広島高速交通広島新交通1号線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アストラムラインから転送)
移動先: 案内検索
テンプレート:UKrail-header2テンプレート:BS-datenテンプレート:UKrail-header2テンプレート:BS-tableテンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS4テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS4テンプレート:BS4テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS4テンプレート:BS4テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS4テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2テンプレート:BS2

|} 広島新交通1号線(ひろしましんこうつういちごうせん)は、広島県広島市中区本通駅から同市安佐南区広域公園前駅に至る広島高速交通新交通システム路線である。愛称はアストラムラインで、日本語の「明日」に英語の「トラム」(電車)という意味から付けられた。通称はアストラムまたはアトム

概要

1994年平成6年)10月に開催された「広島アジア大会」の会場として広島広域公園に造られた競技場広島ビッグアーチへのアクセス路線。また、広島市西部の安佐南区に広がる住宅地から市中心部への通勤・通学路線ともなっている。

本通から白島の手前までの1.9km(全線の10.3%)が地下線である[1][2]。このうち、本通 - 県庁前間の0.3km(全線の1.6%)が鉄道事業法に基づく鉄道区間であり、この区間のみ「地下鉄」と見なされ[3][4]、地下高速鉄道整備事業費補助制度を受けていた[5][6][4]。なお、案内軌条式鉄道による地下鉄は日本で札幌市営地下鉄とここだけで、側方案内軌条式を採用している地下鉄としては日本で唯一である。残る県庁前 - 広域公園前間の18.1km(全線の98.4%)は、地下線も高架線も含めて軌道法に基づく軌道区間である。

本通 - 中筋間は国道54号、中筋 - 大原間は広島県道38号広島豊平線、大原 - 伴中央間は広島県道265号伴広島線、伴中央 - 広域公園前間は広島県道71号広島湯来線に沿って走る。

広島県内のみならず、中国地方で初めて自動改札機が導入された路線でもある。

路線データ

運行形態

本通 - 広域公園前間の列車を中心に、本通 - 長楽寺間の区間運転列車、平日朝には大町駅折り返し列車が運行されている。

2010年現在、日中は全区間10分間隔で、土曜・休日は長楽寺折り返しの設定があり、同駅以北 - 広域公園前の末端区間で20分間隔となる時間帯がある。

平日朝ラッシュ時は広域公園前→本通は6 - 8分間隔であるが、長楽寺からの出庫・折り返し便や大町での折り返し便の設定により、大町以南はピークで2 - 3分間隔も運転される。また、平日夕ラッシュ時は6 - 8分間隔で、下りはすべて広域公園前行、上りは一部に長楽寺からの出庫便が入る。

なお、運転士は上下列車とも長楽寺で交代が行われる。そのため、同駅では他の駅よりも停車時間が長く取られている。

また、サンフレッチェ広島の広島ビッグアーチでの試合開催時には、試合開始と試合終了に合わせて臨時列車が運行される。

急行列車

1999年(平成11年)3月20日から本通 - 広域公園前間に日本の新交通システムとしては希少な急行列車が運転されていた。

2000年(平成12年)3月20日からは、一部列車が大町で緩急接続をするなど、利便性向上策も取られた。緩急接続は急行に先行して大町行普通列車を設定し、大町では一旦折り返し線へ車両を引き上げて急行を待避し、改めてホームへ据え付け大町始発普通列車として急行に続行して運転する形で行われた。だが、急行列車の運転はシステム規格上の最高速度が65km/hに抑えられていることから、速達性で不十分な面もあり、定着しなかった。

その後、運転取り扱いが煩雑となることや、広島高速4号線経由の都心直通バスなどとの競合による利用者減少もあり、2004年(平成16年)3月20日のダイヤ改正で廃止された。

なお、廃止直前の2004年時点では平日に1往復のみの運行であり、停車駅は本通・県庁前・大町・上安・長楽寺・大塚・広域公園前であった。

車両

  • 6000系 (1994年 - 現在、6両編成23本)
  • 1000系 (1999年 - 現在、6両編成1本)

車番の百の位は1両目 - 6両目を表す車両番号で、下2桁が編成番号を表す。たとえば6101は1番編成の1両目、6601は1番編成の6両目で、向きが違うだけの同一編成の車両である。

2014年から6112番の1編成のみサンフレッチェ広島ラッピング車両となっている。12番編成を使ったのはサポーター背番号から[7]

