ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー

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テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/Footerビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』(ビーストウォーズ ちょうせいめいたいトランスフォーマー)は、カナダ製作のテレビアニメ作品。トランスフォーマーシリーズの一作である。1997年(平成9年)10月から1998年(平成10年)3月まで、テレビ東京系列と一部独立UHF局で放送。全26話。

作品概要

カナダのメインフレーム社で制作された「BEAST WARS: TRANSFORMERS」第1シーズンの日本語吹替版である。世界初の全編3DCGによるテレビアニメとして制作されている。米国ではシンジケーション番組として1996年から1997年まで放送され、1999年からはフォックス放送内のFox Kidsで放送されるが、一部のシーンがカットされている。カナダではYTVにて放送。

この作品以降、「トランスフォーマー」におけるサイバトロン総司令官は(G1コンボイとは別人の)コンボイタイプに統一されることになり、G1の時系列からは独立したシリーズも登場するようになる。

ストーリー

戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー』より数百年後の未来、サイバトロンとデストロン、そしてユニクロンの三つ巴の戦争(グレートウォー)が終結したセイバートロン星では、両者が共存し平和と繁栄の時代を築いていた。

しかし、サイバトロンが極秘に保管していたエネルゴンの源泉が記録されているゴールデンディスクを、初代メガトロンの後継者を自称するメガトロンとその部下が強奪、エネルゴンを狙い外宇宙へと逃亡してしまう。

数ある追撃艦の中、唯一彼等に追いつくことができたサイバトロンの探査船「アクサロン」の乗組員達は、本来の任務を中断、メガトロンのデストロン戦闘艦「テラクラッシャー」が使うトランスワープの痕跡を辿りながら追跡、ワープアウト直後のある惑星の衛星軌道上で交戦するが、双方深刻なダメージを受けた上、惑星の重力圏に捕まり、墜落していった。

アクサロン艦長コンボイの判断により探査船のプロトフォーム(素体)状の乗組員を衛星軌道上に放出。残りの面々は全員無事ではあったが、船は飛行能力を失い、惑星外へ一切の通信手段を失ってしまう。更にこの惑星はエネルゴンの影響が強くロボットモードでは負担が大き過ぎる為、惑星の生物をスキャンした上で環境に合わせた、動物への変身体(ビーストモード)を余儀なくされる。

その後、探索に出掛けたコンボイ達は同様の理由でビーストモードと化したメガトロン一味と遭遇する。コンボイは話し合いで解決しようとするが、エネルゴンの源泉を前にしたメガトロンが当然聞き入れるわけはなく、両者はそのまま戦闘に突入、しかし5対4という数の差の上に、仲間達が好き勝手に戦い、全く連携が取れていない状況では勝てる見込みはなく、コンボイは負傷、そのまま撤退する。

だがアクサロンを目前にした所で、デストロンを追放されたダイノボットがサイバトロンの司令官の座を賭けて、コンボイに戦いを挑んで来る。両者は互角の戦いを展開するも、まとめて葬らんとするデストロンの奇襲で対決は有耶無耶の内に終わり、コンボイは仲間達の反対を押し切りダイノボットをサイバトロンの一員に迎える。

元デストロンのダイノボットを加えたサイバトロンは、エネルゴン鉱山でデストロンとの5対5のビーストモードでの総力戦が始まる。ダイノボットの加勢もあり、デストロンの撃退に成功するが、メガトロンは未だ健在で野放しにすることができなかった。コンボイはこの未開と未知の惑星に留まる事を決意する。ここにサイバトロンとデストロンによるビーストウォーズが始まった。

キャラクター

全長、体重などは日本で発売された書籍に準ずる。彼らのセイバートロンモード(母星での姿)は後年ボットコンなどの限定トイという形で立体化された(いずれも既存のキャラクターのリデコやリペイント)。

サイバトロン(Maximals)

