デネブ

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デネブ (Deneb) は、はくちょう座α星はくちょう座で最も明るい恒星で全天21の1等星の1つ。こと座ベガわし座アルタイルとともに、夏の大三角を形成している。夏を代表する恒星の1つ。

特徴

1.21等-1.29等の範囲を変光するはくちょう座アルファ型変光星の代表星。但し眼視観測では明るさの変化は分からない。

ベガとアルタイルの質量及び半径がそれぞれ太陽の2~3倍程度、光度も太陽のせいぜい数十倍程度なのに対し、質量で約20倍以上、半径は200倍、光度も太陽の65000倍以上と、他の2者と比較して圧倒的に大きく明るい白色超巨星である。

これまで距離は1,500-2,500光年と推定されてきたが、これは年周視差が非常に小さいので、観測が困難なためである。

LBVのような例外的に明るいものを除けば、恒星として最大級の明るさを持っており、銀河系のかなり広範囲 (半径3万光年程度) にわたって肉眼視が可能な星である。デネブが一日で放射するエネルギーは太陽が140年かけて放射する量に等しい。仮にシリウスの位置にデネブがあったとすると、半月よりも明るい点光源で見えることになる。デネブは1年間に太陽質量の1000万分の8を失っており、約100万年で太陽質量を失うことになる。恒星進化論に従えば、数千万年後には赤色超巨星を経て超新星爆発を起こして中性子星ブラックホールに進化すると考えられる。

名称

バイエル符号ではα Cygni (略称はα Cyg) 。他の星座の同名の星と区別するために デネブ・シグニ (Deneb Cygni) あるいは アリデッド (Arided) [1][2]と呼ばれることもある。

「デネブ」はアラビア語で「めんどりの尾」を意味する「ذنب الدجاجة dhanab ad-Dajāja」という言葉の中の、「尾」を意味する語「ذنب dhanab」に由来している[1]。「デネブ」は はくちょう座α星の他にも、くじら座η星いるか座ε星およびわし座ε星など動物の星座の尾の部分の星にも使われているが、通常は はくちょう座α星に対して使われる。 テンプレート:See also

「アリデッド」はアラビア語で「乗り手の後ろに座っている者」あるいは単に「続く者」を意味する al-ridf に由来している[1]

脚注

注釈

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出典

  1. 1.0 1.1 1.2 テンプレート:Cite book
  2. テンプレート:Cite book

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関連項目

テンプレート:Sister

テンプレート:Astro-stub テンプレート:一等星