ノン子とのび太のアニメスクランブル

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ノン子とのび太のアニメスクランブル(ノンことのびたのアニメスクランブル)は、1991年4月14日から文化放送制作で放送中のアニメ関連ラジオ番組。略称は「アニスク」。

パーソナリティ日高のり子と、文化放送アナウンサー・長谷川太(本番組では「アニメチックアナウンサー・長谷川のび太」名義)。また、ノン子とは、日高のり子の愛称。

2010年6月12日放送分で、文化放送での放送が1000回を達成した。

特徴

基本的に提供スポンサー関係の作品や養成所等の宣伝を前面に押し出した構成であり、ゲストもスターチャイルド東宝製作の放送中のアニメ出演声優や、日本ナレーション演技研究所出身声優などの人選となることが多い。近年では学研パブリッシングアニメディア」との提携もあって、今まで見られなかった人選となることも多い。ゲストは声優が多いが、監督やプロデューサーなどが出演することもある。

企画コンセプトからか、日高本人も別の番組で暗に『(アニスクは)仕事として割り切ってやっている』的な発言を行っていた。

ただし、林原めぐみ山口勝平などの気心知れたゲストに対しては、飛ばし気味になることもある。また、日高や長谷川アナのやり取りが、数あるアニラジの中では比較的地味ながらも在京ラジオ局のアニラジとしては最長記録となるほどの長寿番組としての地盤を確立している。

2007年5月に発覚した、系列企業での不祥事を受け、6月から10月中旬にかけて、日本ナレーション演技研究所がスポンサーを一時降板した。ただ、CM自体は8月以降放送再開され、7月以降は系列企業絡みとみられるゲスト人選が復活していた。

2009年度まではスターチャイルドと日本ナレーション演技研究所がスポンサーであったが、2009年4月10日(正確には11日)放送分で降板、スポンサーが無い状態で番組が進行している。[1]

歴史

番組開始当初の放送枠は、アニラジ番組の中で極めて珍しい午前中の日曜10:30からであったが、1992年4月より日曜11:00、同年10月からは日曜21:30、1993年4月からは日曜22:30に移動し、1994年4月16日から2009年10月2日まで金曜24:30の時間帯となった。2009年10月10日(正確には翌日の10月11日)からは土曜日の深夜の最終番組へ時間が変更される。

現在では文化放送のみならず首都圏ラジオ放送局のアニラジ番組の中で最長寿となっており、放送回数は実に1000回を超え、放送年数は約20年となる。また、20年続いていてパーソナリティが一度も変更されないのも珍しい。
オープニングは放送開始当時から変わらず、現在でも同じである(曲名はMango Groove「Penny Whistle」)。後に日高と長谷川アナが歌う番組イメージソングのシングルCD「shiny scramble」が発売され、番組エンディングに使われるようになる。

2010年7月3日の第1003回放送の1000回記念イベントの模様を以って文化放送での放送が終了。

2010年9月、ラジオ関西での放送終了をもって地上波からは撤退。超!A&G+では引き続き放送されている。

放送形式

基本的にオープニング、アニメ耳寄り情報局、そしてメインコーナーの3部で構成される。

オープニング

日高が叫ぶ訴えを受け、長谷川と共にそれに絡んだトークを行う。

アニメ耳寄り情報局

メインスポンサーであるスターチャイルドについての最新情報などを流す。2009年4月3日文化放送分まで長らく続いていたが、前述したスターチャイルドの撤退により、2009年4月10日文化放送分からコーナー中断している。

スペシャルスクランブル

ゲストとのトークだが、日高がゲストを迎える「ノン子の部屋」や、ゲストが初めて出演した際に長谷川がゲストを迎える「のび太の部屋」[2]などの形式がある。

お葉書スクランブル

「スペシャルスクランブル」が無い週に放送。リスナーから送られたふつおたを読むコーナーであるが、読まれる葉書の量が少ないのが特徴。その代わり、1枚の葉書にかける時間が長いのも特徴である。このコーナーは不定期的に登場し、2か月に1回くらいであるが2009年のスポンサー撤退後は頻繁に実施されたり、オープニング挨拶明けにお便り紹介の時間を設けられるようになる。

その他

  • シンガーソングライター岡崎律子が亡くなった際は追悼放送を行った[3]
  • スポンサーである東宝制作の犬夜叉劇場版には長谷川が出演しており、公開を控えた時期には、特別企画として出演声優をゲストに交えて番外編ラジオドラマ[4]と雑談会が放送された。
  • 2004年9月10日(正確には11日)に700回放送を達成し、同月25日には「東京ゲームショー2004」においてangela中原麻衣桑谷夏子又吉愛伊月ゆい綱掛裕美をゲストに迎え公開録音を行う。angelaを除くゲストにより一日パーソナリティ権を賭けた「パーソナリティ争奪!秋の大運動会!」が行われ、中原麻衣が勝利。この回はBSQR489でも特別に遅れネットされていた。
  • 同年11月26日(27日)に先の勝者である中原麻衣が一日パーソナリティとして「ノン子と麻衣のアニメスクランブル」として放送。長谷川がゲストとなった。番組終盤には2004年度第1回放送で放送された長谷川の「大きな古時計」が放送され、エンディング時には長谷川も司会に戻り、番組名は「ノン子とのび太と麻衣のアニメスクランブル」となった。
  • メインスポンサーのスターチャイルドが制作の深夜アニメ、『いぬかみっ!』『ひまわりっ!』に日高と長谷川が共にゲスト出演している。
  • 前述の通り、2010年6月12日付けで放送1000回を達成。6月27日に九段会館にて記念イベントが行われた。