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総司令官 コンボイ/Optimus Primal
  • 全長:2.8m、重量:2t、飛行最高速度:マッハ7、好物:バナナ
ゴリラに変身する調査船アクサロンの艦長(総司令官ではなく一部隊の指揮官)。
一人称は「私」。指揮経験は浅いが、聡明で理知的な指揮官であり、正義を誰よりも愛する性格から、曲者揃いの部下達からも厚い信頼を受けている。デストロンやエイリアンなどに立ち向かい、常に前線で戦う勇気を持つ。高い戦闘力を持ち、メガトロンやダイノボットとの一騎打ちでも一歩も退かない。10話でスコルポスのサイバーウイルスにより死の恐怖から暴走した際は、ラットル曰く「ワイルドなお方」と化し、タランスやワスピーターを瞬殺する凶暴さを見せた。
両腕のプラズマキャノンや柳葉刀状の双剣「サイバーブレード」、背部から展開するミサイルランチャーと、多彩な武装を持つ。背中のジェットパック「コンボイジェット」による空中任務も得意とする[1]
物語終盤エイリアンが衛星に偽装させていた惑星破壊兵器を起動。これを阻止すべく、脱出用ポッドで突撃することで惑星破壊兵器を破壊しようとするが、メガトロンの策略によりポッドから脱出できずそのまま激突、爆散してしまう。爆散したパーツが宇宙を漂うシーンでは、一瞬だが苦悶に満ちたコンボイの顔と胸部プレートが写っている。
いわゆる“コンボイ顔”としては初めて唇があり、素顔のまま過ごすことが多いが、必要に応じてマスクを装着する。
ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』の劇場版『ライオコンボイ危機一髪!』には単独でゲスト出演を果たしている(こちらは作品の世界観に合わせセルアニメで描かれている)。
セイバートロンモードは三輪型装甲バギー[2]で、トイは『ギャラクシーフォース』のランドバレットのリデコ。
  • 公式の総司令官紹介やロボットマスターズなどでは、G1コンボイとの区別をつけるために、「ビーストコンボイ」と呼ばれることもある。
密林巡視員 チータス/Cheetor
  • 全長:2.3m、重量:1.5t、最高速度時速:300km(ビーストモード時)、好物:寿司
動物の中でも最速を誇るチーターに変身し、全戦士中最も素早い動きを身に付けている。メンバー中最も(精神年齢が)若いサイバトロン戦士で、活発で行動力があるが、冷静な思考と判断が苦手。その性格と自身の高い機動力故に独断専行することが多く、序盤では毎回危機に陥り、散々コンボイとラットルの手を焼かせた末、両者からキツイお説教をくらうことになる。
コンボイへの信頼は厚く、彼が殺人ウイルスに犯された際にも、彼の精神力をひとり信じていた。最終的に、チータスが彼を信じて放った言葉が、彼を正気へと引き戻すきっかけともなった。
武器は2種類の銃。爆弾作りも上手い。射撃の際の「撃つべし!」が口癖(最初に「撃つべし」と発言したのはラットル)。一発ごとに発音するときもある。語尾は「じゃん」。時折「ガゥ!」と吠える。
セイバートロンモードはレーシングカー。トイは『ギャラクシーフォース』のスキッズのリデコ。
諜報員 ラットル/Rattrap
ネズミに変身する最も小さなサイバトロン戦士。その小柄な身体を活かしスパイ活動を務めることが多い。
お調子者で軽口が多く、重要な場面においてもたびたび余計な一言を放ってダイノボットと衝突したり、コンボイに叱られている。そのくせ不利な戦いや不審な場所からは逃げようとする臆病者。しかしその態度は、豊富な戦場経験に裏打ちされた余裕と鋭い警戒心から来るもので、実はコンボイ不在時に司令官代理を任される程の熟練者かつ切れ者でもある。サイバトロンに接触してきたダイノボット(後に親友となるが)やブラックウィドーに対しても、しつこく警戒していた。ライノックスとは親友。一人称は「オイラ」。
海外版では経験豊富なベテラン戦士という色合いが濃いが、日本版では山口の吹き替えも相まって、チータスと同年代(もしくは少し年上)の少年戦士として設定されている。性格も、臆病な面が若干強調されている。ダイノボットとは喧嘩しながらも名コンビである。小柄なため、他のサイバトロン戦士(コンボイ、ライノックス、エアラザー、デストロンでは一度だけテラザウラー)の背中に乗っていることが多い。日本版ではアドリブが非常に多いキャラ。
小ぶりな銃「ラットビームガン」が武器。腕の中には爆弾やドライバーなどの隠しツールを収納できる。
セイバートロンモードはバイク。トイは『ギャラクシーフォース』のガスケットのリペイント。
  • 海外版では『2010』に登場したアーシーは彼の大叔母(Great aunt)という設定になっている[3]
陸上防衛戦士[4] ライノックス/Rhinox
  • 全長:2.6m、重量:2.8t、最高速度時速:40km(ビーストモード時)、好物:カレーライス
サイに変身する、チームの副司令官。
一人称は「僕」。語尾の「~だな」が口癖で、「止めなサイ」などと「さい」を強調することもある。機械に関する知識はサイバトロン随一で、修理、解析任務を行う。性格は温厚で思慮深いが、怒らせるとダイノボットを黙らせるほどに怖い。高い戦闘力と指揮能力を秘めており、コンボイから志願していれば司令官(プライムリーダー)になれると評されるほど。
鈍足だが怪力の持ち主であり、巨大なガトリング銃「ガトリングハンマー」による豪快な二丁射撃や体躯を活かした戦法を得意とする。
16話ではメガトロンにデストロンとして洗脳されるが、凶暴な面が露になった上で潜在能力が発揮され、デストロンメンバーを次々と襲撃した末リーダーの座を奪おうとした為に洗脳を解かれた。
セイバートロンモードはショベルドーザーで、トイは『ギャラクシーフォース』のガードシェルのリペイント。
特殊戦闘員 ダイノボット/Dinobot
  • 全長:2.9m、重量:1.7t、好物:生肉
ヴェロキラプトルに変身する元デストロン戦士。打倒メガトロンの為にサイバトロンに加わった。戦いに生き、戦いで死ぬことを最高の栄誉と思う誇り高い戦士で、コンボイやメガトロンと渡り合うほどの高い戦闘力を持つ。目からのビーム、回転する剣や盾で戦う。
その振る舞いは粗暴で、物事を戦いで解決する好戦的で気が短い欠点があり、他のサイバトロン戦士ともよく衝突する。しかし、変形できないダイノボットクローンに対してあえてビーストモードのみで戦ったり、度々敵に対して一騎打ちを申し出るなど、戦士としての良心は人一倍強い。また情に厚い面もあり、デストロンメンバーが同士討ちで全滅したかと思われたときには、既に敵となった存在であるにも関わらず落ち込んでいた。コンボイは彼のことを、「サイバトロンの理念に共感する事は決してないが、その性格上、自分達を密かに裏切ることも絶対にない」と少し変わった形で信頼している。何もかも正反対なラットルとは喧嘩が絶えないが、実はお互い一番の理解者でもある。低く唸るような声でしゃべり、しきりに「ダーッ!」と叫ぶ。
また、メガトロンの性格とその鋭利な思考を誰よりも恐れ、彼の動向には人一倍神経を尖らせる思慮深い一面がある。ちなみに本人曰く「戦史の勉強はよくできました」らしく、スタースクリームの本性について、サイバトロンでは唯一詳しく知っていた。
サイバトロンへの加入する際、当初は自分が指揮官になろうと考えており、コンボイと指揮官の座を巡って争った。勝敗は着かなかったが、以後互いの実力を認め合い、深く意気投合するに至る。加入後はコンボイの良き右腕役も務め、サイバトロンメンバーでも一際対等な目線で彼と向き合う。元デストロンということもあって、当初はトラブルが起きた際に他のサイバトロンメンバーから疑われることもあったが、勇猛な戦いを幾度もこなすうちに信頼を得ていった。また、彼が持っているデストロンに関する情報も、サイバトロンの貴重な戦力となる。
コンボイが周辺調査などに赴く際は大抵ダイノボット1人だけを同行させていたり、コンボイが負傷した際は他のメンバーを差し置いて自ら進んで看病役を務めるなど、決着こそつける事が出来なかったものの、彼を自らのリーダーとしてリスペクトしている面もある。
次々と変化する状況に対処するのが精一杯の状態が大半の登場人物達の中で、両陣営を渡り歩き、最も苦悩した上で、導き出した彼の決断が、未来を変え続編で大きな結末を迎える。
前日談でのセイバートロンモードはショベルカー。トイは『ギャラクシーフォース』のロングラックのボディに『マイクロン伝説』のグラップ・スーパーモードの頭部を組み合わせたもののリデコ。
極地偵察員 タイガトロン/Tigatron
  • 全長:2.3m、重量:1.5t、好物:特になし
7話から登場。衛星軌道上から地上に落下したサイバトロンのプロトフォームが、ホワイトタイガーをスキャンして誕生した戦士[5]。寒さに強く極地偵察員を務める。
一人称の「拙者」や語尾の「ござる」など、侍のような口調で話す[6]。落下の衝撃によって、自己認識回路を損傷してしまった。これに加えて、初期メンバーと違い、現地で誕生したトランスフォーマーの特徴なのか、ビーストとしての性質が強く、エネルゴンへの適応力が強い。自然を愛し、ロボットモードで戦うことより、ビーストモードで野山を駆け巡る暮らしに安らぎを感じている。単独行動が好きで、よく思い出話をする。武器は銃。隠密(ステルス)モードにより相手に察知されず行動することができる。一度だけ死んだと思われた時にはラットルとチータスに「出たばっかなのに〜」と言われた。
親友のシベリアンタイガー、トラジロー(英名:Snowstalker)を自分の放った砲撃で亡くしてしまい戦意を喪失、戦線離脱しかけたことも。また、エネルゴンの過剰な影響を防ぐ基地のバリアを破られ、サイバトロンが長期のビーストモードを余儀なくされた際には、野性に引きずられそうになった他の面々(エアラザーを除く)を導き、ビーストモードとの共生を説いて仲間を救った。
上述の通り地球生まれのトランスフォーマーである為、セイバートロンモードは無いが、海外では「もし彼にセイバートロンモードがあったら」という設定で限定トイが発売されている。トイ自体はビースト版と同じくチータスのリペイントで、『ギャラクシーフォース』のスキッズの頭部を変更したもの。
空中偵察員 エアラザー/Airazor
  • 全長:1.8m、重量:1.1t、好物:
12話から登場。タイガトロンと同様の経緯を辿り、ハヤブサをスキャンして誕生した戦士。タイガトロンと違いポッドは落下時に損傷してしまい、危険な状態だったがライノックスの懸命な修復作業で無事に誕生した。サイバトロンでは数少ない飛行能力を有す。性格は穏やかかつ純真だが、意外に辛らつなツッコミもする。一人称は「僕」で、掛け声は「ハイヤー!」。飛行能力とカメラアイによる偵察が主任務。ロボットモードでは超高速で飛行し、ソニックブームを起こすことも可能。また、腕からダート形ミサイルを撃つ。自然を愛するため、同様の性格を持つタイガトロンと共に行動することが多いが、「基地は性に合わない」と零すタイガトロンと違い、特に合わない素振りは見せていない。誕生の際にはチータスのチップを使用したため、彼と肉親のような精神的繋がりを持つという。
本来はエアレイザーという女性キャラだが、玩具販売の方針で日本語訳の段階で男性へと変更された(ブラックウィドーと比べ本作の時点では女性面を強調する場面は少ないが、座った状態でコンボイにすがりつく場面もある)。これは過去の女性トランスフォーマーでも見られている。タイガトロンとは相思の仲で日本語版では兄弟のような仲に見えるよう吹き替えられたが、後半はそうもいかなくなる。
セイバートロンモードは双頭ジェットで、トイは『スーパーリンク』のストームジェットのリデコ。
コンピューター(サイバガード)
ポッドなどのコンピューターの音声。

デストロン(Predacons)

