ふしぎ遊戯
テンプレート:Infobox animanga/Header テンプレート:Infobox animanga/Manga テンプレート:Infobox animanga/Novel テンプレート:Infobox animanga/TVAnime テンプレート:Infobox animanga/OVA テンプレート:Infobox animanga/OVA テンプレート:Infobox animanga/OVA テンプレート:Infobox animanga/Game テンプレート:Infobox animanga/Game テンプレート:Infobox animanga/Other テンプレート:Infobox animanga/Footer テンプレート:Sidebar with collapsible lists 『ふしぎ遊戯』(ふしぎゆうぎ)は、渡瀬悠宇による日本の少女漫画作品。また、それを原作としたテレビアニメ。
1992年より『少女コミック』(小学館)に連載された。コミックス全18巻。完全版全9巻。文庫版全10巻。
略称はふし遊。時には不思議遊戯と誤った表記をされる。
また、後に発表された『玄武開伝』との区別から本項にて解説される一連のシリーズ作は『朱雀・青龍編』とも呼ばれ、これを略して『朱青』または『朱雀』とも呼ばれる。
概要
本作品は、古代中国の四神や二十八宿などを題材とし、主要な登場人物の名前は、二十八宿から取られている。また、主人公や国名なども五行説に則って命名されている。身体の文字などは里見八犬伝がルーツとなる。
- テレビアニメ:1995年4月6日 - 1996年3月28日、テレビ東京系列(全52話)。
- CDブック:全5巻(1993年 - 1996年)。
- CDブック『少女コミックCDブック おもちゃ箱 '93』(1992年12月)
- 外伝小説:パレット文庫より多数。
- PS2用ゲーム:2008年5月29日にオトメイトより、ふしぎ遊戯 朱雀異聞のタイトルにて発売された。
- 2003年より新シリーズ『ふしぎ遊戯 玄武開伝』の連載がスタート。単行本全12巻。ドラマCD化及びゲーム化もされている。
- 全シリーズの販売累計は2000万部を超えている。
- 完全版の応募者全員サービスはCDブックの声優による復刻版キャラクターソングであった。
- 2010年 幻想少女アドベンチャーふしぎ遊戯として舞台化。
ストーリー
高校受験間近の中学3年生―夕城 美朱(ゆうき みあか)とその親友―本郷 唯(ほんごう ゆい)は、『読み終えた者は主人公と同様の力を得、望みがかなう。』という序文に釣られ、図書館の立ち入り禁止区域で見付けた四神天地書という書物を開いて、中に吸い込まれてしまう。そこに待っていたのは、古代中国に似た異世界―四正国の紅南国と、額に鬼の字を持つ青年―鬼宿(たまほめ)との出会いだった。すぐに現実世界に戻れた2人だったが、帰宅後に母親と口論になり飛び出した美朱は再び本の世界へ入ったものの、現実世界へ帰れなくなってしまう。かくして美朱は、軍事大国―倶東国の前に苦境に立たされていた、若き皇帝にして朱雀七星士―星宿(ほとほり)の紅南国を守るため、現実世界への戻り方を知るために、朱雀の巫女となった。やがて美朱は、各地に点在する七星士を探す方法や戻り方を求め訪れた太極山で、仙人―太一君(たいいつ)の助言と美朱の行方不明を聞き付けた唯の助けで、なんとか現実世界に帰還する。が、入れ替わりに唯が吸い込まれてしまったことから、唯を助け、七星士の一人であった鬼宿と強く惹かれ合うようになっていたこともあり、紅南国を平和に導く決意も新たに、美朱は兄―奎介(けいすけ)の制止を振り切って本に戻ってしまう。
一方、美朱と入れ替わりに倶東国に降りた唯は、ゴロツキに襲われたところを青龍の巫女として青龍七星士―心宿(なかご)に助けられる。だが青龍の力の独占を狙う心宿は、ゴロツキ達に唯が強姦されたのは美朱が見捨てたからだと騙り、敵対させるよう仕向けた。こうして唯は心宿の策略により、朱雀を妨害しながらの青龍召喚の旅に出る。心宿により、朱雀・青龍とも七星士達が次々と命を落とす中、一度は不可能かと思われた神獣召喚であったが、玄武・白虎の巫女達の遺産―神座宝を集めれば巫女単体でも神獣を呼び出せると知らされ、争奪戦が始まる。
最終的にこの争いを制したのは、青龍側であった。神獣―青龍を召喚した唯は、第一の願いで朱雀を封印。続く第二の願いで美朱を本の世界から追放し、唯も共に現実世界に帰還する。しかし美朱を離すまいとした鬼宿も、一緒に本の世界から飛び出してしまう。そこでとうとう鬼宿は、美朱と唯には今までの出来事全てが紙面上の虚構に過ぎないこと、巫女と七星士が結ばれないと言われて来た本当の意味に、衝撃を受ける。
美朱達が本の中で召喚を巡って争っていた頃、奎介も美朱と唯を助けるべく、現実世界で奔走していた。現実世界と巫女を繋ぐ共通物質―媒体である美朱のリボンや浮き上がる文面により、四正国や美朱の言動を追い掛ける一方、奎介は友人―梶原 哲也(かじわら てつや)と共に四神天地書とその訳者―奥田 永之助(おくだ えいのすけ)を調べ始めるが、2人が辿り着いたのは奥田の一人娘―多喜子(たきこ)が元玄武の巫女であった事実と、親子の非業の死であった。さらに奎介達は、本から無事巫女の役目を遂げて帰還した元白虎の巫女―大杉 鈴乃(おおすぎ すずの)より“巫女とは生贄であり、神獣は願いを叶える代わりに巫女の体を喰らう。ただし、巫女が強い心の持ち主ならばその限りではない”と聞かされ、本の世界を追われた美朱に告げる。召喚で青龍に蝕まれていく体に怯えた唯は、助けを求めた美朱から生贄の事実を知らされ、ショックを受ける。その時、紅南と倶東両国を窮地に陥れた心宿が、遂に現実に現れ、第三の願いを自らにもたらすよう唯に迫った。辛くも、鬼宿の助けを得た美朱に助け出されたことで、ようやく心宿の本心に気付いた唯は、最後の願いで朱雀を呼び出す力を美朱に与え、青龍に取り込まれてしまう。