歴史

広島市内中心部の本通駅から全線のほぼ中間にある長楽寺駅までは、同市郊外の住宅地と市内中心部を結ぶ軌道系路線としてアジア大会誘致構想以前から計画され建設された区間であった。長楽寺駅から広域公園前駅までは「広島アジア大会」の競技場広島ビッグアーチへのアクセス路線として建設された。

建設中の1991年(平成3年)3月14日14時頃、広島市安佐南区上安5丁目の上安駅付近で前日に仮設置していた長さ65m・重さ43tの鋼鉄製の橋桁が落下して並行する広島県道38号安佐安古市線(現・広島県道38号広島豊平線)を走行(信号待ちで停車)していた自動車数台を直撃し、運転手や作業員ら15人が死亡・8人が負傷するという事故が起きている。詳細は「広島新交通システム橋桁落下事故」を参照のこと。

駅一覧

テンプレート:Ambox-mini 全線広島県広島市内に所在。各駅にはステーションカラーが設定されている[8]テンプレート:-

駅名 駅間キロ 営業キロ ステーションカラー 接続路線 所在地
本通駅 - 0.0 テンプレート:Legend2 広島電鉄宇品線本通停留場 中区
県庁前駅 0.3 0.3 テンプレート:Legend2 広島電鉄:本線・宇品線(紙屋町東停留場紙屋町西停留場
城北駅 1.1 1.4 テンプレート:Legend2  
白島新駅(仮称) 0.3 1.7   2015年春開業予定
西日本旅客鉄道山陽本線
白島駅 0.4 2.1 テンプレート:Legend2  
牛田駅 0.8 2.9 テンプレート:Legend2   東区
不動院前駅 1.1 4.0 テンプレート:Legend2  
祇園新橋北駅 1.0 5.0 テンプレート:Legend2   安佐南区
西原駅 1.0 6.0 テンプレート:Legend2  
中筋駅 1.0 7.0 テンプレート:Legend2  
古市駅 0.8 7.8 テンプレート:Legend2  
大町駅 0.6 8.4 テンプレート:Legend2 西日本旅客鉄道:可部線
毘沙門台駅 1.2 9.6 テンプレート:Legend2  
安東駅 1.0 10.6 テンプレート:Legend2  
上安駅 0.8 11.4 テンプレート:Legend2  
高取駅 0.6 12.0 テンプレート:Legend2  
長楽寺駅 0.7 12.7 テンプレート:Legend2  
伴駅 1.2 13.9 テンプレート:Legend2  
大原駅 1.0 14.9 テンプレート:Legend2  
伴中央駅 1.1 16.0 テンプレート:Legend2  
大塚駅 1.6 17.6 テンプレート:Legend2  
広域公園前駅 0.8 18.4 テンプレート:Legend2  

新駅設置計画

テンプレート:Main 城北 - 白島間にJR山陽本線との乗り換え駅として白島新駅(仮称)という駅を地下に設置し、同線に設置されるJR白島駅(仮称)と連絡通路で接続するという計画がある。

利用状況

以下の情報は、広島市統計書に基づいたデータである。アストラムラインでは「1年毎乗車総数」と「1年毎降車総数」の情報を公開している。1日平均乗車・降車人員データは、年度毎の乗車総数を365(閏年が関係する1995・1999・2003・2007年は366)で割った値を小数点2位を丸めて小数点1位の値にした物である。アストラムラインのデータは1000で丸めて提供されているので、1年毎ではプラスマイナス500の誤差があり、1日当たりでは1.4人程度の誤差が発生する。

