児島競艇場

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テンプレート:基礎情報 競艇場 児島競艇場(こじまきょうていじょう)は岡山県倉敷市南部の児島にある競艇場である[1][2][3]

通称は、BOAT RACE児島(ボートレースこじま)。

概要

1952年琴海浜に開設された。 競艇の主催は第1施行者が倉敷市(競艇事業局)、第2施行者が備南競艇事業組合(総社市早島町浅口市里庄町で構成する一部事務組合)となっている。

入場料は100円。スタンド客席数は7618席、場内の駐車場台数は約2800台。開門時間は9:45(レースによって開門時刻の変更あり)入場門は3ヶ所、食堂は大小あわせて7ヶ所、銀行のCDもある。

施設概要

1階
屋外観覧席2307席、500人収容できるイベントホール、インフォメーションセンター・グッズ販売などを行う「ガァ~コの部屋」(2008年2月23日オープン)、毎節の優勝者表彰式などを行うイベント特設場の「ガァ~コステージ」(2009年2月オープン)、女性子供ルームに屋外子供用遊具が併設された「ガァ~コランド」(2009年4月リニューアル)、中国銀行のCDコーナー、食堂(コスモス・アジサイ)
2階
展示コーナー、食堂(サルビア)
3階
屋内観覧席3194席、東スタンドには女性カップル席105席、88インチ大型モニターがあるラウンジ183席、女性子供ルーム、食堂(ナデシコ・すずらん)
4階
屋内観覧席1968席、軽食喫茶(クローバー)、西スタンドには予想紙サービス・専用投票場やレストラン(カトレア)がある車椅子対応の特別観覧席(入場料1000円・指定席)402席
5階
予想紙やドリンクサービス・モニター付きシート・専用の投票場や駐車場がある有料会員制のロイヤルルーム(年会費120000円)がある。

また、競艇場北端には入場料不要で舟券が購入できる外向前売投票場「ポートウィンク」(7:30-15:30)があったが、2011年9月20日に新たな投票施設を増設し外向発売所「児島ガァ〜コピア・新館」(7:30-21:00・ナイター発売日以外は17:00)がオープンしたのに伴い、「ボートウイング」は「児島ガァ〜コピア・旧館」(10:00-17:00・ナイター開催GI発売日のみ21:00)としてリニューアルオープンした。

日本モーターボート選手会会長でもあった黒明良光(選手登録番号 2090)は、選手時代にここ児島競艇場をホームプールとしていた。現在は実況放送のスタート展示・リプレイ解説を担当している。実況はメディアターナーの椛島健一が担当している(椛島アナは近年、賞金王決定戦を実況している)。イメージキャラクターはアヒルのガァ〜コ、それにちなんでガァ〜コカップが行なわれている。

2010年1月9日からの開催より、大型吸気サイレンサー付きの減音モーターを採用している[4]

コース概要

競走水面は海[2]で、水質は海水[2][3]丸亀競艇場宮島競艇場徳山競艇場下関競艇場と並んで、瀬戸内海の海水を利用したコースで、潮の干満によりレースの傾向が変わり、潮の干満は2,3メートルである。満潮時は水面のうねりの影響が出るが、干潮時には逆に穏やかな水面状況になる[5]。競走水面の広さは日本の競艇場の中でも屈指[2]で、とくにバックストレッチの広さに特徴がある[2]

主要開催競走

例年11月頃に、周年記念(GI)として「競艇キングカップ」が行なわれている。企業杯 (GIII) として「シモデンカップ」が行なわれている。

新鋭リーグ戦の名称は「瀬戸の若鷲決定戦競走」。女子リーグ戦の名称は「瀬戸の女王決定戦競走」。

正月には岡山県モーターボート選手権大会、ゴールデンウィークには鷲羽杯競走、お盆には天領杯競走が行なわれている。桃太郎のふるさとである事から、ももたろうカップが行われていた。現在は男女W優勝戦が行なわれている。

SG開催実績

年度 競走名 優勝者 登番 出身
1968 第14回モーターボート記念競走 中止
1981 第16回総理大臣杯競走 平尾修二 2485 香川
1994 第40回モーターボート記念 関忠志 2380 岡山
1996 第23回笹川賞競走 松井繁 3415 大阪
1999 第34回総理大臣杯 今垣光太郎 3388 石川
1999 第45回モーターボート記念 山本浩次 3558 岡山
2001 第4回競艇王チャレンジカップ競走 西島義則 3024 広島
2004 第7回競艇王チャレンジカップ 田村隆信 4028 徳島
2008 第43回総理大臣杯 松井繁 3415 大阪
2011 第21回東日本大震災被災地支援競走グランドチャンピオン決定戦競走 瓜生正義 3783 福岡
2012 第15回チャレンジカップ 平尾崇典 3822 岡山

TVコマーシャル

かつては、マスコットキャラクター”ガァ〜コ”と、その仲間たちとのバトルのCGアニメーションを使ったCMを放送していた。合言葉は「来て、見て、競艇!!」 また、児島競艇場で開催される大会のCMは、2008年ごろに使われていた和田アキ子出演バージョンや、2011年から2013年まで使われていたアッキーニャ(南明奈)出演バージョン、2014年から使われるボートニャーバージョン(現行)の全国版CMは使わず、児島競艇場独自のCMが使われている。 2010年度から「競艇」から「BOAT RACE」に改称されているが、2010年7月までは「BOAT RACE児島」ではなく「児島競艇」としてCMを放送していた。2010年8月から2012年まではイギリスの童謡『ピクニック』の替え歌をバックにし、2010年6月に開催されたSGグランドチャンピオン決定戦のポスターにあった「よしコイッ!」「行けー!」「なんしょんなァーッ!!」等のフキダシの台詞を採用し、「児島ボート」としてCMを放送していた。2013年からは、メロドラマテイストのCMを放送している。 なお、「BOAT RACE児島」改名後は、マスコットキャラのガァ〜コのマークが使われ、「BOAT RACE」のシンボルマークは一切使わていない。また、開催スケジュールのポスターも、「BOAT RACE」のイメージキャラクター(現在はボートニャー)は使わず、ガァ〜コを使用。(これは、全国の競艇場では児島競艇場のみである) また、RNCテレビにおいての『NNNスポーツニュース』のローカルスポンサーでもあった[6]

