新興住宅地

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新興住宅地(しんこうじゅうたくち)とは、新たに開発した住宅地のことである。

概要

開発後どの程度の期間までが“新興”かという基準や居住者層の要件は、特段見られないが、都市への人口の集中がなされると、都市縁辺の未開発地域や近郊農村などの未開発地を確保し、住居確保、住宅供給のため次々に住宅地開発を行われる。

日本における新興住宅地

日本では明治期の入植と、その後の沿線開発と震災を契機とする郊外への移住が住宅地を供給する展開をみせる。これらを境に住宅地の観念が定着するとしていて、戦後に開始される宅地造成日本のニュータウンなどの住宅地供給が新興住宅地を形成したとしている。第二次世界大戦前の東京の例では、 大正期に設立された田園都市株式会社の田園調布成城などが新興住宅地として開発された。高度経済成長期以降、日本住宅公団住宅供給公社などが次々に団地造成事業などで多くの住宅造成地を建設し住宅供給が行われ、既存の大都市周辺部への住宅開発が進んだ。

関連項目