年度 1日平均
乗車人員
1日平均
降車人員
1日平均
乗降車人員
1年毎
乗車総数
1年毎
降車総数
1年毎
乗降車総数
1995年(平成7年) 45,418.0 45,418.0 90,836.1 16,623,000 16,623,000 33,246,000
1996年(平成8年) 48,802.7 48,802.7 97,605.5 17,813,000 17,813,000 35,626,000
1997年(平成9年) 50,232.9 50,232.9 100,465.8 18,335,000 18,335,000 36,670,000
1998年(平成10年) 51,605.5 51,605.5 103,211.0 18,836,000 18,836,000 37,672,000
1999年(平成11年) 52,551.9 52,551.9 105,103.8 19,234,000 19,234,000 38,468,000
2000年(平成12年) 52,997.3 52,997.3 105,994.5 19,344,000 19,344,000 38,688,000
2001年(平成13年) 52,917.8 52,917.8 105,835.6 19,315,000 19,315,000 38,630,000
2002年(平成14年) 49,671.2 49,671.2 99,342.5 18,130,000 18,130,000 36,260,000
2003年(平成15年) 48,688.5 48,688.5 97,377.0 17,820,000 17,820,000 35,640,000
2004年(平成16年) 48,449.3 48,449.3 96,898.6 17,684,000 17,684,000 35,368,000
2005年(平成17年) 49,032.9 49,032.9 98,065.8 17,897,000 17,897,000 35,794,000
2006年(平成18年) 49,474.0 49,474.0 98,947.9 18,058,000 18,058,000 36,116,000
2007年(平成19年) 50,546.4 50,546.4 101,092.9 18,500,000 18,500,000 37,000,000
2008年(平成20年) 51,189.0 51,189.0 102,378.1 18,684,000 18,684,000 37,368,000
2009年(平成21年) 50,221.9 50,221.9 100,443.8 18,331,000 18,331,000 36,662,000
2010年(平成22年) 50,706.8 50,706.8 101,413.7 18,508,000 18,508,000 37,016,000

今後の計画

広島市の長期都市計画として、以前は伴地区からは沼田地区を経て草津もしくは井口地区方面(西部副都心・現在の広島商工センター周辺)へ至るルート(草津沼田道路を導入空間とする)が構想されていたが、西風新都の計画が具体化する中で西部副都心(商工センター)方面への接続と中心市街地(デルタ地区)への接続の利便性・開発促進効果の比較検討や導入空間の確保可能性などが研究されてきた。

1999年(平成11年)11月、広島市はアストラムラインの延伸計画を発表した。広域公園前駅からは東へJR西広島駅を経由してJR広島駅まで延伸する事とし、本通駅からも南へ延伸して広島大学跡地再開発地区まで延伸し“α型”の路線にするとしていた。整備については、同市の財務状況を見ながら3期に分けて順次整備していく予定としていた。そして、2003年には西風新都線の導入空間となる己斐中央線が都市計画決定された。

  • 2015年頃までに広域公園前駅 - 西広島駅間の6.2kmを整備(“逆さUの字型”路線の完成)。これに合わせて、アストラムライン新駅とJR西広島駅・広電西広島駅を橋上駅舎で接続する「西広島総合駅」の計画も進められている。
  • 2020年頃までに西広島駅 - 白神社前交差点間2.7km及び本通駅 - 白神社前交差点間0.5kmを整備(“Oの字型”路線の完成)
  • 2030年頃までに白神社前交差点 - 広島大学跡地間0.9km及び白神社前交差点-JR広島駅間2.7kmを整備(“αの字型”路線の完成)

なお、計画では広域公園前駅 - 西広島駅間を「西風新都線」、西広島駅 - 広島駅間を「東西線」、本通駅 - 広島大学跡地間を「南北線」と呼称していた。

しかし、2007年(平成19年)2月、広島市は「現状ではアストラムラインの延伸は非常に厳しい。」との見解を示し、整備までに長期間を要する東西線と南北線については、代替案として既存公共交通機関(LRTや路線バス)を活用していく方向となった。残る西風新都線については、開通までは同様に既存の公共交通機関を活用しつつ、広島市の「交通ビジョン推進プログラム」の更新に併せて事業化の時期を検討するとしている[9]

その他

  • 地上区間の広域公園前 - 古市間と中筋 - 白島間では駅の外観・構造がやや異なる。中筋 - 白島間ではホームの端に階段エスカレーターが設置されているのに対し、広域公園前 - 古市間ではホームの中間に階段とエスカレーターが設置されている(改札とホームが同じフロアにある毘沙門台駅を除く)。

脚注

テンプレート:脚注ヘルプ テンプレート:Reflist

関連項目

参考文献

  • 各 広島市統計書

外部リンク

テンプレート:日本の新交通システム

テンプレート:日本の地下鉄
  1. よくあるご質問 - 広島高速交通株式会社
  2. その他の地下鉄 - 社団法人日本地下鉄協会
  3. テンプレート:PDFlink - 国土交通省
  4. 4.0 4.1 国土交通省監修『数字でみる鉄道2006』(財団法人運輸政策研究機構)による。
  5. 地下高速鉄道整備事業費補助制度 - 国土交通省
  6. テンプレート:PDFlink、鉄道建設・運輸施設整備支援機構、p.7
  7. テンプレート:Cite web
  8. アストラムライン路線図も、ステーションカラーで色分けされている。
  9. テンプレート:Cite web