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破壊大帝 メガトロン/Megatron
  • 全長:2.8m、重量:2.3t
伝説の破壊大帝・初代メガトロンの後継者を名乗るデストロンの指導者[7]ティラノサウルスに変身する。
休戦状態だったデストロン本部で反乱を起こし、サイバトロンからゴールデンディスクを盗み出すと共に仲間を連れ逃亡。紆余曲折を経て仲間を連れ惑星エネルゴアに不時着。デストロンの復権、全宇宙の支配を企む。
ロボットモードでの右手のティラノヘッドからのビーム・左手のティラノテイルからのミサイルと戦闘能力は計り知れないが、最大の武器は、敵のみならず味方に対しても心を許さない冷徹さ。味方の一部(特にテラザウラー、ブラックウィドーなど)からはあまり頭は良くないと思われているが、逸早くエイリアンの存在に気づくなど、実際は知略に富み、常に謀略を巡らしている。一時はタランスを罠に嵌めて抹殺しようとしたが、この行動が結果的にコンボイを罠に嵌める要因になった。前日談でのセイバートロンモードはミサイル装甲車(書籍「トランスフォーマー アルティメイトガイド」では「移動要塞」と記述されている)。トイは『ギャラクシーフォース』のバックギルドのリデコ。
自室にはゴールデンディスクの他に、棚に初代メガトロンの「融合カノン砲」とジェットロン(スタースクリーム?)の化石化した頭部が飾られている(サイズからレプリカと思われる)。
公式の破壊大帝紹介やロボットマスターズなどではG1メガトロンとの区別をつけるために、「ビーストメガトロン」と呼ばれることもある。
一人称は「俺様」。たまに「私」になる時がある。日本語版ではアドリブ路線に加え、声を担当した千葉繁の影響により、ギャグキャラとしての印象が非常に強くなっている。また、吹き替え版で「カーッぺッ!」と時折、唾を地面に吐きだす台詞も千葉のアドリブである。
砂漠戦闘指揮官 スコルポス/Scorponok
  • 全長:2.5m、重量:1.8t
サソリに変身する副指揮官。メガトロンへの忠誠心は本物である。不良のように「オラオラ!」と叫び、コギャルの如く語尾を延ばす癖もある。海外版ではセリフの言い回しから愚鈍な性格に設定されている。自分の地位を利用して仲間をこき使うが、不運があるとメガトロンにすがりつく泣き虫である。日本語版ではサイバトロンに寝返ったダイノボットに羨んでいる描写がある。
日本版では語られることはなかったが、メガトロンが彼を副指揮官にしている理由は、絶対に裏切ることのない馬鹿だからであるようで、多くのデストロンは彼のことを小馬鹿にしている様子が窺える。
主な武器はサソリの尾から出す毒や右腕の大バサミより発射する2連装のミサイルだが、その他にも、左腕の大バサミに偵察機能やウイルスを搭載した昆虫型メカ「サイバー・ビー」を装備している。尻尾の毒針を飛ばすことも可能。化学技術にもそこそこ詳しく、メガトロンがダイノボットのクローンを生み出した際には助手のような役割を果たした。
セイバートロンモードはホバークラフト。
空中攻撃兵 ワスピーター/Waspinator
  • 全長:2.5m、重量:1.3t、飛行最高速度:マッハ5
ハチに変身するデストロン軍の空中戦力でサイバトロンに攻撃を仕掛けた。性格はのんびり屋で、一人称は「ぼくちゃん」。「だブーン」の語尾が口癖。あまり戦いに積極的ではない上、戦闘時に身体をバラバラにされてしまうことが多いデストロン陣営のお笑い担当である。メガトロンのことは「いつかギャフンと言わせたい」らしいが、自分がデストロンのリーダーになる気はないらしい。日本語版ではブラックウィドーに対して先輩風を吹かせたことがあるが、これは当時ブラックウィドー役の永椎あゆ美(現:柚木涼香)が本作が声優デビュー作であることから生まれた楽屋ネタである。第21話ではスタースクリームの怨念に憑りつかれ、主導権を彼に握られた(声色もスタースクリームのものとなっており、日本語版ではメガトロンにそれを指摘されている)。飛行能力も数段アップしたが、サイバトロン陣の作戦でバラバラになった際には元に戻った。
目からのビームや蜂のハリ型の銃が武器。前日談でのセイバートロンモードはジェット機で、トイは次作『BWII』に登場したダージのリペイント。
忍者兵 タランス/Tarantulas
  • 全長:2.4m、重量:1.8t
クモに変身する陰湿な性格の技術者。単独行動が多く、基地から離れた場所に独自に秘密の研究所を設けている。メガトロンに対して何やら含むところがあるようで、常に何かを企んでいる節があるが一流の科学技術を持つためメガトロンも彼を手放せない。惑星エネルゴアの異変に誰よりも早く気づいていた。
8本のクモの脚から撃つマシンガンとアンカーを撃ち出す銃が武器で第3話では小型のロケットランチャーでラットルと戦い、頭部には相手の体温(機体から発するエネルギー)を感知するサーモスキャンがある。銃を撃ちまくる際は高笑いをする。一人称は「アタチ」で、口癖の語尾は「ッス」。また、企んでいるときは「ウヒャヒャヒャヒャ」と奇妙な笑い声を上げる。かぎ爪のようになっている手は、クモをスキャンする前は普通の形だった。中盤にはすでにエイリアン襲撃に気づいており救命ポットを利用して脱出を図ろうとしたが、インフェルノの手で仮死状態にされ、精神は自身の科学技術の知識を欲したブラックウィドーの中に転送されてしまった。しかし、そのことを逆に利用して彼女の精神にサイバーリンクを張る。
セイバートロンモードはメタルスでの姿に似ている。
空中戦闘兵 テラザウラー/Terrorsaur
  • 全長:2.3m、重量:1.5t
プテラノドンに変身。同じ飛行能力を有すワスピーターと行動を共にすることが多い。「ミーは〜ザンス」などとイヤミと同じ気取ったしゃべり方をする。たまに「カァ~」という。割と頭はきれ、度々メガトロンを出し抜きリーダーになろうと目論むが、その度に失敗する。飛行速度はどの戦士よりもずば抜けており、手持ちの銃や目からの怪光線、肩部のキャノン砲など武器は豊富だが、総合的な戦闘能力はあまり高くない様子(書籍『ビーストウォーズ ユニバース』によると、「彼は典型的なゴロツキに過ぎず、全くの臆病者である」と解説されている)。
6話では巨大なエネルゴンによって凄まじいパワーアップをした。この時ばかりは、メガトロンも負かすほどだったが、ラットルに巨大エネルゴンを破壊された事で能力が元の状態に戻り、基地に帰還後にメガトロンによって制裁を受けた。
セイバートロンモードはジェット機。
諜報工作員 ブラックウィドー/Blackarachnia
  • 全長:2.4m、重量:1.5t
8話から登場。サイバトロンのプロトフォームだったが、落下後にタランスのプログラム書き換えでデストロンとして誕生した女戦士。タランスの趣味でジョロウグモ(外見はセアカゴケグモに近い)のビーストモードになったが、本人は気に入っているらしい。一人称は「あたし」で、語尾は「~っしゃ」。
ずる賢く、自惚れ屋なため、味方からも警戒されている。遺跡の力でパワーアップし反乱を起こすなど、野心家でもある。スタースクリームが参戦したときは彼の側に付いたが、内心は不信感を持っていたらしく最終的にはサイバトロンと共闘する形でスタースクリームを撃退。メガトロンも一度は制裁を考えたものの、結果的にデストロンも救ったため、お咎めなしで許した(彼女自身は、スタースクリームの本性を探るために裏切った振りをしていただけと主張していた)。タランス同様、八本のクモの脚から撃つマシンガンが主武器だが、蹴りによる格闘戦も得意とする。
地上攻撃指揮官 インフェルノ/Inferno
  • 全長:2.6m、重量:2.3t、飛行最高速度:マッハ6
18話から登場。サイバトロンのプロトフォームのプログラミングチップを、タランスがデストロンのものと交換したことでデストロンとして誕生した(シェルプログラムによって書き換えられたブラックウィドーとは異なるケース)。アリに変身。誕生時のミスで、思考回路をアリの本能に支配されてしまい、自分を女王アリに仕える兵隊アリだと思っていた。見境なく暴れ回るが、メガトロンの命令だけには忠実(インフェルノにとってメガトロンが女王アリにあたるため)。二丁の拳銃によるミサイルと火炎放射を武器とし、戦闘能力が高く、飛行能力も持ち、ワスピーター、テラザウラーと共にサイバトロンを攻撃する。口癖は「ごっつんこ!」。初登場時のみ「でアリんす」などの廓詞を使っていた。
ナビ子
デストロン戦艦のナビゲーションシステム。陽気な女性の人格。時折シノラーっぽい声を出すことも。