朱雀を招喚した美朱は、第一の願いで唯を取り戻した後、第二の願いで青龍を封印。世界を破滅から救い、最後の願いで“鬼宿と決して離れない”ことを願った美朱が、唯と現実世界へ戻って数か月後。奎介の連れて来た、鬼宿の記憶と誓いの指輪を持った後輩―宿南 魏(すくなみ たか)と再会する。
第二部(OVA2参照)では高校生になった美朱が、学校行事で訪れた高松塚古墳で朱雀と再会。救いを求める声と魏に迫る危機に、鬼宿の記憶を探して、魏と再び本の世界へ降り立つ。朱雀七星士達との再会に感激するも束の間、激闘の直後に井宿と翼宿の手元に現れた石が魏の記憶だと知り、不気味な気配を感じつつも、戦死した七星士達の石を求めて旅を開始する。しかしその頃、現実世界の美朱の高校や奎介達の大学にも、妖しい影が迫りつつあった。
登場人物
メディアミックス展開のため、声優のキャスティングが複数存在する。併記なきものはアニメ版。
- 美朱は、(アニメ版 / CDブック版 / 少女コミックCDブックおもちゃ箱'93版)の順。おもちゃ箱版の鬼宿役・関俊彦と星宿役・松本保典はCDブック版でも続投。
- 朱雀・青龍・玄武周辺については(アニメ版 / CDブック版)の順
- 朱雀・青龍のPS2用ゲーム担当声優についてはゲームの項を参照。
- 白虎はアニメ版の声優。
現実世界
- 夕城 美朱(ゆうき みあか)
- 声 - 荒木香恵 / 日高のり子 / 本多知恵子
- 年齢 - 15歳(第一部:中学3年生→第二部:高校1年生)
- 誕生日 - 5月12日生まれ(牡牛座)、血液型 - B型
- 常に明るく大らかで前向き、どんな時も食欲を忘れない主人公。四神天地書に吸い込まれた朱雀の巫女であり、朱雀七星士集めの旅に出る。離婚により女手一つで苦労しながら、自身へ過度の期待を寄せる母と、大学生の兄との3人暮らし。母に応え、また唯と一緒に居たいとの思いから難関進学校・城南高校入学を目指して努力している。
- 大食いだが、料理は大の苦手であり仲間や兄はいつも怖がっている。
- 第二部では母が再婚。唯と同じ進学先に進み、大学生の魏(鬼宿)と付き合っている。最終的には魏と結婚し、子供を儲けた。
- 当初はリボンを飾った二つ分けのお団子頭。リボンを奎介に託して以降は、髪型は一定していない。TVアニメ版では、奎介との媒体が自分の髪とシニヨンである。第二部では、ウエーブの掛かったロングヘア。
- 本郷 唯(ほんごう ゆい)
- 声 - 冬馬由美 / 山崎和佳奈
- 年齢 - 15歳(第一部:中学3年生→第二部:高校1年生)
- 誕生日 - 10月26日生まれ(蠍座)、血液型 - AB型
- もう1人の主人公で、美朱とは幼馴染み兼親友。成績優秀で常に堂々とした強気な美人。昔はロングヘアだったが、男子生徒にモテ過ぎて鬱陶しいとの理由からショートカットにしている。一度は美朱と共に本に吸い込まれた、青龍の巫女。美朱の危機を救った際、入れ替わりで降り立った倶東国で暴漢に襲われ気を失ったため、本人は汚されてたと思っているが、実はすんでで心宿に助けられているため巫女の資格は失っていない。
- 第2部では再び髪を伸ばし、常に左耳に心宿のビアスを身に付けている。美朱との仲はすっかり修復して同じ進学先に進み、哲也と交際中。
- 夕城 奎介(ゆうき けいすけ)
- 声 - 三木眞一郎 / 飛田展男
- 誕生日 - 1月3日生まれ(山羊座)、血液型 - O型
- 中国哲学を専攻する大学生で、美朱の兄。母の期待を一身に背負い、ひたすら抑圧されている妹の身を予てより案じていた。美朱に媒体を託された、現実世界での唯一の通信相手であり、一番の協力者。美朱が本に入ったことで目の当たりにした、四神天地書の不思議に疑問を感じ、哲也を巻き込んで独自に調べ上げる。前向きで呑気。
- 第二部では魏の大学の先輩であり、同校で知り合った神代魅に惑わされる。
- 梶原 哲也(かじわら てつや)
- 声 - 成田剣 / 森川智之
- 誕生日 - 9月21日生まれ(乙女座)、血液型 - B型
- 常にサングラスをしておチャラけた、奎介の友人。奎介に協力した四神天地書の調査で、奥田永之助の書簡を発見し鈴乃と面会する。
- 第二部では唯の彼氏として、七星士達の死を思い出して深い罪悪感に沈む唯を支える。
- 大杉 鈴乃(おおすぎ すずの)
- 声 - 中沢みどり
- 白虎の巫女。父親は高雄。婁宿とは相思相愛の仲であったが、白虎への願いで西廊国に留まることが叶わず、生死を共にすることを誓い合って現実世界に戻る。現在も存命であったため、四神天地書の情報を求めて訪ねて来た奎介達にその経験を語るが、面会中に四神天地書内の婁宿が死亡したのと同時に亡くなる。回想では、セーラー服姿の二つ分けしたお下げ髪の女学生。
- どんな性格であったかはあまり描写されていないが、白虎の侵食に打ち勝ったことから、かなり精神力の強い女性であったと思われる。
- 奥田 多喜子(おくだ たきこ)
- 声 - 田中敦子(OVAのみ)/ 雪野五月(玄武開伝)
- 玄武の巫女。四正国での200年前に現れて玄武を召喚し、北甲国に永遠の平和をもたらした後、神座宝として首飾りを残して現実世界へ帰ったと伝えられている。現実世界では大正時代の女学生であったが、奎介達が調べ上げた現代の記録によれば、本から戻った後に永之助により刺殺されたとされている。回想では、袴姿のハイカラさんスタイルの少女。
- 奥田 永之助(おくだ えいのすけ)
- 声 - 仲野裕 / 大川透(玄武開伝)
