)
    • 第29代(民選1期):金爀珪(김혁규、1995年7月1日~1998年6月30日)
出所:慶尚南道知事室「역대도지사」(歴代道知事)。2010年7月2日閲覧
  • 道議会:55議席(地域区50+比例代表5)地域区は小選挙区制
党派別議席数(2014年7月1日現在)
合計 党派別内訳
セヌリ党 新政治
民主連合
労働党 無所属
合計 55 50 2 1 2
選挙別内訳 地域区 50 47 0 1 2
比例代表 5 3 2 0
出典:“慶尚南道議会ホームページ”の현역의원 정당별 검색(現役議員政党別検索)。2014年7月1日閲覧

慶尚南道の自治体

市部

郡部

読みは大韓民国の地方行政区画を参照。

著名な出身者

友好自治体

脚注

  1. 경남도, 임채호 권한대행 체제 출범 7월 7일부터 12월 19일 차기 도지사 선출 시까지(慶南道、イム・ジェホ権限代行体制出帆 7月7日から12月19日に次期知事選出まで)。경남이야기(慶南イヤギ)2012年7月9日
  2. テンプレート:Cite news
  3. 한나라열린우리이회창, 김혁규의 정치유전 - 오마이뉴스(ハンナラ→開かれたウリ→李会昌、金爀珪の政治流転)2007年12月11日付オーマイニュース

関連項目

外部リンク

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