その他のキャラクター

航空参謀 スタースクリーム/Starscream
第21話から登場。太古の昔、当時の破壊大帝ガルバトロンに処刑された旧デストロン航空参謀。スパークのみの存在となり、宇宙を彷徨う内に時の流れを超え、惑星エネルゴアに漂着。ワスピーターに憑依しメガトロンに恭順、サイバトロン基地占領作戦を見事に成功させるが、直後にブラックウィドーを引き連れて反乱を起こす。しかし、サイバトロン戦士とブラックウィドーの活躍によって結局計画は失敗に終わり、ワスピーターがエネルゴンの爆発により爆散する形でスパークは分離され、再び宇宙を彷徨うこととなった。自惚れ屋で傲慢な性格は相変わらずであった。なお、ダイノボットやブラックウィドーはその悪行三昧の歴史を聞き知っていた。因みに彼が取り憑いている間、ワスピーターの頭部にあるデストロンのエンブレムは、旧デストロン(ディセプティコン)の物に変化していた。
エイリアン
惑星エネルゴアに様々な遺跡を残していた謎の存在。コンボイの記憶をスキャンし、トランスフォーマー達が最も恐れる物「ユニクロン」の姿で意思を伝える。一部のムックでは役割が「悪徳宇宙人エイリアン」となっていた。
クローンダイノボット
第17話に登場。メガトロンが敵基地制圧のために作りだしたダイノボットのダミー。外見はダイノボットとまったく同じだが、完全な生身の恐竜であり、ロボットモードになれない。
性格は本物とは正反対で卑怯者。「でぃ」と江戸っ子ふうな語尾のしゃべり方をする。最期は本物と対決し、喰われてしまった。日本語版のメガトロンのセリフではピーマンキャベツ千切りみりん(少々)、コショウが材料として挙げられているが、メガトロン役の千葉によるただのアドリブである。

設定・戦力

サイバトロン関連

アクサロン
サイバトロン部隊の最速を誇るといわれている、トランスワープ(時間移動)航行が可能な超大型調査用宇宙船。船内には、船全体のコントロールを司るコンピュータ・「サイバガード」と、C/Rチェンバー(再生カプセル)を備えたメインルームのほか、乗員用個室、ステイシス・ポッドを搭載した格納庫などが置かれ、捕獲装置などの防御システムが設置されている(ラットルとダイノボットの揉め合いの末に暴走したことが一度ある)。船外には上部甲板に搭載された大型のプラズマキャノン砲、「オートウェポン」と呼ばれる複数の自動機銃、船体を覆う防御シールド、スキャナーを装備し、更に船内にいる乗組員にエネルゴン・フィールドの干渉を防ぐガードコイルが取り付けられている。
テラクラッシャーを追跡し、トランスワープしたが、敵側の攻撃を受けて第7セクターと誘導装置と安定装置が故障しエネルゴアに墜落。真下に川が流れる岩山に不時着し、飛行及び惑星外への通信が不能となってしまい、以降コンボイたちの拠点となる。
一度デストロンが壊滅したと騙された際に、テラクラッシャーの部品を奪って飛行可能なまで修理。帰還準備を進め離陸したが、デストロンの作戦で本船を奪われそうになり、結果墜落してしまい、再び飛行不能となってしまった。
ステイシス・ポッド<救命ポッド>
他惑星に探査要員となるプロトフォームを送り込むことが本来の目的のカプセル。プロトフォームのほか、着陸用のレトロ・スラスターとスキャナー、そしてトランスフォーマーのプログラミング装置とスパークを搭載する。アクサロンがエネルゴアへ墜落する直前、衛星軌道上に多数放出された。ふとした事故で落下してくる場合もある。
プラネットバスターを破壊するために、改良されたものを手に入れてコンボイが搭乗し、プラネットバスターへ向かったが、そのポッドはメガトロンがタランスを始末する目的で細工したものだったため、コンボイはポッドごとプラネットバスター破壊後、共に爆散してしまった。
サーベイ・ポスト〈探査装置、如意棒〉
サイバトロンのデストロン基地爆破作戦の際、デストロンのエナジー・シグネチャー(エネルギー波)を探知する為に作られた装置。ホッケー・パック程度の大きさから棒状に伸縮する。
設置作業の際にチータスが誤ってエネルゴン結晶に打ち込んでしまい、不安定エネルゴンとの相互作用で偶発的に転送装置を形成、通信機を介して両軍の基地を転送ルートで結んでしまった。
サイバトロニクス
いわゆる“サイバトロン文字”。日本語に酷似している。
シグナル・アレイ
テンポラル・プローブに信号を発信する信号塔。セイバートロン星から送られてきたテンポラル・プローブがエネルゴアの衛星軌道上に接近していると知ったサイバトロンによって妨害電波が少ないデストロン陣地の岩山に設置され、信号を発信しセイバートロン星に救援を求めようとしたが、デストロンによって執拗に妨害され、最後はメガトロンのミサイルで破壊されてしまい、信号を発信出来ずに終わってしまった。
テンポラル・プローブ〈探査機〉
行方不明のアクサロンが、もはや通常宇宙にいないと判断したセイバートロン本星の指示によって送り出された時空探査機、あるいは航時探査機。エネルゴアの衛星軌道上に接近したが、サイバトロンの活動が妨害され、失敗した直後にエネルゴアから離れてしまった。
フィールド・ダンパー〈エネルゴン除去装置〉
エナージョン・フィールドからトランスフォーマーの身体を守るための緩衝装置。
パワーシールド
アクサロン再浮上の際、デストロンに追われるダイノボットを救出するため、コンボイとチータスが使用した大型の盾(コンボイの顔の輪郭に似ている)。
ライノックスの“くしゃみ”から身を守る際にも、多数持ち出された。
ロッキング・チップ〈ロック用チップ〉
トランスフォーマーにステイシス・ロック状態をもたらす安全装置。エネルゴン波のために危険にさらされたエアラザーのプロトフォームを凍結固定する際、ステイシス・ポッドに備えられたロッキング・チップが破損していたため、チータスのものを転用した。
メンタル・ターゲッティング・グリッド〈座標〉
射撃シミュレーション用の、トランスフォーマーの脳裏に表示される共通フォーマットの標的座標図。視覚機能を失ったサイバトロンが戦う際、射撃方向のガイドとして使用した。
サイバトロン年代記 
“グレートウォー”の時代をはじめセイバートロンの歴史が記されたデータベース。「テープブック」版も存在する。

デストロン関連

テラクラッシャー
メガトロンらデストロンがゴールデンディスクとともに奪取した宇宙戦艦。アクサロン同様にトランスワープ航行が可能。船内には船を管理するナビゲーション型コンピューター・ナビ子や再生プール、「ガーディアン・アルファ」という防御システムが設置されているメインルームのほか、スキャナーやオイル風呂(トランスフォーマーには快適なものらしい)などもある。舷側に2連装サイドガンを数門装備している。
奪取直後にそのまま逃走用に乗艦してトランスワープ。エネルゴアの衛星軌道上でアクサロンの反撃を喰らってエネルゴアへ墜落(この際に主翼の片方がもげている)。辺り一面にマグマが煮えたぎる地帯に傾いたまま不時着して飛行不能となり、船内の床のほとんどがマグマに覆われた。そのため、船内を移動する際には浮遊する足場が使用される。
スパイダーボット
タランスのアジト内を徘徊している小型ロボット。複数存在し、『メンテナンス・ボット』や『フラッシュライト・スパイダー』などの呼び名を持つ。
トランスフォーメーション・ロック・レンズ〈ロックビーム〉
タランスが開発した、トランスフォーマーを強制的にビーストモードへ引き戻し、そのまま再変形を不能にする装置。空中浮遊しながら動き、補足した対象の攻撃を素早くかわしつつ、前述の効果を持つビームを放つ。チータスの不意打ちで破壊された。
トランスミューター〈デストロン変換器〉
サイバトロンのプログラムを瞬時にデストロンのものに改変する装置。ライノックスをデストロン化した
トランスフィッシング〈再変換〉
トランスミューターの効果を逆転する処置。
リプログラム
トランスフォーマーの精神プログラムを書き換えること。主にデストロンが敵を洗脳することを言う。
ECMアレイ
マグナ・パルスを発してデストロン・サイバトロン両軍全ての電子機器をシャットダウンさせる装置。タランスが使用。
エナージョン・ディスチャージ・ウィルス〈エネルギー放出ウィルス〉
タランスが開発した、トランスフォーマーの体内からエネルゴンを放出させるウィルス。くしゃみと共に吹き出したエナージョン・ボルトは、かなりの破壊力を有する。