- 大陸で発見した謎の経典四神天地之書の魅力に取り憑かれ、大正時代に日本語版を訳出した人物。大杉高雄に宛てた手紙などから、娘が四神天地書に吸い込まれた上、玄武に体を蝕まれたことを深く悔いていたことなどが伺え、多喜子を刺殺した後に自殺している。
朱雀 紅南国(こうなんこく)
朱雀を守護神とし、四正国の内南に位置する温暖気候の国。皇帝の治世が行き届いているためか、四正国の中でも比較的治安はいい。しかし近年では倶東国の軍事的脅威に晒されている。首都は栄陽(えいよう)。朱雀の象徴色は朱。そのため、朱雀七星士の体に出る文字の色は赤色。朱雀七星士は全員男である。
- 鬼宿(たまほめ) / 琮 鬼宿(そう きしゅく)
- 声 - 緑川光 / 関俊彦
- 字 - 「鬼」の字で額
- 年齢 - 17歳、身長 - 180cm
- 誕生日 - 6月28日生まれ(蟹座)、血液型 - O型
- 美朱と唯が街中で絡まれていたところを助けた、美朱が初めて出会った朱雀七星士。現実の服を着せ整えると並の芸能人よりいい男(奎介談)。
- 弟2人妹2人の5人兄弟の長男。家族思いで、病弱な父に代わって幼い弟妹達を養おうと都によく出稼ぎに来ているために大変な守銭奴だが、朗らかな気の良い青年。母が末妹を出産した後に他界したので、特に末妹を可愛がっている。額に浮かぶ鬼の字が原因で幼い頃は“おばけちゃん”と呼ばれ馬鹿にされており、それを見兼ねた奎宿から教わった拳法を得意とする。後に太一君から、気を放つ技を与えられる。第一部終盤で青龍の力を得た唯により朱雀の力を封印されるが、唯の2つ目の願いにより唯と共に現実に戻る事になった美朱に強い想いでしがみつき現実へ行く事になり、そこで自身が本の中作られた人物だと言うことを知る。
- 唯の三つめの願いで朱雀の力を取り戻し心宿を倒した後、宿南魏として現実世界に転生し美朱と結ばれる。
- 宿南 魏(すくなみ たか)
- 年齢 - 18歳(誕生日、身長、血液型は鬼宿と同じ)
- 鬼宿が現実世界に転生した姿。奎介と同じ大学に入学し、後輩になったことで、美朱と再会した。現在は一人暮らしだが田舎の家族は両親と弟1人、妹1人。今でもお金が大好きでバイトに精を出しては、部屋に小銭の瓶詰めを着々と増やしている。鬼宿だったころの記憶がところどころ抜け落ちているが……?
- 星宿(ほとほり) / 彩賁帝(さいひてい)
- 声 - 子安武人 / 松本保典
- 字 - 「星」の字で左の首筋
- 年齢 - 18歳、身長 - 182cm
- 誕生日 - 4月2日生まれ(牡羊座)、血液型 - A型
- 朱雀七星士にして英明且つ誠実な、紅南国の皇帝。剣を使った戦闘を主に得意とし、後には太一君から神剣を授かる。女性と見紛うほどの美形で、極度のナルシスト。権力争いの関係で母親から厳しい幼少期を送らされており、そんな中で聞いた朱雀の巫女という存在に心の拠り所を得ていた。実際に出会ってからも美朱自身の朗らかさに心癒され求婚するが、美朱と鬼宿の想いの強さを認め、二人の幸せを側で見守り、后・鳳綺を娶る。倶東国の軍勢が攻め寄せる中、七星士としての能力を封じられたまま赴いた戦場で、心宿と戦い殉死する。劇中未登場だが、異母兄弟が数名いる。
- 第二部では戦いが終わった後も何故か転生出来ず、霊魂として他の戦死した七星士たちと共に太極山に身を寄せている。鳳綺との間に跡取りを一人授かっており、それを知った後はかなりの親バカぶりを見せていた。
- 柳宿(ぬりこ) / 迢 柳娟(ちょう りゅうえん)
- 声 - 坂本千夏 / 高山みなみ
- 字 - 「柳」の字で左胸元
- 年齢 - 18歳、身長 - 166cm
- 誕生日 - 3月10日生まれ(魚座)、血液型 - B型
- 星宿の後宮で暮していた朱雀七星士。左目の下に泣きぼくろがある。自身の数倍はある岩をも軽々と持ち上げられる、怪力の持ち主。太一君から力を増幅させる腕輪を授かり、本気になると腕輪は手甲に変化する。女装しているのは、馬車に轢かれ死んだ妹の康琳(こうりん)を偲んでのこと。
- かつては星宿との仲を嫉妬して美朱を虐めていたが、やがて美朱の良き相談相手となる。女として星宿を想いながらも、男として美朱を想う。玄武の神座宝が納められていた黒山で殿として、尾宿と1人戦い致命傷負いつつも勝利し、責任感より最期の力で大岩を退けて力尽き死亡。朱雀七星士で初めて倒れた彼の死は多くの読者に衝撃を与えた。
- 第二部では他の七星士同様何故か転生出来ず、星宿らと共に霊魂として太極山に身を寄せているが、力を発揮する時のみ美朱達に触れられる。
- 井宿(ちちり) / 李 芳准(り ほうじゅん)[1]
- 声 - 関智一 / 山口勝平
- 字 - 「井」の字で右膝
- 年齢 - 24歳、身長 - 175cm
- 誕生日 - 5月21日生まれ(双子座)
- 変身や分身・瞬間移動など多様な術を誇る、最年長の朱雀七星士。それ故に、何かと朱雀七星士達のフォローやストッパー、相談役になりがち。後に太一君から、術の力を高める首飾りを授かる。通常時の語尾は『〜なのだ』であり、声も甲高くよく二頭身になる僧侶。糸目だが実は仮面であり素顔は美形でり真面目・深刻な話の折に仮面を外す事が多い[2]。この大洪水によって、その親友を含め家族や近しい人全てを失った、天涯孤独。
- 第二部では、朱雀七星士の数少ない生き残り。天罡の放った地煞四天王の一人が因縁の親友であり、洪水に流される親友は助けられなかったのか、婚約者を寝取られた恨みから見捨てたのではないかという自責の念に、再び苦しむことになる。
- 翼宿(たすき) / 侯 俊宇(こう しゅんう)
- 声 - 林延年 / 矢尾一樹
- 字 - 「翼」の字で右腕
- 年齢 - 17歳、身長 - 178cm
