佐貫駅

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ファイル:Sanuki-station west-exit.jpg
西口(2008年9月23日)

佐貫駅(さぬきえき)は、茨城県龍ケ崎市佐貫町にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・関東鉄道である。

JR東日本の常磐線と、関東鉄道の竜ヶ崎線が乗り入れ、接続駅となっている。竜ヶ崎線は当駅が起点である。

歴史

駅構造

JR東日本

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島式相対式混合2面3線のホームを持つ地上駅。2番線と3番線は島式の同じホーム。南西(上野方)から北(水戸方)にカーブしている。出発時は2番線を除き駅係員が合図を送っている。

水戸方面行き列車は下り本線(3番線)に停車すると列車とホームの間に大きな隙間が生じるため一部を除いて中線(2番線)に発着するが、特急特別快速は3番線に停車する。中線進入時は本線と比べてより手前から徐行する。

橋上駅舎を有する。改札口は1箇所、また出入口は西口と東口の2箇所があり、東口前に関東鉄道竜ヶ崎線の駅がある。自動券売機みどりの窓口(営業時間 6:00 - 21:00)・指定席券売機・Suica対応自動改札機設置駅。

のりば

番線 路線 方向 行先 備考
1 テンプレート:Color常磐線 上り 我孫子上野方面 通常はこのホーム
2 テンプレート:Color常磐線 上り 我孫子・上野方面 待避列車
下り 土浦水戸方面 普通列車
3 テンプレート:Color常磐線 下り 土浦・水戸方面 特別快速・特急と一部の普通列車
  • 2番線は主に優等列車の待避をする列車が使用する。日中も上り普通列車がこの番線を使用している。
ファイル:Platform of JR Sanuki Station.JPG
1番線から上野方面を見る(2011年9月4日)

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関東鉄道

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単式ホーム1面1線を有する地上駅。かつてはJR駅の東側に「関鉄佐貫駅」の看板を掲げる小さな駅舎が置かれていたが、2009年平成21年)1月10日駅ビル化され、ビル竜ヶ崎方に駅用のフロアがある。出口はJR東口連絡路とタクシー乗り場前の2箇所。出口名称は表示されていない。列車の発車直前には発車メロディを使用する。

2012年(平成24年)5月16日より、営業時間が06:00~09:00と、16:00~20:00のみに変更された。

自動券売機、PASMO簡易改札機設置。出札口では鉄道線の定期券は発売しなくなったが、路線バスの定期券は発売する。路線バス・流通経済大学特定バスの回数券を発売する自動券売機もある。改札口ラッチはあるが、普通乗車券等では改札(改札時の押印)が省略される。集札は駅員が行う。

かつては現在のJR常磐線と線路が接続されており、貨車が行き来していた。竜ヶ崎線での貨物輸送廃止後に撤去され、跡地は駐輪場飲食店等になっている。また、ワンマン運転開始前は現行のホームの反対側(駅前ロータリー側)に駅舎とホームがあった。構内を流れる用水路に当時の名残がある。

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利用状況

JR東日本

2012年度の1日平均乗車人員は14,001人である。近年の推移は以下のとおり。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2000 16,842
2001 16,746
2002 16,316
2003 16,239
2004 15,743
2005 15,497
2006 15,429
2007 15,553
2008 15,370
2009 15,017
2010 14,550
2011 14,030
2012 14,001

JRは、竜ヶ崎線乗換駅として開業した歴史があるが、大規模住宅地である竜ヶ崎ニュータウンへ当駅から路線バスが走り、龍ケ崎市東部まで広がる同ニュータウン全地区は主要道路が全て市西部の当駅に通じており、ニュータウンからの東京通勤者が多い。流通経済大学中心市街地に隣接した場所にあるものの、送迎バスは当駅を発着するため、学生・関係者の利用も多く、JR駅案内サインは茨城県内では数少ない多言語表記である。龍ケ崎市の玄関口として、また稲敷市江戸崎地区・新利根地区から自家用車で当駅まで乗りつけるケースもあり、利用範囲は広い。駅西側は取手市の藤代地区である新川、双葉地区に近く、双葉団地までのバスも発着する。

隣の藤代駅と同様、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線開業による利用者減少を受けないと考えられる駅であるため、特急等の列車の停車が増加傾向にある。ちなみに、上野から当駅までの自由席特急券の料金は500円であり、牛久以遠は900円(「フレッシュひたち回数券」利用だと1回当たり550円)となることもその背景にあると考えられる。

関東鉄道

関東鉄道の1日平均乗降人員は以下のとおり。

  • 2009年(平成21年)度:2,511人

関東鉄道竜ヶ崎線は、主に龍ケ崎市中心部にある竜ヶ崎駅からJR常磐線上野方面へ移動する客である。

駅周辺

元々乗換駅として開設された駅であり、駅の東側を旧水戸街道が通過しており、龍ケ崎を経て成田方面に向かう街道筋が分岐してはいたものの、駅付近には旧来からの集落や市街地は存在していなかった。その後、東京通勤圏拡大とともに新興住宅地が開発された。竜ヶ崎ニュータウンや、最も近い旧宿場町若柴宿とは住宅街がつながっておらず、駅周辺の住宅地を東へ出ると田園地帯が広がる。西方面には牛久沼がある。

駅周辺には商店やスーパーマーケット居酒屋が何軒か立地するが商店街と呼べるほど密集はしていない。

東口

西口

バス路線

停留所の名称は、東口が佐貫駅(1~5番のりば)および佐貫駅東口前(6~7番のりば)、西口が佐貫駅西口となる。

乗場 主要経由地 行先 運行会社 備考
東口1番 竜ヶ崎ニュータウン中央・中根台中学校 ニュータウン久保台 テンプレート:Color関東鉄道 朝夕運行
竜ヶ崎ニュータウン中央・若柴公園・中根台・久保台 テンプレート:駅番号ニュータウン龍ヶ岡(白羽一丁目) 平日運行(運賃1.5割増)
竜ヶ崎ニュータウン中央・若柴公園・中根台・久保台 白羽一丁目 土休日夜運行
東口2番 竜ヶ崎ニュータウン中央・若柴公園 ニュータウン長山
東口3番 平台入口・中根台・久保台 白羽一丁目 朝夕運行
平台入口・中根台・久保台・済生会病院
平台入口・中根台中学校・ニュータウン久保台・済生会病院 日中運行
東口4番 竜ヶ崎ニュータウン中央・中根台・久保台 総合運動公園
馴柴小学校・川原代小学校・竜ヶ崎駅・戸張・角崎坂下 江戸崎 朝運行
馴柴小学校・川原代小学校・竜ヶ崎駅 戸張 休校日運休
東口5番   テンプレート:駅番号流通経済大学
東口6番 馴柴小学校・川原代小学校 竜ヶ崎駅
ニュータウン中央・川原代小学校・総合福祉センター 文化会館 龍ケ崎市コミュニティバス 龍ぐうバスEルート
東口7番 藤代・光風台団地入口 取手駅東口 テンプレート:Color関東鉄道
新川 佐貫駅西口 龍ケ崎市コミュニティバス 龍ぐうバスEルート
西口 ニュータウン中央・川原代小学校・総合福祉センター 文化会館

隣の駅

東日本旅客鉄道
テンプレート:Color常磐線
藤代駅 - 佐貫駅 - 牛久駅
関東鉄道
テンプレート:Color竜ヶ崎線
佐貫駅 - 入地駅

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク

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