一夢庵風流記

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索

一夢庵風流記』(いちむあんふうりゅうき)は、隆慶一郎が執筆した歴史小説週刊読売1988年1月3・10日合併号から1989年1月29日号にかけて連載された。

概要

舞台は戦国時代末期。織田信長に仕え「槍の又左」と呼ばれた前田利家には兄利久がいた。その兄の養子が本作の主人公前田慶次郎前田利益)である。愛馬・松風との出会い、親友・直江兼続との出会い、朝鮮斥候の任務などを中心に、天下御免の傾奇者として知られた前田慶次郎の活躍を描く。

1989年柴田錬三郎賞を受賞。

1990年から1993年にかけて、本作品を原作とした原哲夫による漫画作品『花の慶次 雲のかなたに』が執筆されている。

書誌情報

漫画

テンプレート:Main

少年漫画ということもあり、主人公の年齢が若くなっていることを筆頭に、原作の設定や展開とは大きく変わっているところが多々見受けられる。
「雲のかなたに」という副題は、隆慶一郎本人の発案である。

舞台

風流夢大名

1995年明治座で初演。1997年サンシャイン劇場、翌年1998年には明治座10月錦秋公演として再演された。

出演者

花の武将 前田慶次

2010年9月に大阪松竹座で上演。

主な配役

一夢庵風流記 前田慶次

テンプレート:Main 2014年宝塚歌劇100周年記念公演の第5弾として雪組が上演。公演期間は6月6日 - 7月14日=宝塚大劇場、8月1日 - 8月31日=東京宝塚劇場。併演作は『My Dream TAKARAZUKA』。

主な配役

スタッフ

  • 脚本・演出:大野拓史
  • 制作著作:宝塚歌劇団

関連項目