- 誕生日 - 4月18日生まれ(牡羊座)、血液型 - B型
- ハリセン状の武器鉄扇による炎攻撃を操る朱雀七星士。太一君により鉄扇は金剛石のように輝く立派なものへと変化した。紅南国の関西弁を使う地方の山賊の頭の最有力候補で、通称は幻狼。跡目(山賊の頭)は幼馴染みである親友が継いだ。喧嘩っ早い熱血漢。男気に溢れ、情に厚く涙脆いお人良し。その裏表のない性格から、素直過ぎる空気を読まない発言をしては、柳宿にどつかれる。女傑揃いの女系一家で育ったためか、やや女性が苦手。
- 第二部では、朱雀七星士の数少ない生き残りとして美朱と魏の石探しの旅に同行するうち、美朱を意識した部分を飛皋に欲望として増幅され、利用される。両親と姉が五人いる(作中には姉は一人・愛瞳のみ登場)。
- 軫宿(みつかけ) / 妙 寿安(みょう じゅあん)
- 声 - 石井康嗣 / 小杉十郎太
- 字 - 「軫」の字で左掌
- 年齢 - 22歳、身長 - 199cm
- 誕生日 - 5月7日生まれ(牡牛座)、血液型 - O型
- 朱雀七星士一大柄且つ寡黙な、唯一の治癒能力の使い手。治癒能力は自身の体力・精神力を酷使するようで、一日にあまり頻繁には使えない。太一君から授かった聖水は、浸けた手で治療すると服まで再生し、飲むと体力・回復力を向上させる。名医と持て囃され、遠方への診察も請け負ったことで最愛の人の発病に間に合わず、病死させたことに絶望し、人里離れた山深くで糸目の猫―たまと共に隠棲していた。戦場にて、青龍七星士達との戦闘での傷を抱えながら、最期の力で死んだ恋人と同名の赤子を治癒して命尽きる。
- アニメでは、赤子を救えず仲間も救えずと己の無力さに嘆くも在るだけの気を与えればと最期の力を振り絞り周囲の患者等を治療する。
- 第二部ではやはり霊魂のみの存在になっているが、治癒の力は健在である。
- 張宿(ちりこ) / 王 道煇(おう どうくん)
- 声 - 川上とも子 / 折笠愛
- 字 - 「張」の字で左足の甲
- 年齢 - 13歳、身長 - 148cm
- 誕生日 - 3月19日生まれ(魚座)、血液型 - A型
- 朱雀七星士中最年少ながら、優秀な成績で科挙に合格した少年。七星士としての能力の知力や冷静な言動は字が出ている間だけのもので、その制御が出来ないという不安定な状態。普段は臆病でおっとりとした、小柄な体型。七星士集めの噂を耳にはしていたが、字の出ない時期が長く続き、恐怖心からなかなか名乗りを挙げられずにいた。本人は字の出た時と、そうでない時のギャップに非常にコンプレックスを覚え、男らしさに憧れている。太一君からは巻物を授かる。字が消えていた隙に箕宿に体を乗っ取られ、これを滅しようと自ら命を絶つ。
- 第二部では既に故人であり、何故か転生が出来ない。年老いた母に兄が1人おり、兄は張宿の死後に結婚している。
- たま
- 声 - 冬馬由美
- 軫宿の連れている猫。名付け親は美朱。単独行動をする美朱に一時付いていた折のことを、鬼宿にジェスチャーで伝えようとする等の器用さを持つ。原作第一部のギャグ担当。
- 少華(しょうか)
- 声 - 榊原良子
- 翼宿とおぼしき男を生き返らせるため、美朱一行が訪ねた、キスする事で死人を蘇生させられる女性。村を出ると、その能力を失ってしまう。
- 実は軫宿の幼馴染であり、人間としては一年前にすでに死亡していた。しかし自信を取り殺した病魔に死後も利用され続ける。蘇生の力も、死体を操ってそう見せかけているだけであった。最終的には軫宿の能力により病魔を払われ二度目の死を迎えるも、軫宿にもう一度出会えた事に満足していた。
- 鳳綺(ほうき)
- 声 - 坂本千夏 / 高山みなみ
- 星宿の后で、柳宿にそっくりの美人。後に跡取りの皇子を生むが、星宿を失った心労で口を閉ざすようになってしまう。
- 芒辰(ぼうしん)
- 声 - 矢島晶子
- 星宿と鳳綺の息子であり、紅南国の次期皇帝。母親と同じように言葉を発さない。
- 迢 呂候(ちょう ろこう)
- 声 - 井上和彦
- 柳宿の兄で、着物屋の店主。容姿は柳宿によく似ているが、性格は対照的に非常に気弱。生前は柳宿を頼りにしていたため、彼の死後も尚、依存している。
青龍 倶東国(くとうこく)
青龍を守護神とし、四正国の内東に位置する軍事大国。現皇帝が暴政を敷いているためか国内では内乱が絶えず、治安も非常に悪い。首都は春封(しゅんふう)。青龍の象徴色は青。そのため、青龍七星士の体に出る文字の色は青色。
- 心宿 (なかご) / アユル[3]
- 声 - 古澤徹 / 置鮎龍太郎
- 字 - 「心」の字で額
- 年齢 - 25歳、身長 - 193cm
- 誕生日 - 11月17日生まれ(蠍座)
- 青龍七星士にして倶東国将軍であり、国内の兵力の大部分を掌握している。剣術、拳法、気功にまで長け、武人としても策略家としても優秀な青年。幼い頃から、金髪碧眼で邪教とされる信仰を持つ異民族として迫害を受け、ある日襲ってきた兵を前に初めて七星士としての力に目覚めたものの、強大過ぎるその力で母親をも殺める。七星士として保護する名目で連れて行かれた宮殿では、倶東国皇帝の慰み者であった。その経歴から世界全てを憎悪し、倶東国や唯の忠臣と見せ掛けながら、自己のために青龍召喚を狙っている。唯への服従は表向きであり、自分以外の者は仲間である青龍七星士ですら信用していない。しかし自分を慕い、また境遇の上でも自分と重なる房宿には自覚なしに心を許していたようであり、彼女が自分を庇って死んだ際には動揺を見せていた。
- 後に現実世界での鬼宿との戦いの末に胸を貫かれ死亡。死の間際には母と房宿の姿を見た。身につけていたピアスは神座宝となり、唯に受け継がれた。