アクセス

以下の場所から無料送迎バスが運行されている。

バス発着地と時刻

ナイター開催の日は運行時刻が異なる。

本場発売・児島開催日(児島競艇場で開催される日)

  • 児島駅 - 下電バス(児島駅から約3分)
    • 9:40 - 14:00まで随時運転

倉敷・総社方面

  • 倉敷駅(大原美術館前・老松東・大高・五軒屋・観音堂・松竹梅南・広江・新呼松・塩生経由) - 下電バス(倉敷駅から約50分)
    • 倉敷駅9:25 → 本場10:15 ※この便のみ本場での場外発売日も運行
    • 倉敷駅10:20 → 本場11:10
    • 倉敷駅11:35 → 本場12:25

玉島・福山方面

  • 金光駅(玉島中央町・霞橋・連島・ヤットコ・水島駅北・中畝経由) - 両備バス(金光駅から約60分)
    • 金光駅9:00 → 本場10:00
  • 急行・福山駅南口(広尾経由直行便) - 井笠バス(福山駅から約80分)
    • 福山駅9:00 → 本場10:20
      • 福山東IC - 児島ICは山陽道・瀬戸中央道経由
  • 一般道経由便は、福山発の直行便と矢掛発の経由便に統合される形で廃止された。

岡山・玉野方面

  • 宇野駅(玉・和田・日比・渋川・唐琴・由加登山口・下の町経由) - 下電バス(宇野駅から約55分)
    • 宇野駅9:20 → 本場10:16

休止中

  • 藤原西(岡山) - 下電バス
    • 2011年4月8日から運休中
  • 赤磐市下市 - 中国JRバス
    • 2011年4月8日から運休中

単独場外発売日(児島本場で場外発売のみの日)

  • 児島駅 - 下電
    • 9:40 - 14:00まで随時(児島駅から約3分)

倉敷方面

  • 倉敷駅(小川経由) - 下電バス(倉敷駅から約50分)
    • 倉敷駅9:20 → 本場10:10
  • 倉敷駅(塩生経由) - 下電バス(倉敷駅から約50分)
    • 倉敷駅9:25 → 本場10:15

JR復路運賃の払い戻し

以下の条件で来場して、JR運賃払い戻しの専用受付で受付時間内に手続きをすれば、最高2000円までのJR運賃の払い戻しを受ける事が出来る。 ただし、法律の関係上「未成年者」は対象外となる。また、条件に該当しない場合(復路券を提示出来ない場合など)も対象外となる。

  • 乗車駅で往復乗車券を購入して無料送迎バス発着駅(児島・倉敷)まで鉄道を利用してそこから無料送迎バスに乗り来場し、専用受付で帰りの切符(復路券)を提示した場合。

2010年11月19日までは往復運賃が払い戻し対象であったが、11月23日の「第15回日本財団会長杯」初日から復路運賃のみ対象と変更になった。

専用場外発売場

ボートピア松江(2000年8月13日に開設) 島根県松江市寺町198番地57

児島ガァ〜コピア(2011年9月20日に開設) 岡山県倉敷市児島元浜町790番の1

  • 旧外向前売投票所「ポートウインク」に新たな投票施設を増設し,「児島ガァ〜コピア」としてリニューアル
  • 児島駅から徒歩約20分

ミニボートピア井原(2013年12月14日に開設)[8] 岡山県井原市下出部町(しもいずえちょう)

SG開催予定

なし

岡山支部の主な選手

その他

  • せんい児島瀬戸大橋まつり - 繊維産業の集積地である児島をPRする目的で春と秋の年2回、当競艇場で開催。
  • 第1回倉敷国際トライアスロン大会 - 2011年7月10日開催。スイム1.5kmは競走水面を使用。バイク・ランの中継地点としても使用された。
  • 2002年8月22日、『ボートピア松江開設2周年記念競走』開催2日目の第6競走[9]において、複勝式の払戻金がそれぞれ249,810円、172,790円となったことがあった。当レースの複勝式の投票数は59,959票(売り上げ5,995,900円)で、そのうちのほぼ全てが2号艇・崎野俊樹に投じられていた。しかし、崎野は複勝的中圏外の3着に敗れ、4号艇(1着)、3号艇(2着)がそれぞれ的中となった。的中枚数は4号艇9票、3号艇13票であった[10]

脚注

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注釈

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出典

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参考文献

外部リンク

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  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 蛭子1992、201頁。
  3. 3.0 3.1 藤野2006、225頁。
  4. モーター仕様の変更のお知らせ
  5. テンプレート:Cite web
  6. ただし、80年代半ば頃からは児島ボートを含む複数社提供となった
  7. 7.0 7.1 テンプレート:Cite web
  8. テンプレート:Cite news
  9. [1]
  10. 【競艇】児島競艇で24万複勝舟券!リンク切れ