衛星都市

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衛星都市(えいせいとし)とは、都市圏中核都市[1]周辺(郊外)に位置し、中核都市に対し通勤・通学や消費者等の流出が多い、または機能の一部を分担している都市のことである。

概略

都市の発達過程で、中核都市の過密によって起こる都市問題により住居や事業所等の宅地を求め周辺の郊外にある小都市、農村等が中核都市からの人口流入、あるいは事業所や機能の移転により衛星都市化することが多く、逆に中核都市の空洞化を招く要因になっている。住宅衛星都市(ベッドタウン)や工業衛星都市などがあり、住宅衛星都市の場合は夜間人口が昼間人口より多い傾向にある。

名称の由来は、中核都市の周辺に衛星の様に存在するためであるが、実際には都市圏の発達や交通機関・交通網の発達によるものが大きく、成熟した大都市の場合には市街地が拡大し一部になっている場合がある。

日本における状況

都市の傾向

  • 多くの場合、大挙して押寄せる住人の利便性要求を受ける形で鉄道交通や商店街、さらに娯楽施設歓楽街医療施設などが急速に充実した後、経済的に停滞し易い。
  • 都市住人の匿名性等の影響を受け易いため、繁華街から少し離れるだけで農地も見られる牧歌的な地理状況と裏腹に、都市型犯罪が起きやすい傾向も否めず、郊外型犯罪と呼ばれる造語も生まれている。

脚注

  1. 広辞苑等の辞書によると衛星都市とは大都市周辺に存在するものとされているが、人口10~30万規模の地方中核都市周辺にも衛星都市は存在するなど、中核都市の規模にはあまり関係しない。

関連項目