- 作者の一番のお気に入りであり、短編パロディ『心宿しっかりしなさい!』二編[4]の主人公。
- 亢宿(あみぼし) / 武 亢徳(ぶ こうとく)
- 声 - 上田祐司 / 岩永哲哉
- 字 - 「亢」の字で右肩
- 誕生日 - 8月26日生まれ(乙女座)、血液型 - A型
- 角宿の双子の兄で、青龍七星士。弟思いの優しい性格。笛を媒介にして口から気を発し、美しい音色で人を穏やかにさせる一方、発狂させ殺すことも出来る。張宿を騙って美朱一行に近付き、朱雀招喚を失敗に追い込んだ。追い詰められて川に転落したものの、それを助けた老夫婦の亡くなった息子懐可の代わりとして、新たな生活を送っていた。最終的には自分の身を案じた弟により、全ての記憶を消される。
- 現実で戦死した弟を無意識に感じ取り涙した。青龍七星士唯一の生き残り。
- OVAにおいては、危機に陥った唯を助けたいと望んだ弟の願いを叶えるべく、角宿の魂をその身に降臨させる。
- 角宿(すぼし) / 武 俊角(ぶ しゅんかく)
- 声 - 上田祐司 / 岩永哲哉
- 字 - 「角」の字で左肩
- 誕生日 - 8月26日生まれ(乙女座)、血液型 - A型
- 亢宿の双子の弟で、青龍七星士。暗器・流星錘(りゅうせいすい)を使って攻撃する。幼くして両親を失い、兄と2人で苦労して育ったことで、兄のためなら人殺しさえ厭わない、猪突猛進型。心宿の入れ知恵から、鬼宿の家族を惨殺した。兄以外で初めて優しく接してくれた唯に、仄かな恋心を寄せていた。鬼宿敗れ、戦死。
- アニメでは、唯により現実に呼ばれ、美朱を抹殺しようと追い回し決意を固め美朱の目の前に現れた鬼宿と戦闘をする。が、
- 鬼宿の弟妹による強い念に押さえ付けられ、鬼宿敗れ、戦死。
- 房宿(そい) / 白 花婉(はく かえん)
- 声 - 田中敦子 / 折笠愛
- 字 - 「房」の字で左太腿
- 年齢 - 19歳
- 誕生日 - 10月30日生まれ(蠍座)、血液型 - O型
- 雷を操る青龍七星士[5]。心宿には房中術として、気の力を与えている。幼い頃に娼館から脱走し、連れ戻されようとした際に心宿に助けられて以来、彼を慕っている(結局娼館に連れ戻され、娼婦となる)。心宿の前と鎧を身に纏う戦闘時では言葉遣いも異なり、最後は心宿を庇って討たれる。当初はマントで全身を隠していたが、切れ長の目に長身、長い髪を横で一つに結い上げ、ミニ丈のワンピースの上から鎧に身を包んでいた。心底では、美朱のことを認めている。
- 氐宿(とも) / 羅軍[6]
- 声 - 飛田展男
- 字 - 「氐」の字で右下腹部
- 誕生日 - 10月13日生まれ(天秤座)、血液型 - AB型
- 貝を使って幻覚に他者を閉じ込める能力を持ち、鞭も扱う青龍七星士。美朱憧れのクラスメイトとして恋人になるという幻覚で、美朱を惑わした。貝に複写した他人の記憶を、後に上映することも出来る。幼いころに旅の劇団一座で育ったため、独特の美意識を持った派手な隈取りの化粧を常時している。実は美形。心宿を慕う男色家。美朱を助けた亢宿を殺そうとして、角宿に殺害される。
- OVA第一部で復活し、美朱達に挑戦するが、皮肉にも慕っていた心宿によって阻まれる。
- 尾宿(あしたれ)
- 声 - 大友龍三郎 / 古田信幸
- 字 - 「尾」の字で右腰
- 誕生日 - 11月21日生まれ(蠍座)
- 巨体から繰り出す怪力と、鋭い爪と牙での攻撃が主な青龍七星士。狼の血が流れる人間で、獣のような姿から見世物にされていたところを、心宿に拾われる。柳宿との戦いで、人間としては死亡するが狼の部分で蘇り、美朱が手にしていた玄武の神座宝を掠め盗って心宿の元へ戻ったものの、その場で殺される。
- 箕宿(みぼし)
- 声 - 中沢みどり
- 字 - 「箕」の字で襟首
- 誕生日 - 12月4日生まれ(射手座)
- 何年も昔から、他人の体に憑依し魂だけで生き続けて来た邪法使いの青龍七星士。美朱達と出会った時は大寺院の法王で、外見は赤子。張宿に憑依したが彼の精神力に負け、諸共に落命させられる。
白虎 西廊国(さいろうこく)
白虎を守護神とし、四正国の内西に位置する、砂漠などが北アフリカ〜中東を思わせる国。白虎の象徴色は白。そのため、白虎七星士の体に出る文字の色は白。
- 婁宿(たたら) / カサル=ツォニェ
- 声 - 山野井仁
- 字 - 「婁」の字で右手の甲
- 誕生日 - 3月21日生まれ(牡羊座)、血液型 - A型
- 鈴乃とは相思相愛の仲だった、植物を操る白虎七星士。鈴乃と本の世界で共に生きることが叶わなかったため、昴宿の術で肉体の時間を止めて、神座宝を守り続けている。廟を出ると急激に加齢し、寿命を一気に縮める。長い黒髪をお下げにした、褐色の肌の優しげな青年。
- 昴宿(すばる) / ドゥリン=ハム
- 声 - 土井美加
- 字 - 「昴」の字で左胸
- 誕生日 - 5月1日生まれ(牡牛座)、血液型 - O型
- 奎宿の妻で、白虎七星士の老婆。時間を操ることが出来るため、短時間だけ奎宿共々若返って戦闘に加わった。通常時は上半分をシニヨン、下半分の解き髪を緩やかに波打たせている小柄な老婆だが、若かりしころは作中1・2を競う爆乳のナイスバディ。
- 奎宿(とかき) / ランヴァ=ハム
- 声 - 石井康嗣 ・ 若い頃 志賀克也
- 字 - 「奎」の字で左頬
- 誕生日 - 11月11日生まれ(蠍座)、血液型 - B型
- 昴宿の夫で、鬼宿の武術の師匠でもある白虎七星士の老人。能力は瞬間移動で、イヤリングを使い攻撃する。若い頃は褐色の肌をした精悍な、なかなかの美青年でかなり遊んでいたらしく、今でも女好き。
玄武 北甲国(ほっかんこく)
