ドラゴリー

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テンプレート:Pathnav テンプレート:出典の明記 ドラゴリーは、特撮テレビ番組『ウルトラマンA』をはじめとする「ウルトラシリーズ」に登場する架空の怪獣(超獣)。別名「蛾超獣」。

『ウルトラマンA』に登場するドラゴリー

ウルトラマンA』第7話「怪獣対超獣対宇宙人」、第8話「太陽の命・エースの命」に登場。

  • 身長:67メートル
  • 体重:5万8千トン

ヤプールと宇宙怪獣から生み出した合成超獣。非常に凶暴で、口から吐く高熱火炎と両腕から放つミサイルが武器。また、戦闘に割り込んできたムルチを引き裂いて殺すなど、かなりの怪力を持つ。

TAC基地の近くに現れ、基地に向かう途中で初対決したAを苦戦させるが、エースバリアで封印される。ヤプールにエースバリアを解いてもらい、メトロン星人Jr.と組んで再びAと激突するが、エースバリアでメトロン星人Jr.と共に再び封印される。やがて封印が解け、メトロン星人Jr.と組んで三度激突。メトロン星人Jr.が倒された後も単身Aに挑み、エネルギー切れに追い込むが、太陽エネルギーを得て復活したAにパンチで右腹部分を抉られて怯んだところをエースブレードで首を斬り飛ばされ、メタリウム光線で胴体と首を爆破される。

  • オープニングでの肩書きは「蛾超獣」ではなく単に「超獣」とされている。
  • 脚本では八つ裂きにする相手はムルチではなくシーゴラスの予定で、学習雑誌にも予告が打たれていた。本放送当時に連載された『幼稚園』の漫画版では、これに準じた展開になっている。
  • ウルトラマンメビウス』第25話ではテッペイが当時メトロン星人Jrに指揮されていたと解説している。

『ウルトラマンメビウス』に登場するドラゴリー

ウルトラマンメビウス』第25話「毒蛾のプログラム」に登場。

  • 体長:67メートル
  • 体重:5万8千トン

『ウルトラマンA』に登場したドラゴリーが復活したもの。GUYSのドキュメントTACにデータが記録されている。ヤプールの復讐の意志によって蘇った(そのため、ヤプールエネルギーがあまり検出されない)が、身体には33年前(正確には2006年に放送されたため、34年前)の「地球に接近した妖星ゴランを破壊するためのマリアミサイルを破壊する」という命令も残っており、その実行のためにかつての発射基地跡へ出現。フェニックスネストにミサイルがあると思い込み、巨大蛾に変身して異次元物理学のスペシャリスト・フジサワ教授に憑依し、基地ごとミサイルを破壊しようと目論む。しかしドラゴリーの考えはフジサワ教授に読まれており、作戦は失敗。ドラゴリーは基地近くで実体化してメビウスと戦う。両眼の破壊光線と怪力でメビウスを攻め立てるが、GUYSの援護によって形勢が逆転。さらに、フジサワ教授が開発したメテオール「リージョン・リストリクター」によって異次元への逃げ道を塞がれて空から墜落し、最期はメビウスブレイブのメビュームナイトブレード・ブレードオーバーロードによって倒される。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』に登場するドラゴリー

ウルトラギャラクシー大怪獣バトル』第11話「ウルトラマン」に登場。

  • 体長:67メートル
  • 体重:5万8千トン

ヴィンセント島に上陸し、ゴモラと戦うベロクロンに加勢するが、そこにゴモラの援軍としてエレキングも加わり、怪獣対超獣のタッグマッチとなる。口からの火炎弾などでエレキング相手に善戦するが、ベロクロンが倒されたことでゴモラとエレキングから攻撃を受け、最後はエレキングの放電光線を受けて倒される。

だが、この戦いでレイ達は両親を殺されたために怪獣を憎むアトウから、ヴィンセント島に怪獣が出現した原因だと勝手に決め付けられ、疑われる。

  • 着ぐるみは『ウルトラマンメビウス』で使用された物の流用。
  • オープニングではサドラと対決している。

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』に登場するドラゴリー

『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』第4話「困惑の再会」に登場。

  • 体長:67メートル
  • 体重:5万8千トン

メトロン星人(RB)に操られる。レイのゴモラと戦うが、暴走してレイオニクスバーストとなっていたゴモラには手も足も出ず、叩きのめされる。超振動波を受けてダメージを負い、身の危険を感じたメトロン星人によって回収される。

『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場するドラゴリー

映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』に登場。

ウルトラマンベリアルのギガバトルナイザーの力で怪獣墓場から復活し、ベリアル軍団の1体となる。他の怪獣軍団と共にウルトラセブンに襲い掛かるが、最期はベリアルのギガバトルナイザーによる攻撃の巻き添えになって爆散する。

回想シーンでもレイブラッド星人が率いる怪獣軍団の中に姿が確認できる。また、百体怪獣ベリュドラの胴体を構成する怪獣の1体としても姿が確認できる。

  • 着ぐるみは『ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY』までに使用された物の流用。

『ウルトラマンギンガ』に登場するドラゴリー(SD)

ウルトラマンギンガ』第5話「夢を憎むもの」に登場。

  • 身長:14センチ〜67メートル
  • 体重:150グラム〜5万8千トン

スパークドールズは、一時的にダークな心に支配されてダークダミースパークを生み出した健太が持っていたもので、本来はダークライブのために渡されていた。だが、健太がヒカルの説得と鉄拳で正気に戻ったために健太がライブすることはなく、ジャンキラーと戦うためにヒカルがウルトライブする。火炎やミサイルは使わなかったものの、その怪力は健在でジャンキラーとの力比べでも一歩も退かず、やや劣勢ながらも渡り合うなど超獣の強さを見せつけ、善戦する。その後、ヒカルがウルトラマンギンガへウルトライブしたことでスパークドールズに戻る。

  • スパークドールズ劇場には未登場だが、スパークドールズ劇団がナビゲーターを務めた『新ウルトラマン列伝』第16話に登場する。語尾に「 - であります」と付けるなど軍人のような言葉使いが特徴で、特技は「ムルチの三枚下ろし」。口癖は「イエッサー」と「ドララララ」。周りからは「ドラちゃん」、もしくは「ドラさん」と呼ばれる。声の担当は外島孝一

『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場するドラゴリー(SDI)

映画『ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!』に登場。

ライブパッドを使った「ウルトライブシミュレーション」で健太がライブ。システムを使った怪獣同士の戦いを提案したのも彼であり、宣言するや否やヒカルがライブしたゾアムルチ(SDI)に奇襲攻撃をかけるも、友也がライブしたゼットン(SDI)の一兆度の火球にあっけなく敗退した。

  • ゾアムルチとの戦いは『A』第8話を再現しているが、勝敗は異なる[1]

脚注

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関連項目

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