アルタイル

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アルタイルテンプレート:Lang-en-short[注 1])は、わし座α星わし座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。七夕彦星(牽牛星)としてよく知られている。こと座ベガはくちょう座デネブとともに、夏の大三角を形成している。

概要

シリウスに似ているが、アルタイルは非常に若い恒星(おそらくは数億歳)であるため、水素核融合反応によって生じたヘリウムが中心核を形成し、35億歳前後で赤色巨星へと変化して最終的に白色矮星になると考えられている。

アルタイルは非常に高速で自転(毎秒240キロ、8.9時間で一周)しているため、楕円となっている。そのため赤道の直径は極の直径より14パーセント膨らんでいる。

周期約1.5時間のたて座デルタ型変光星であるという論文が2005年に発表されている[1]

1983年、森本雅樹平林久によりスタンフォード大学のアンテナからメッセージが送られた。これは日本人による初のMETI (Messaging to Extra-Terrestrial Intelligence) = Active SETI(能動的な地球外知的生命体探査)である。

ハッブル宇宙望遠鏡を使用した調査では、アルタイルの周囲に観測可能な大きさの木星型惑星は確認されていない。

伴星

アルタイルは3個の伴星を持つ4重連星である。伴星はそれぞれ WDS 19508+0852B、WDS 19508+0852C、WDS 19508+0852D などと呼ばれている。

WDS 19508+0852
アルタイル星系 (J2000)
- 赤経 赤緯 主星
との
間隔
主星
からの
方位
実視等級
B 19h 50m 40.5s +08°52′13″ 192.1″ 287° 9.82
C 19h 51m 00.8s +08°50′58″ 189.6″ 107° 10.3
D - - 31.7″ 97° 11.9

名称

アルタイルとはアラビア語で「飛翔する鷲」の意味である「النسر الطائر an-nasr aṭ-ṭā’ir (アン=ナスル・アッ=ターイル)」を短くしたものである。実際のアラビア語名は、「鷲」を意味する「ナスル(النسر)」という名前である。

俗信

東洋
こと座ベガとともに、彦星として七夕の伝説を形成する。
西洋
西洋占星術では爬虫類による危害を表すとされた。

脚注

注釈

  1. テンプレート:IPA-en ルテア

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出典

  1. Buzasi et al. 2005 The Astrophysical Journal 619, 1072

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関連項目

外部リンク

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