玄武を守護神とし、四正国の内北に位置する最も広大な国。首都は特烏蘭(トウラン)。国土のほとんどが殺伐とした荒野や山だが、資源が豊富。モンゴルをイメージしている。玄武の象徴色は黒。そのため、玄武七星士の体に出る文字の色は黒く、光り輝く時は銀色。200年前の玄武召喚により、永遠の平和が約束された国である(詳しくはふしぎ遊戯 玄武開伝の項目を参照)。
- 虚宿(とみて) / チャムカ=ターン
- 声 - 岩永哲哉 / 堀川亮
- 字 - 「虚」の字で左肩甲骨上
- 年齢 - 16歳、身長 - 173cm
- 誕生日 - 2月14日生まれ(水瓶座)
- 氷を操る能力の持ち主で、弓矢の名手である玄武七星士。死後も霊体として斗宿と共に、黒山の氷の洞窟で神座宝を護り続けていた。美朱を巫女として認めた後、神座宝を託す。
- 斗宿(ひきつ) / エムタト=チェン
- 声 - 檜山修之 / 辻谷耕史
- 字 - 「斗」の字で眼帯で隠された右目
- 年齢 - 21歳、身長 - 184cm
- 誕生日 - 12月16日生まれ(射手座)
- 水の術を使う玄武七星士。死後も霊体として虚宿と共に、黒山の氷の洞窟で神座宝を護り続けていた。美朱を巫女として認めた後、神座宝を託す。
天罡と地煞四天王
原作第二部(OVA2)の敵。
- 天罡(てんこう)
- 声 - 小杉十郎太 / 塩沢兼人
- 飛鳥時代に四神により、高松塚古墳に封印された魔人。地煞四天王を配下に、全てを支配を我が物としようと企み、四神天地書の力を狙い、魏の鬼宿としての記憶を利用して復活を図る。第一部では、心宿と内通していた。
- 斂芳(れんほう) / 現代名:祀行 斂(しぎょう れん)
- 声 - 石田彰
- 地煞四天王の一人で、美朱のクラスに編入してきた美少年。高校の人間達を操って美朱を貶め、魏や唯達から引き離そうとしていた。美朱と魏の持っていた朱雀の巻物に縛られたことで瀕死となり、魅嵩が匿っていたが、その後に諸共に天罡により消滅させられた。実はかつて姉と恋仲になり、禁忌を侵したとして追い詰められ、人としてはとうに命を落としていた。
- 魅嵩(みいすう) / 現代名:神代 魅(かみしろ みいる)
- 声 - 天野由梨
- 地煞四天王の一人で、斂芳の姉。魏と美朱の仲を引き裂くため、大学で魏や奎介に近付く。魔物を体に寄生させることで、他人を操る。天罡を信じて従っていたが、最終的には天罡に良い様に利用された挙句、斂芳共々消滅させられた。斂芳と同じく、人間としての命は既に落としている。
- 旱鬼・飛皋(かんき・ひこう)
- 声 - 高木渉
- 地煞四天王の一人であり、井宿が婚約者を奪われた怒りから殺したと語った、親友その人。実は婚約者のことは、親友の横恋慕であった。水を操り、その水で人の理性を奪ったり、心の奥の闇を引き出すことが出来る。最期は井宿と和解して、水に還った。
- 俑帥(ようすい)
- 声 - 遠近孝一・緑川光
- 地煞四天王の一人。糸を操り、捉えた人間を傀儡に変えることができる。その正体は、魏から抜け落ちた鬼宿の記憶の石が入れられた人形であり、鬼宿が魏に転生する以前の記憶と力を全て持つ。最期は鬼宿を受け入れた魏と融合し、消滅。
その他
- 太一君(たいいつくん)
- 声 - 京田尚子 / 水原リン
- 極一部の者だけが辿り着ける太極山に住む、四神天地書の世界を見守っている仙人であり、天帝。巫女と七星士を導く存在。
- 普段は気に入っているという老婆の姿をしているが、周りからは砂かけババアと言われている。
- 娘娘(にゃんにゃん)
- 声 - 氷上恭子(TVアニメ) / 川上とも子(OVAのみ)
- 太一君と太極山に住む、幼女姿の女神。分身の術を心得ており、太一君に代わり美朱達の手助けをすることもある。
- 榊 真夜(さかき まよ)
- 声 - 野田順子
- ふしぎ遊戯 外伝7〜8 -永光伝-及びOVA3の主人公で、朱雀の二代目巫女。魏に好意を抱いていた。魏と美朱の会話から四神天地書の存在を知り、美朱に対する嫉妬が暴走。魏と美朱の仲を無にしようと、自ら四神天地書の世界へ旅立つ。その後、朱雀の巫女としてのさまざまな経験を経て真実を知り、自身の過ちに気付いて美朱とも和解する。
- 鳳 まどか(おおとり まどか)
- ゲームふしぎ遊戯 朱雀異聞の主人公。朱雀の巫女。
- 氷室 深咲(ひむろ みさき)
- 声 - 小野涼子
- ゲームふしぎ遊戯 朱雀異聞における主人公の幼馴染。青龍の巫女。
用語
- 四正国
- 四神天地書の中の、古代中国に似た世界。南の朱雀が守護する紅南国(こうなんこく)と東の青龍が守護する倶東国(くとうこく)に、北の玄武が守護する北甲国(ほっかんこく)と西の白虎が守護する西廊国(さいろうこく)の四大国、そして他の小国から成る。現実社会よりも時間の流れが早い(現実での数時間経過=四正国では数日経過)[7]。
- 四神の伝説
- 東西南北の四大国に、『国滅亡の危機に異界より一人の娘が現れ、巫女として七星士と共に神獣の力を得て国を救う』もの。
- 本に選ばれ吸い込まれた現実世界の少女は、いずれかの四神の巫女の役割を否応なく担う。
- 神獣召喚の儀式は、身を清めた処女なる巫女が七星士全員の居並ぶ中、それぞれの神獣を召喚する独自の詞を読み上げ、巻物―四神天地之書を火にくべる。原則、この4つの条件の内にどれか1つでも欠落があると成功しない(神座宝の項目参照)。詞を読み上げている間、巫女には足元から順に、自身の七星士の文字が対応するそれぞれの場所に現れる。
- 神通力を使用する際には、巫女の額にはそれぞれの四神の紋章が現れるが、願いを叶える度に巫女の身体は神獣に蝕まれ、その神獣の特徴が体に現れる[8]。
- 巫女とは生贄であり、その命と引き換えに神獣は願いを叶えるため、「願いを叶える毎に、神獣に喰われていく」。強い精神力があれば、死なずに済むらしいが…?