両勢力共通

プロトフォーム
トランスフォーマーが生まれてすぐのスキャンする前の姿。有機生命体をスキャンする事で、ビースト戦士が誕生する。
適合生命体スキャン
トランスフォーマーが変形モードを獲得したい対象の生命体に、スキャナーから「スキャンビーム」を照射することで、その対象物が持つ形状や機能、遺伝情報といったデータを瞬時に解析・読み込み、身体を再構成する工程。動物ならば化石でもスキャン可能。
ステイシス・ポッドの中から生まれるプロトフォームの場合、すでにいる仲間が意図的に何にスキャンするか決める事もできるが、何もしなければスキャナー自ら近くの生命体をスキャンする。
ゴールデンディスク
セイバートロン星の公文書館に保管されていたディスク。地球人が打ち上げた宇宙探査船・ヴォイジャーに乗せられた物と同一である。2枚存在し、そのうち1枚をメガトロンが奪い去った。「エネルゴンの源泉」のありかが記されている。後にデストロンはエネルゴアにてエイリアンが作ったゴールデンディスク・通称『エイリアンディスク』も手中に収める。
コムリンク
トランスフォーマーの内蔵式通信装置。主に胸部と手首に装備されている。
データトラックス
データファイルを意味する単語。
パワーガントレット
決闘の場合に、敵の足元へ投げられるもの。サイバトロンとデストロンの最初の全面対決の直前、チータスに不意打ちされたメガトロンが「~は投げられた」と宣言した。
プログラミング・チップ
プロトフォームの起動時に、外部からトランスフォーマーの人格や知識の情報を送り込むためのチップ。通常はステイシス・ポッドのコンピュータに搭載され、正常な起動プロセスを経たプロトフォームは、ほぼ完成された人格と知識を備えた状態で誕生する。
シークェンサー・プログラム 
プロトフォームに、他惑星の原住生命体から得た生命情報を入力し、トランスフォーマーの完成体とするためのプログラム。
チップ・エクストラクター
ロッキング・チップを除去する際に用いる工具。ライノックス、タランスが使用。
トランスワープ・セル〈ワープ転換装置〉
トランスワープに必要な装置。テラクラッシャーのスペースドライブ機関を構成する、小型のトランスワープ装置。

エネルゴア関連

エネルゴア
サイバトロンとデストロンが漂着し、エネルゴンを巡る戦いの舞台となる惑星。惑星全土に渡って大自然が広がり、野生動物が暮らしているが、同時に膨大な埋蔵量のエネルゴン・クリスタルが存在し、地上には強力な「エネルゴン・フィールド」が発生。トランスフォーマー達にとって危険な環境を形成していた。そのため、地上では三分間しかロボットモードでの活動が出来ない。
エネルゴン
G1からの伝説である、トランスフォーマーの主要動力源。
エネルゴン・クリスタル
純粋かつ不安定なエネルゴンの結晶で、強大な力を持ったエイリアンによって、エネルゴア全土には膨大な量の天然のエネルゴン・クリスタルが埋設されている(一般的にこのエネルゴン・クリスタルは、“天然のエネルゴン”とされる)。エネルゴンはトランスフォーマー達にとって必要な物だが、このクリスタルのパワーは不安定なため、彼らが利用する際には注意が必要である。
浮遊山
エネルゴンの影響により浮遊していた巨大な岩山。そこには多くのエネルゴン・クリスタルが存在する。テラザウラーが偶然発見し、ここのエネルゴンのエネルギーを吸収してパワーアップしたが、最後はラットルが仕掛けた複数の爆弾で大爆発した。
エイリアン・サイト
エイリアンによってエネルゴア各地や衛星軌道上に用意された特殊なサイト。多くのサイトに部外者のための罠が仕掛けてある。
スタンディング・ストーンズ 
ストーンヘンジに酷似した遺跡。石が積み上げられた中央部の地底に大量のエネルゴンが埋まっている。エイリアン・プローブを中央部に配置することで、知的生命体を研究する装置となる。
エイリアン・プローブ
エイリアンによって使用される、有機体と環境上のデータを集めるための大型装置。スタンディング・ストーンズからエネルギー波が放たれ、宇宙からエイリアンがスタンディング・ストーンズに送り込んだ。
光線を放って調査に現れたコンボイの体を分子レベルにまで分解して取り込み、トランスフォーマーたちの情報を収集したが、ライノックスたちの活躍でコンボイは脱出。その後この装置は消え去った。
ブリガドゥーン
巨大な浮遊島。黒雲に覆われた島内はどんな環境にも左右されない独自の生態系が築かれており、各所に描かれたマークに接近すると自然を利用したトラップが作動し侵入者を撃退するようになっている。また、島内の侵入者の武器の使用を感知すると自動的に攻撃を加えるビーム砲が上部に備わった塔も建設されているが、塔内部は島全体のコントロールも司る中枢でもある。
サイバトロンとデストロンの調査・戦闘の末にブラックウィドーが塔内部を占拠。黒雲が振り払われた島全体を操ってサイバトロン基地を攻撃しようとしたが、タイガトロンが中心部を破壊したため島は墜落して崩壊した。
ペデスタル
四角い台座状の敷石。中央に安定状態のエネルゴン・クリスタルを配し、これがフィールド・ジェネレータとなってバイオ・ドームを形成。その後、ここから第2の月へ光線を放ち、プラネットバスターへと変貌させた。
プラネットバスター
エイリアンの惑星破壊装置の別称。 エイリアンの操作で、エネルゴアの衛星である第2の月が変貌し、エネルゴアに攻撃を開始した。後にステイシス・ポッドに搭乗したコンボイの捨て身の体当たり作戦により破壊された。

その他

トランスワープ・シグネチャー〈ワープスピード〉
トランスワープ使用時に、空間に残されるワープの痕跡。メガトロンらが乗り込んで逃亡したテラクラッシャーのワープ航跡を追尾ロックできたのは、アクサロンだけであった。
トランスワープ・マトリクス 
超時空航行の際、通常空間に開かれる「ワープ基盤」。宇宙船はここからトランスワープ・ワームホールへと突入する。

声の出演

日本語版

原語版

日本における展開

原語版には本来、トランスフォーマー旧シリーズ(アメコミ版の設定も含む)との連なりや、惑星エネルゴアで両軍の行動を伺う第3勢力「エイリアン」の存在などの複雑な設定が絡んでいたが、日本放送版では両軍の名称を旧シリーズ同様「サイバトロン」「デストロン」(原語版ではそれぞれ「Maximals」「Predacons」)とするなど、日本版における名称のほとんどが使用されているほか、オプティマス・プライマル(Optimus Primal)の名前も“コンボイ”としている。変形の際の掛け声も原語版では両軍異なるが、日本語版では「変身」に統一されている。

声優陣によるアドリブを盛り込んだコメディタッチな脚色がなされた。番組放送前のアイキャッチでは、画面編集と、他番組や時事ネタなどを扱った台詞をキャラクターに話させるなど、翻訳作品の範囲を超えた独特の雰囲気となっている。この手法は注目を浴び、出演者は後の現場で「ビーストウォーズ見てました」と度々声をかけられるようになった[9]ほか、チータス役の高木渉は冬のソナタの吹き替えの仕事で、スケジュールの都合で一緒にアフレコすることが出来なかった萩原聖人が「次のゲストの高木渉さんってビーストウォーズに出てた人でしょ?会いたかった」と周囲に漏らしていたことを他の出演者から聞いたという[9]。また、本作に出演したいという声優も多くいたが、音響監督の岩浪美和は「これはセンスと技量を相当問われる仕事」であるとしてその多くを断っていた[10]

また、ラットルが「人生ってのは"人が生きる"と書いて人生なの。オイラ、ネズミだからネズミ生」と言う駄洒落にテロップが流れ、それに対してエアラザーが「バラエティーじゃないんだからテロップ出すなよ」とツッコミを入れるなど、ギャグにあわせての編集まで行っている。

二か国語放送ではなくステレオ放送だったのも、日本版独自の演出が多いことに起因するものである。そのため『マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜』では、ハズブロが初の二か国語放送である。