アニメグランプリ

毎年年末にかけて、当番組内で発表される賞。2005年からこれまでの最優秀声優賞から、最優秀男性声優賞と最優秀女性声優賞に分割された。

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年度(回数) 最優秀声優賞 最優秀音楽賞 最優秀作品賞
1991年(第1回) 林原めぐみ ブルーウォーター
1992年(第2回) 日高のり子 ドリーム・シフト らんま1/2熱闘編
1993年(第3回)
1994年(第4回) 林原めぐみ
1995年(第5回) 林原めぐみ 太陽がまた輝くとき 幽☆遊☆白書
1996年(第6回) 林原めぐみ Give a reason スレイヤーズNEXT
1997年(第7回) 林原めぐみ
1998年(第8回) 林原めぐみ
1999年(第9回) 林原めぐみ
2000年(第10回) 林原めぐみ
2001年(第11回) 林原めぐみ Over Soul フルーツバスケット
2002年(第12回) 林原めぐみ ALL MY LOVE あずまんが大王
2003年(第13回) 浅野真澄 負けないで、負けないで… 宇宙のステルヴィア
2004年(第14回) 能登麻美子 Shangri-La せんせいのお時間
年度(回数) 最優秀男性声優賞 最優秀女性声優賞 最優秀音楽賞 最優秀作品賞
2005年(第15回) 櫻井孝宏 斎藤千和 ハッピー☆マテリアル AIR
2006年(第16回) 福山潤 平野綾 ヒカリ 涼宮ハルヒの憂鬱
2007年(第17回) 神谷浩史 井上麻里奈 もってけ!セーラーふく ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
2008年(第18回) 中村悠一 釘宮理恵 Trickster マクロスF
2009年(第19回) 神谷浩史 豊崎愛生 Don't say "lazy" サマーウォーズ
2010年(第20回) 岡本信彦 花澤香菜 GO! GO! MANIAC けいおん!!
2011年(第21回) 宮野真守 悠木碧 マジLOVE1000% 魔法少女まどか☆マギカ
2012年(第22回) 梶裕貴 阿澄佳奈 太陽曰く燃えよカオス 魔法少女まどか☆マギカ
2013年(第23回) 花江夏樹 戸松遥 紅蓮の弓矢 魔法少女まどか☆マギカ

放送局

  • 超!A&G+(インターネット放送)
    2014年4月10日 -
    木曜日 18:30 - 19:00 (リピート放送: 金曜日 8:30 - 9:00)
    2012年4月5日 - 2014年4月3日
    木曜日 25:30 - 26:00 (リピート放送: 金曜日 15:30 - 16:00)
    2011年4月8日 - 2012年3月30日
    金曜日 25:00 - 25:30 (リピート放送: 月曜日 15:00 - 15:30)
    2010年10月3日 - 2011年4月3日
    日曜日 23:30 - 24:00
    2010年9月12日 - 2010年9月26日
    日曜日 23:30 - 24:00 (リピート放送: 水曜日 19:00 - 19:30、木曜日 14:00 - 14:30)
    2010年8月8日 - 2010年9月5日
    日曜日 20:30 - 21:00 (リピート放送: 水曜日 19:00 - 19:30、木曜日 14:00 - 14:30)
    2009年10月7日 - 2010年8月4日
    水曜日 19:00 - 19:30 (リピート放送: 木曜日 14:00 - 14:30)
    2009年4月9日 - 2009年10月1日
    木曜日 24:30 - 25:00 (リピート放送: 金曜日 12:30 - 13:00)

過去の主なネット局

1991年4月〜1992年3月 日曜10:30 - 11:00
1992年4月〜1992年9月 日曜11:00 - 11:30
1992年10月〜1993年3月 日曜21:30 - 22:00
1993年4月〜1994年4月9日 日曜22:30 - 23:00
1994年4月16日〜2009年10月2日 金曜24:30 - 25:00
2008年4月 - 8月24日と2008年10月 - 2009年3月29日までは日曜26:00 - 26:30
2008年8月29日 - 9月26日まで金曜24:30 - 25:00
2007/12まで土曜26:30 - 27:00
※プロ野球シーズン到来のため2008年4月 - 9月ネット離脱、2008年10月5日よりネット再開も2009年3月29日放送分で再びネット離脱。
※2007年4月から9月までは「押井守シアター ケルベロス鋼鉄の猟犬」放送のため一旦終了していたが10月より復帰も2008年3月で再びネット離脱。それ以前も幾度かネット離脱・復帰を繰り返していた。
※2009年7月5日 - 2009年10月4日(ただし、2009年8月30日選挙特別番組(JRN-TBSラジオ発)のネットのため休止)
2009年4月9日 - 2011年3月27日(2011年3月31日実用化試験放送終了)

脚注

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関連項目

外部リンク

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  1. ネット局のラジオ関西では、フィラーを数回挿入して放送しているものの、キー局の文化放送はフィラーの挿入なしで放送されている。
  2. テーマ曲は日高のアカペラによる「徹子の部屋」のメインテーマ。その際、長谷川が黒柳徹子の物まねで「すいません、ちょっとここでコマーシャル行かせて頂きます」と言う台詞が入る。
  3. 2004年3月13日に出演後、5月5日に死去。
  4. 劇場版DVD特典CDに収録