- 神獣の神通力を手に入れた巫女は、どんな願いも3つだけ叶えられる。ただし巫女を四正国に留まらせる願いだけは叶わないため、恋仲になったものの添い遂げられなかった巫女と七星士も存在する。
- 七星士
- 巫女を守り、神獣を招喚するために選ばれた者。各四神の巫女4人×七星士が各7人で、一時に最大で28人まで存在する。気功術や身体能力の飛躍的な向上など、それぞれ個別の特殊な力を与えられる。対応する四神の七宿の内、自身の星宿を表す一文字が一つだけ体のどこかしらに現れ、パワーアップするにつれて文字は行書体になる。
- 神座宝
- 神獣を召喚すると、その時巫女が身に付けていた装身具が神力を宿して神座宝となる。神獣の召喚時に神座宝があれば、成功条件に欠落があっても召喚が可能。唯は七星士の死を、玄武と白虎の神座宝で補い、青龍を召喚した。
- 媒体
- 巫女となった少女が、本の内と外を行き来する目印となる“肌身離さず身に着けている同質のもの”のこと。これを持ち合う者同士は、本の内と外で通信することが出来るようになる。序盤では美朱と唯が中学の制服で、中盤からは美朱と奎介が、美朱のお団子頭に飾っていたリボンで繋がりを持つ。
- 四神天地之書と四神天地書
- 現実世界においては、前者が飛鳥時代に唐からに伝わった経典。後者はその経典を元に、奥田永之介により大正時代に日本語訳された和綴じの、美朱達が図書館の立ち入り禁止区域で見付けた古ぼけた本。本の中では、前者は神獣召喚の詞が記された、四大国各王家に代々伝わる巻物。
書誌情報
単行本
小説
小学館パレット文庫発行。イラスト・原作:渡瀬悠宇。著:西崎めぐみ。
- ふしぎ遊戯 外伝 -幻狼伝-
- ふしぎ遊戯 外伝 -昇龍伝-
- ふしぎ遊戯 外伝 -雪夜叉伝-
- ふしぎ遊戯 外伝 -流星伝-
- ふしぎ遊戯 外伝 -朱雀悲伝-
- ふしぎ遊戯 外伝 -青藍伝-
- ふしぎ遊戯 外伝 -永光伝 上巻-
- ふしぎ遊戯 外伝 -永光伝 下巻-
- ふしぎ遊戯 外伝 -朱玉伝-
- ふしぎ遊戯 外伝 -逢命伝-
- ふしぎ遊戯 外伝 -優愛伝-
- ふしぎ遊戯 外伝 -三宝伝 上巻-
- ふしぎ遊戯 外伝 -三宝伝 下巻-
イラスト集
- 『ふしぎ遊戯 - 渡瀬悠宇イラスト集』 (小学館、1995年4月発売) ISBN 4-09-199701-5
- 『ふしぎ遊戯 ANIMATION WORLD - 渡瀬悠宇イラスト集 Part2』 (小学館、1996年1月発売) ISBN 4-09-199702-3
テレビアニメ
1995年4月6日から1996年3月28日までテレビ東京系でアニメ化された。毎週木曜日18時00分から18時30分に放送。全52話。2007年8月1日からTOKYO MXにて再放送された。
ほぼ原作通りの進行。原作では奎介による美朱への説明のみだった盛岡行きの様子や、鈴乃と婁宿が同時に亡くなるシーンなどの相違点が多数ある。
原作とアニメの相違点
- 美朱が受験で悩む描写や、母親との口論シーンのカットなど、序盤での展開が異なる。
- 張宿の「字が出ている時と消えている時の性格が違う」設定や、女誠国編のエピソードがない。
- 星見祭りの内容。
- 各七星士が死亡する際の演出がある。
- 心宿が死ぬまでの鬼宿との会話。
- 美朱の最後の願い事が「戦いで壊れた街を元通りに」(アニメ)、「鬼宿と一緒になりたい」(原作)。
- 原作では直接魏に転生するが、アニメでは鬼宿のまま転生し、その後に魏へと転生する。
- 原作にところどころあったパンチラ描写はなく、また残酷描写も控えられている。
スタッフ
- 原作 - 渡瀬悠宇(小学館文庫刊)
- 監督 - 亀垣一
- シリーズ構成 - 浦沢義雄
- キャラクターデザイン・各話エピローグ総作画監督- 本橋秀之
- 美術監督 - 長崎斉
- メインカラーデザイン - 長島真弓
- カラーデザイン - いわみみか。
- 撮影監督 - 石塚知義
- 音楽 - 本間勇輔
- 音響監督 - 清水勝則
- アニメーション制作プロデューサー - 青木茂雄
- プロデューサー - 岩田圭介(テレビ東京)、木村京太郎、萩野賢
- 製作 - テレビ東京、読売広告社、ぴえろ
主題歌
- オープニングテーマ
- 「いとおしい人のために」
- 作詞 - 青木久美子 / 作曲 - 清岡千穂 / 編曲 - 矢野立美 / 歌 - 佐藤朱美
- エンディングテーマ
各話リスト
話数 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 |
---|---|---|---|---|---|---|
