オジロトウネン

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オジロトウネン(尾白当年、学名:Calidris temminckii)は、チドリ目シギ科オバシギ属分類される鳥類の一

分布

ユーラシア大陸北部の亜寒帯から寒帯繁殖し、冬季はアフリカ東部、インド東南アジアに渡りをおこない越冬する[1]

日本へは旅鳥として主に秋に渡来する。本州中部以南では越冬するものもいる。以前は群れが観察されたこともあったが、近年は少数の渡来がほとんどである。トウネンの群れに混じっていることが多い。

形態

全長が約14 cm[1][2]翼開長が約35 cm[1]、。シギの仲間のうち、最小サイズのグループ。トウネンに良く似ているが、体の上面が灰褐色で赤褐色と黒色の斑があり、尾の両端は白く、足が黄緑色である点が異なっている。雌雄同色[1][2]

生態

非繁殖期は、湿地水田湖沼の岸に生息する。干潟等の海水の地域で観察されることはまれである。繁殖期は針葉樹林の縁の草原などに生息する。

食性は動物食で、昆虫類甲殻類環形動物などを捕食する。

繁殖形態は卵生。繁殖期は6-7月で、産卵数は普通4卵。抱卵日数は19-22日である。

本種は繁殖時、複婚、二重巣卵体制をとっている。これは、メスがあるオスと番いになって産卵後、別のオスと番いになって産卵を行うが、第1の巣ではオスが抱卵、育雛を行い、第2の巣ではメスが抱卵、育雛を行うというものである。

「チリリリ」と鳴く。

種の保全状況評価

国際自然保護連合(IUCN)により、2004年からレッドリスト軽度懸念(LC)の指定を受けている[3]

日本では以下の都道府県でレッドリストの指定を受けている[4]

Sibley分類体系上の位置

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脚注

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参考文献

関連項目

外部リンク

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  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 ひと目でわかる野鳥 (2010)、69頁
  2. 2.0 2.1 山溪ハンディ図鑑7 日本の野鳥 (2006)、267頁
  3. 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「IUCN」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  4. テンプレート:Cite web - 「都道府県指定状況を一覧表で表示」をクリックすると、出典元の各都道府県のレッドデータブックのカテゴリー名が一覧表示される。
  5. テンプレート:Cite web
  6. テンプレート:Cite web
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  9. テンプレート:Cite web
  10. テンプレート:Cite web