加えて、この作品と『メタルス』は元々は一つの作品だったが、当時海外では『メタルス』が展開中で日本放送が間に合わないため、日本オリジナルの『II』と『ネオ』を挟み放送することとなった。その結末に当時は抗議の電話が殺到した[11]

玩具

テレビ放送前の先行販売を経て変形玩具も発売された。ビースト/ロボットの変形に加えて、関節の可動範囲やアクションギミック機構など完成度が高い。また玩具オリジナルの戦士や、色違い・あるいは特典付の限定版も発売された。

この玩具展開の大きな特徴として、各トランスフォーマー単体のほか、サイバトロン、デストロン各1体の「対決」セットが販売された(これは後のシリーズも同様)。

この人気を受け、1998年にはバンダイより本玩具にあやかった『ダイノゾーン』という恐竜の変形玩具が発売された。

サイバトロン(Maximals)

  • C-1 コンボイ(Optimus Primal)(ゴリラ)(サイズ:Ultra)(1997年7月発売)
  • C-2 ホワイトクロー(Polar Claw)(シロクマ)(サイズ:Mega)(1997年7月発売)
  • C-3 チータス(Cheetor)(チーター)(サイズ:Deluxe)(1997年7月発売)
  • C-4 ダイノボット(Dinobot)(ヴェロキラプトル)(サイズ:Deluxe)(1997年7月発売)
  • C-5 ラットル(Rattrap)(ネズミ)(サイズ:Basic)(1997年7月発売)
  • C-6 コンバボット(Optimal Primus)(コウモリ)(サイズ:Basic)(1997年7月発売)
  • C-7 ライノックス(Rhinox)(サイ)(サイズ:Deluxe)(1997年10月発売)
  • C-8 タイガトロン(Tigatron)(ホワイトタイガー)(サイズ:Deluxe)(1997年11月発売)
  • C-9 ハウリンガー(Wolfgang)(オオカミ)(サイズ:Deluxe)(1997年12月発売)
  • C-10 エアラザー(Airazor)(ハヤブサ)(サイズ:Basic)(1998年1月発売)
  • C-11 サイバーシャーク(Cybershark)(シュモクザメ)(サイズ:Deluxe)(1998年2月発売)
  • VS-X1 アルマー(Armordillo)(アルマジロ)(サイズ:Basic)

デストロン(Predacons)

  • D-1 メガトロン(Megatron)(ティラノサウルス)(サイズ:Ultra)(1997年7月発売)
  • D-2 スコルポス(Scorponok)(サソリ)(サイズ:Mega)(1997年7月発売)
  • D-3 ワスピーター(Waspinator)(ハチ)(サイズ:Deluxe)(1997年7月発売)
  • D-4 タランス(Tarantulas)(タランチュラ)(サイズ:Deluxe)(1997年7月発売)
  • D-5 テラザウラー(Terrorsaur)(プテラノドン)(サイズ:Basic)(1997年7月発売)
  • D-6 メガリゲーター(Gatrotron)(ワニ)(サイズ:Basic)(1997年7月発売)
  • D-7 シャドーパンサー(Tripredicus Agent)(クロヒョウ)(サイズ:Deluxe)(1997年10月発売)
  • D-8 ブラックウィドー(Blackarachnia)(セアカゴケグモ)(サイズ:Deluxe)(1997年11月発売)
  • D-9 バズソー(Buzzsaw)(スズメバチ)(サイズ:Deluxe)(1997年12月発売)
  • D-10 クワガイガー(Insecticon)(クワガタムシ)(サイズ:Basic)(1998年1月発売)
  • D-11 インフェルノ(Inferno)(アリ)(サイズ:Mega)(1998年2月発売)
  • VS-X1 スナッパー(Snapper)(カメ)(サイズ:Basic)

対決セット

VS-1 最強ビーストの対決 コンボイVSメガトロン(Optimus Primal Vs. Megatron)(1997年7月発売)
コンボイとメガトロンのセット。
VS-2 北極の対決 ホワイトクローVSスコルポス(Polar Claw Vs. Scorponok)(1997年7月発売)
ホワイトクローとスコルポスのセット。
VS-3 最速の対決 チータスVSワスピーター(Cheetor Vs. Waspinator)(1997年7月発売)
チータスとワスピーターのセット。
VS-4 凶暴の対決 ダイノボットVSタランス(Dinobot Vs. Tarantulas)(1997年7月発売)
ダイノボットとタランスのセット。
VS-5 岩山の対決 ラットルVSテラザウラー(Rattrap Vs. Terrorsaur)(1997年7月発売)
ラットルとテラザウラーのセット。
VS-6 アマゾンの対決 コンボバットVSメガリゲーター(Optimus Primus Vs. Gatrotron)(1997年7月発売)
コンボバットとメガリゲーターのセット。
VS-7 密林の対決 タイガトロンVSブラックウィドー(Tigatron Vs. Blackarachnia)(1997年11月発売)
タイガトロンとブラックウィドーのセット。
VS-8 荒野の対決 ライノックスVSシャドーパンサー(Rhinox Vs. Tripredicus Agent)(1997年10月発売)
ライノックスとシャドーパンサーのセット。
VS-9 暗闇の対決 ハウリンガーVSバズソー(Wolfgang Vs. Buzzsaw)(1997年12月発売)
ハウリンガーとバズソーのセット。
VS-10 大空の対決 エアラザーVSクワガイガー(Airazor Vs. Insecticon)(1998年1月発売)
エアラザーとクワガイガーのセット。
VS-11 地獄の対決 サイバーシャークVSインフェルノ(Cybershark Vs. Inferno)(1998年2月発売)
サイバーシャークとインフェルノのセット。
VS-X1 火山の対決 アルマーVSスナッパー(Armordillo Vs. Snapper)
アルマーとスナッパーのセット。火山弾を模した赤い玉が循環する舞台キットも付属。
VS-S1 アマゾンの対決スペシャルバージョン(Optimus Primus Vs. Gatrotron Special Edition)
特別カラー版のコンボバットとメガリゲーターのセット。パソコンで遊べる特製CD-ROMも付属している。

アニメ未登場日本版玩具

  • サイバトロン
    • 歩兵戦指揮官ホワイトクロー/Polar Claw(シロクマ)(サイズ:Mega)
    • アマゾン戦士コンボバット/Optimal Primus(コウモリ)(サイズ:Basic)
    • 戦士ハウリンガー/Wolfang(オオカミ)(サイズ:Deluxe)
    • 水中攻撃員サイバーシャーク/Cybershark(シュモクザメ)(サイズ:Deluxe)
    • 砂漠戦闘員アルマー/Armordillo(アルマジロ)(サイズ:Basic):後に劇場限定で輸入版が販売された。
    • 歩兵戦士レーザービースト(レイザーバック)/Razorbeast(イノシシ)(サイズ:Basic):日本版カタログに登場していたがこの時点では発売されず。商品カタログや関連書籍では日本名(レイザーバック)が設定されていた。
  • デストロン
    • アマゾン戦士メガリゲーター/Gatrotron(ワニ)(サイズ:Basic)
    • 偽装兵シャドーパンサー/Tripredicus Agent(クロヒョウ)(サイズ:Deluxe):日本のみの商品だったが、後にアメリカでもネット限定で販売。奥州圏では一時期カセットロンのジャガー/Ravageとして扱われていたが、後に発売されたソースブックにて独立したキャラクターとしての地位を獲得した。
    • 空中監視兵バズソー/Buzz Saw(スズメバチ)(サイズ:Deluxe)
    • 監視兵クワガイガー/Insecticon(クワガタムシ)(サイズ:Basic)
    • 特殊破壊兵スナッパー/Snapper(カメ)(サイズ:Basic)
    • 破壊砲撃兵イグアナス/Iguanus(エリマキトカゲ)(サイズ:Basic):キャンペーンで配布されていたが、後に劇場で限定発売。商品カタログでは「イグナー」という別名がつけられている。
    • 奇襲突撃兵スピッター/Spittor(アイゾメヤドクガエル)(サイズ:Basic):劇場で限定発売(アメリカでの在庫が切れていたためにヨーロッパ版を輸入)。ヨーロッパ版ではサイバトロンとして発売されている。
    • 隠密攻撃兵レーザークロー/Razorclaw(カニ)(サイズ:Basic):劇場で限定発売。
  • 輸入版玩具 - 一部店舗ではタカラによる輸入版商品が販売された。これらは塗装などの変更がなされたものが『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』にて正式に日本版として発売されている。
    • バ・ブーム/B'Boom → アパッチ(マンドリル)(サイズ:Mega)
    • ボーンクラッシャー/Bonecrusher → ビッグホーン(アメリカバイソン)(サイズ:Deluxe)
    • ケーナイン/K-9(イヌ)(サイズ:Deluxe)(警察犬のこと。犬種としてはシェパード)
    • グリムロック/Grimlock(ヴェロキラプトル)(サイズ:Deluxe)
    • スナール/Snarl → タスマニアキッド(タスマニアデビル)(サイズ:Basic)
    • クロージョー/Claw Jaw → スクーバ イカード(イカ)(サイズ:Basic)
    • マグナボス/Magnaboss → マグナボス(ライオンワシゾウ)(サイズ:Ultra)
      プロール/Prowl → ライオジュニア(ライオン)(サイズ:Basic)
      シルバーボルト/Silverbolt → スカイワープ(ワシ)(サイズ:Basic)
      アイアンハイド/Ironhide → サントン(ゾウ)(サイズ:Deluxe)
    • トランスキート/Transquito → ビッグモス()(サイズ:Mega)
    • リトラックス/Retrax → パワーハッグ(ダンゴムシ)(サイズ:Deluxe)
    • マンテラー/Manterror → マンティス(カマキリ)(サイズ:Deluxe)
    • ジェットストーム/Jetstorm → トンボット(トンボ)(サイズ:Deluxe)
    • パワーピンチ/Powerpinch → シザーボーイ(ハサミムシ)(サイズ:Basic)
    • ドリルビット/Drill Bit → ドリルナッツ(ゾウムシ)(サイズ:Basic)
    • レーザービーク/Lazorbeak → ハイドラー(プテラノドン)(サイズ:Basic)
    • トライプレダカス / Tripredacus → トリプルダクス(セミカブトムシロブスター)(サイズ:Ultra)
      シカダコン/Cicadacon → DJ(セミ)(サイズ:Basic)
      ラムホーン/Ram Horn → モーターアーム(カブトムシ)(サイズ:Basic)
      シークランプ/Sea Clamp → ギムレット(ロブスター)(サイズ:Deluxe)

