宝島 (鹿児島県)

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ファイル:Takara-jima Island Aerial photograph.1978.jpg
宝島の空中写真。この画像は上方が北東方角である。1978年撮影の12枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。
ファイル:Kagoshima Satsunan-islands.png
トカラ列島(薩南諸島、中部)

宝島(たからじま)はトカラ列島に浮かぶである。郵便番号は891-5301。人口は116人、世帯数は70世帯(2012年11月30日現在)[1]

地名(行政区画)としての「宝島」の呼称は鹿児島県鹿児島郡十島村大字となっており、大字の区域は宝島の全域にあたる。

概要

  • 人口 - 116人[1]
  • 面積 - 7.14km²
  • 周囲 - 13.77km
  • 経緯 - 北緯29度09分、東経129度13分
  • 気候 - 亜熱帯(5月~9月までに多く雨が降る)
  • アクセス - 鹿児島港よりフェリーで約13時間(※宝島には空港は無い)

地理

トカラ列島の有人島では最南端(無人島は宝島の南方に横当島がある)にあり、鹿児島港から366Km、奄美大島からは90Kmの位置にある。周囲はサンゴ礁に囲まれているが、島の北東部には地元住民が「サバク」と呼称する海浜砂丘がある。集落は島の北岸の平地にあり、前籠港や十島村立宝島小中学校などの公共施設が多く所在している[2]

歴史

島内からは多くの土器が出土しており、下層部からは縄文後期の頃のものとみられる宇宿下層式土器や八重山式土器、上層部からは弥生中期の頃と見られる須玖式土器が出土している[3]

宝島という地名は江戸期より見え、薩摩国川辺郡のうちの村名であったとあるが、薩摩藩の直轄領であったため、には属さず、藩の船奉行の支配下に置かれていた。宝島の村には小宝島も含まれていた。口之島中之島と同様に津口番所、異国船番所、異国船遠見番所が設置され、城下より在番が派遣されていた。村高は「薩藩政要録」では395石余であった[3]

文政7年(1824年)8月、イギリス船が来島し、島民に牛を譲渡するように要求したが、在番及び郡司が拒否したため、20名から30名程度のイギリス人が島に上陸し牛3頭を略奪した。この事件で横目の吉村九助が在番所でイギリス人1名を射殺、流人であった2名の武士も争いに参加したとある。この事件が1つの要因となり、翌年の文政8年(1825年)には異国船打払令が出された[3]。 この事件の顛末を吉村昭が短編小説『牛』で描いている。

1896年(明治29年)に川辺郡から大島郡に所属が変更となり、1911年(明治44年)に十島村(じっとうそん)の大字となり、第二次世界大戦終戦後はアメリカ合衆国臨時北部南西諸島政庁の支配下におかれていたが、1952年(昭和27年)にトカラ列島が本土復帰したのに伴い、下七島は十島村とし、上三島は三島村となり再び十島村(としまむら)の大字となった。また、同時に小宝島が大字宝島から分割され独立した[3]

なお、17世紀後半のイギリス海賊キャプテンキッドがこの島に財宝を隠したという言い伝えがある[4]

人口の変遷

統計年次〔年〕 世帯数〔世帯〕 総人口〔人〕 出典
1871年(明治4年) 55 299 地理纂考[5]
1882年(明治15年) 64 352 県地誌[6]
1895年(明治28年) 59 403 拾島状況録[6]
1910年(明治43年) 78 499 トカラの地名と民俗
1932年(昭和7年) 112 664
1955年(昭和30年) 123 560 角川日本地名大辞典

施設

公共
  • 十島村役場宝島出張所
  • 前籠港
教育
郵便局
  • 宝島郵便局
温泉

交通

航路

村営船フェリーとしま
  • 前籠港

湖沼

  • 大池

脚注

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関連項目

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外部リンク

テンプレート:トカラ列島

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  1. 1.0 1.1 国勢調査でみる地区別人口・世帯数の推移 - 十島村HP 2013年03月04日閲覧。
  2. 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.922
  3. 3.0 3.1 3.2 3.3 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.400 - 401
  4. 宝島について - 十島村役場HP
  5. 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.400からの孫引き
  6. 6.0 6.1 『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.401からの孫引き