スタッフ

  • 製作総指揮 - クリストファー・J・ブロー、イアン・ピアソン、スティーブン・デニューア、ステファン・ライチェル
  • ストーリー・エディター - ボブ・フォワード、ラリー・ディティリオ
  • プロダクション・デザイナー - クライド・クラッツ
  • キャスティング - BLTプロダクション
  • 音声演出 - スーザン・ブルー
  • 音楽 - ロバート・バックリー
  • プロデューサー - ジョナサン・グッドウィル
  • 協力プロデューサー - ハーブ・ドーソン
  • 制作 - アライアンス・コミュニケーションズ、メインフレーム・エンターテイメント
  • 配給 - クラスター・テレビジョン

日本語版制作スタッフ

1997年本放送

  • 監督・脚色 - 岩浪美和
  • 翻訳 - アンゼたかし
  • 編集 - 横山義弘、益田伸彦、吉瀬弘一、鈴木歩
  • 調整 - 蝦名恭範、住谷真、佐竹徹也
  • 録音 - 新沼健一郎、堀田英二
  • 配給 - イオン(現.ウィーヴ)
  • プロデューサー - 佐藤幾夫(株式会社タカラ)、川嶋一美(旭通信社)、沢玲子(イオン)※各人の所属社名(  )はノン・クレジット
  • 製作協力 - 旭通信社
  • 製作 - テレビ東京、イオン、タカラトミー

キャラクタークレジットは、最初の2話のみエンディング中、各々が声を演じたキャラクターの口癖などが挿入されていた。番組のターゲットが幼年層であるためのアピールである。また、この「声優の名字と名前の間に言葉を挿入する」という手法は、本作と同じく岩浪が音響監督を務めていた『ツインビーPARADISE』と同じである。

  • コンボイ:子安(私が主役)武人
  • チータス:高木(じゃん)渉
  • ラットル:山口(ヤーッ)勝平
  • ライノックス:中村(なんだな)大樹
  • ダイノボット:藤原(ダーッ)啓治
  • メガトロン:千葉(カーッ、ペッ)繁
  • タランス:長島(ウヒャヒャヒャ)雄一
  • テラザウラー:飛田(カァー)展男
  • ワスピーター:加藤(ぶ〜ん)賢崇
  • スコルポス:遠藤(おりゃ!)雅
  • ナビ子:永椎(ラブリー)あゆ美

2007年再放送

魔弾戦記リュウケンドー』終了後のタカラトミー提供の番組枠において、その後の番組がないこと、新たな企画が間に合わないことなどの事情により、ビーストシリーズ10周年記念などの事情も相まって再放送が決定。同枠で短い期間ながら再放送が行われた。番組開始前の番宣は新たに子安によってなされている。

  • 2007ビーストウォーズプロジェクト - 泉智也、鈴木勇人
  • 配給 - we've、テレビ愛知、タカラトミー

再放送時のサブタイトルは以下の通り。括弧( )内は通常話数 新キャラが登場するエピソードは必ず放送されている。

  1. (3)「チータスの危機」
  2. (7)「孤独な戦士タイガトロン」
  3. (8) 「クモ女のキック」
  4. (12)「ハヤブサ戦士エアラザー」
  5. (15)「メーク・ドラマだデストロン」
  6. (17)「ダイノボットが二人に?」
  7. (18)「地獄のアリ戦士インフェルノ」
  8. (19)「よみがえれビーストパワー!」
  9. (22)「ストップ・ザ・くしゃみ」
  10. (23)「さらばでござるタイガトロン」
  11. (21)「不死身のスタースクリーム」
  12. (16)「ライノックス大暴れ!」

主題歌

オープニングテーマ - 「WAR WAR! STOP IT」
作詞・作曲・編曲 - BANANA ICE / 歌 - 下町兄弟
最終回はサイバトロン全員で合唱。
エンディングテーマ - 「FOR THE DREAM」
作曲・編曲 - 藤沢秀樹 / 作詞 - 夏野芹子 / 歌 - MICKEY

各話リスト

括弧( )内は海外版話数。13、14話は1時間スペシャルとして朝8時に放送。

話数 サブタイトル 原題 演出 脚本 放送日(日本) 放送日(米) 放送日(ドイツ) 収録VHS 収録LaserDisc
1 超生命体トランスフォーマー登場!! Beast Wars (Part 1) イアン・ピアーソン ボブ・フォワード 1997年10月1日 1996年9月16日 1998年3月28日 第1巻
超生命体トランスフォーマー登場!!
サイバトロンBOX
2 倒せデストロン Beast Wars (Part 2) スティーブ・ボール 1997年10月8日 1996年9月17日 1998年4月4日
3 チータスの危機 The Web C.ミカエル・イーストン ラリー・ディティリオ 1997年10月15日 1996年9月18日 1998年4月18日 第2巻
チータスの危機
4 時限爆弾転送作戦! Equal Measures T.W. ・ピーコック グレッグ・ジョンソン 1997年10月22日 1996年9月23日 1998年4月25日
5 消えたコンボイ Chain of Command アンドリュー・ドゥセット ジェシー・ウィンフィールド 1997年10月29日 1996年9月24日 1998年5月2日 第3巻
消えたコンボイ
6 空中山脈大爆破 Power Surge ニック・ケンドール ラリー・ディティリオ 1997年11月5日 1996年9月25日 1998年5月9日
7 孤独な戦士タイガトロン Fallen Comrades スティーブ・ボール ボブ・フォワード 1997年11月12日 1996年9月30日 1998年5月16日 第4巻
孤独な戦士タイガトロン
8 クモ女のキック Double Jeopady マーク・シェーマン ジェシー・ウィンフィールド 1997年11月19日 1996年10月7日 1998年5月23日
9(11) 恐怖の新兵器! The Probe クレイグ・ミラー
マーヴン・ウルフマン
イズィキエル・ノートン 1997年11月26日 1996年10月15日 1998年5月30日 第5巻
恐怖の新兵器!
10 殺人ウィルス Gorilla Warfare ジェームズ・ボッシャー ロウビー・ゴーレン 1997年12月3日 1996年10月14日 1998年6月6日
11(9) さよならラットル!? A Better Mousetrap J.・ファルコナー カレン・ウィルソン
クリス・ウェバー
1997年12月10日 1996年10月8日 1998年6月13日 第6巻
さよならラットル!?
12(15) ハヤブサ戦士エアラザー The Spark コーリン・ディビーズ リー・ディティリオ 1997年12月17日 1996年11月11日 1998年7月11日
13(16) 浮島のデスマッチ(前編) The Trigger Part 1 J.・ファルコナー ボブ・フォワード 1997年12月31日 1996年11月18日 1998年7月18日 第7巻
浮島のデスマッチ
デストロンBOX
14(17) 浮島のデスマッチ(後編) The Trigger Part 2 ミカエラ・ザブランスカ 1996年11月19日 1998年7月25日
15(12) メーク・ドラマだデストロン Victory スティーブ・ボール ウェンディ・リアドン 1998年1月7日 1996年11月1日 1998年6月20日 第8巻
メーク・ドラマだデストロン
16(13) ライノックス大暴れ!
(別題: ライノックスはデストロン?!)
Dark Designs オーエン・ハリー イアン・ウェア 1998年1月14日 1996年11月4日 1998年6月27日
17(14) ダイノボットが二人に? Double Dinobot ジョン・ポーザー ロウビー・コーレン 1998年1月21日 1996年11月5日 1998年7月4日 第9巻
ダイノボットが二人に?
18 地獄のアリ戦士インフェルノ Spider's Game ジェームズ・ボッシャー ラリー・ディティリオ 1998年1月28日 1997年1月6日 1998年8月1日
19 よみがえれビーストパワー!
(別題: サイバトロン怒る!)
Call of the Wild ジョナサン・グッドウィル ボブ・フォワード 1998年2月4日 1997年1月7日 1998年8月8日 第10巻
よみがえれビーストパワー!
20 ジャングルぐるぐる
(別題: 4人の盲目のサイバトロン)
Dark Voyage スティーブ・ボール サミュエル・ウォーレン・ジョセフ 1998年2月11日 1997年1月27日 1998年8月15日
21 不死身のスタースクリーム Possession オーレン・ハリー イアン・ウェア 1998年2月18日 1997年2月3日 1998年8月22日 第11巻
不死身のスタースクリーム
22 ストップ・ザ・くしゃみ! The Low Road J.・ファルコナー ボブ・フォワード 1998年2月25日 1997年2月10日 1998年8月29日
23 さらばでござるタイガトロン Law of the Jungle ジョン・ポーザー マーク・レイレン=ヤング 1998年3月4日 1997年2月17日 1998年9月5日 第12巻
さらばでござるタイガトロン
24 やつらが来る! Before the Storm アダム・ウッド ボブ・フォワード 1998年3月11日 1997年2月21日 1998年9月12日
25 恐怖の大王現る! Other Voices Part 1 コリン・デイビーズ ボブ・フォワード
ラリー・ディティリオ
1998年3月18日 1997年3月31日 1998年9月19日 第13巻
平和を守るために…
26 平和を守るために… Other Voices Part 2 イズィキエル・ノートン ラリー・ディティリオ 1998年3月25日 1997年4月1日 1998年9月26日

放送局

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1997年オリジナル放送
放送地域 放送局 放送日時 放送系列 備考
関東広域圏 テレビ東京 水曜日 18:30 - 19:00 テレビ東京系
北海道 テレビ北海道
愛知県 テレビ愛知
大阪府 テレビ大阪
岡山県香川県 テレビせとうち
福岡県 TVQ九州放送
秋田県 秋田朝日放送 火曜日 16:30 - 17:00 テレビ朝日系
福島県 福島中央テレビ 火曜日 16:00 - 16:30 日本テレビ系
岐阜県 岐阜テレビ (1998年7月7日 - 12月29日)
火曜日 6:50 - 7:20
(2006年4月8日 - 9月30日)
土曜日 7:00 - 7:30
独立UHF局 後者はスポンサーつきだったため、
本放送扱いで放送された。
2007年再放送
放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列
愛知県 テレビ愛知 2007年1月7日 - 6月24日 日曜日 7:00 - 7:30 テレビ東京系
関東広域圏 テレビ東京

映像ソフト

いずれも販売元はパイオニアLDC

  • VHS
    全13巻。各2話収録。
  • LD
    • サイバトロンBOX 1998年3月21日発売。第1-12話収録。
    • デストロンBOX 1998年7月24日発売。第13-26話収録。
  • DVD
    • ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー DVD-BOX(パイオニア)
      5枚組。第1-26話収録。既に絶版。
      2000年8月25日発売。
    • ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー DVD-SET(ジェネオン・ユニバーサル)
      2012年11月21日発売。
      トランスフォーマーの廉価版DVD-SETシリーズの1つで、内容は上記DVD-BOXと同じ。

劇場版

CG版ビーストウォーズ 激突!ビースト戦士』のタイトルで1998年12月より公開された。同時上映は『CG版ビーストウォーズメタルス(一作目)』『ビーストウォーズII ライオコンボイ危機一髪』。

終盤のエピソードを中心に再編集したもの。ストーリーに変化は無いが、アフレコし直されており、台詞が若干異なる。なお、『メタルス』14話で「前のシリーズの最終回をVTRで観る」シーンがあるが、実際に使われているのはこちらの劇場版の映像である。

スタッフ
  • 製作総指揮 - 高岩淡、佐藤博久、鈴木徹也
  • 監督 - 岩浪美和
  • 翻訳 - アンゼたかし
  • 編集 - 横山義弘、須山薫
  • 整音 - 佐竹徹也
  • 効果 - 神保大介
  • 音楽プロデューサー - 立花一、前山寛邦
  • エクゼクティブプロデューサー - 山崎芳郎、宮川鑛一
  • プロデューサー - 板垣耕三、沢玲子、岩田牧子
  • 協力 - ソニーPCL、報映産業
  • 製作協力 - パイオニアLDC講談社日本コロムビアカバヤ食品
  • 製作 - ビーストウォーズ映画製作委員会、東映、タカラ、イオン、テレビ東京
  • 制作 - イオン
  • 配給 - 東映
主題歌
オープニングテーマ - 「WAR WAR! STOP IT」
作詞・歌 - 勝誠二、石動拳三 / 作曲 - 勝誠二 / 編曲 - 京田誠一
映像もテレビ版と同じである。
エンディングテーマ - 「HELLO!タフネス」
作詞・歌 - 勝誠二、石動拳三 / 作曲 - 勝誠二 / 編曲 - 京田誠一
映像ソフト

いずれも販売元はパイオニアLDC

コンピュータゲーム

トランスフォーマー ビーストウォーズ
1998年3月26日タカラより発売。プレイステーション用ソフト。アメリカのHasbro Interactiveが開発した、アクションシューティングゲームの一部翻訳版。
決闘トランスフォーマー ビーストウォーズ ビースト戦士最強決定戦
1999年3月19日にタカラより発売。ゲームボーイ用ソフト。ゲームボーイカラー対応。『ビーストウォーズ』からはコンボイ、チータス、メガトロンが使用キャラとして登場。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ

  1. エアラザー加入まではサイバトロンで唯一飛行可能な戦士だった。
  2. 書籍『トランスフォーマー アルティメイトガイド』ではモンスタートラックと記述されている
  3. ビーストウォーズユニバース ISBN 4-7669-3800-3。もっともこれは、音響監督を務めるスーザン・ブルーが旧シリーズでアーシーを演じていたことへの楽屋オチであると言われている。
  4. 「テレもちゃ」では副司令官に変更。
  5. 劇中で初めてプロトフォームから誕生した、初の追加戦士である。
  6. 言語版ではネイティブアメリカンのイメージ。
  7. デストロン全軍を統べているわけではなく、デストロンのどの組織にも属さない異分子である。
  8. 3話以降は、それぞれのサイバトロンとデストロン達が担当している。
  9. 9.0 9.1 『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ volume 1』オーディオコメンタリー
  10. 『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズリターンズ volume 5』オーディオコメンタリー
  11. 吉田陽一編「ビーストウォーズメタルスバラエティ白書 アフレコレポート」『超生命体トランスフォーマー ビーストウォーズメタルス大百科』ケイブンシャ、1999年2月18日 ISBN 4-7669-3401-6、97頁。

外部リンク

テンプレート:前後番組

テンプレート:トランスフォーマーシリーズ