第1章 | 1995年 4月6日 |
伝説の少女 | 浦沢義雄 | 亀垣一 | 本橋秀之 | |
第2章 | 4月13日 | 朱雀の巫女 | 阪口和久 | 湊屋夢吉 | 本木久年 | |
第3章 | 4月20日 | 朱雀の七星 | 浦沢義雄 | しぎのあきら | 広田麻由美 | |
第4章 | 4月27日 | すれちがう想い | 阪口和久 | 亀垣一 | 本橋秀之 | |
第5章 | 5月4日 | とまどう鼓動 | 浦沢義雄 | 池上誉優 | 島崎奈々子 | 菅野宏紀 |
第6章 | 5月11日 | 命果てても | 阪口和久 | 坂本郷 | 貞光紳也 | 本木久年 |
第7章 | 5月18日 | 帰りたい… | 浦沢義雄 | 亀垣一 | 本橋秀之 | |
第8章 | 5月25日 | 逢いたい… | しぎのあきら | 広田麻由美 | ||
第9章 | 6月1日 | 見えざる敵 | 阪口和久 | 鍋島修 | 時矢義則 | |
第10章 | 6月8日 | 囚われの少女 | 浦沢義雄 | 坂本郷 | 篠原俊哉 | 本木久年 |
第11章 | 6月15日 | 青龍の巫女 | 阪口和久 | 西澤晋 | 本橋秀之 | |
第12章 | 6月22日 | あなたしかいない | 浦沢義雄 | 貞光紳也 | 元永慶太郎 | 菅野宏紀 |
第13章 | 6月29日 | 愛するがゆえ | 阪口和久 | しぎのあきら | 広田麻由美 | 本木久年 |
第14章 | 7月6日 | 砦の狼 | 浦沢義雄 | 亀垣一 | 本橋秀之 | |
第15章 | 7月13日 | 蘇りの都 | 吉村元希 | 西澤晋 | 元永慶太郎 | 山沢実 |
第16章 | 7月20日 | 哀しき戦い | 浦沢義雄 | 鍋島修 | 時矢義則 | |
第17章 | 7月27日 | めぐり逢いの音 | 吉村元希 | 西澤晋 | 本橋秀之 | |
第18章 | 8月3日 | 恋慕の罠 | 浦沢義雄 | 織田美浩 | 本木久年 | |
第19章 | 8月10日 | ひきさかれる愛 | 阪口和久 | 牧野滋人 | 石原立也 | 才谷梅太郎 |
第20章 | 8月17日 | とどかぬ願い | 浦沢義雄 | 亀垣一 | 本橋秀之 | |
第21章 | 8月24日 | 君を護るために | 吉村元希 | 牧野滋人 | 山沢実 | |
第22章 | 8月31日 | 二度と離れない | 浦沢義雄 | 鍋島修 | 時矢義則 | |
第23章 | 9月7日 | 謀略の予兆 | 阪口和久 | 西澤晋 | 本橋秀之 窪詔之 | |
第24章 | 9月14日 | 炎の決意 | 浦沢義雄 | 織田美浩 | 中田雅夫 | |
第25章 | 9月21日 | 愛されて、悲しくて… | 吉村元希 | 石山タカ明 | 黒田やすひろ | 児山昌弘 |
第26章 | 9月28日 | 星見祭りの夜 | 浦沢義雄 | 嵯峨敏 | 清水健一 | |
第27章 | 10月5日 | 誓いの墓標 | 阪口和久 | 亀垣一 | 本橋秀之 | |
第28章 | 10月12日 | 第1節 総集編〜古昔之途(いにしえのみち) | - | |||
第29章 | 10月19日 | 動き出した謎 | 浦沢義雄 | 西澤晋 | 本橋秀之 窪詔之 | |
第30章 | 10月26日 | 戦いの閃光 | 吉村元希 | 鍋島修 | 時矢義則 | |
第31章 | 11月2日 | 不安の渦 | 浦沢義雄 | 牧野滋人 | 山沢実 | |
第32章 | 11月9日 | 朱雀の宿星に殉じて | 阪口和久 | 西澤晋 | 島崎奈々子 | 本木久年 |
第33章 | 11月16日 | 柳宿永遠の別離 | 浦沢義雄 | 亀垣一 | 本橋秀之 | |
第34章 | 11月23日 | 氷の防人 | 吉村元希 | 権俵及造 | 黒田やすひろ | 児山昌弘 |
第35章 | 11月30日 | 奈落の蜃気楼 | 浦沢義雄 | 貞光紳也 | 山沢実 | |
第36章 | 12月7日 | 踏みにじられた愛 | 織田美浩 | 中田雅夫 | ||
第37章 | 12月14日 | 幻惑のぬくもり | 牧野滋人 | 本木久年 | ||
第38章 | 12月21日 | 心の夜明け | 阪口和久 | 西澤晋 | 本橋秀之 | |
第39章 | 12月25日 | 妖しき幻想 | 浦沢義雄 | 鍋島修 | 時矢義則 | |
第40章 | 1996年 1月4日 |
偽りの恋 | 吉村元希 | 島崎奈々子 | 佐々木守 | |
第41章 | 1月11日 | 復活の陽光 | 浦沢義雄 | 権俵及造 | 黒田やすひろ | 児山昌弘 |
第42章 | 1月18日 | 越えられぬ壁 | 阪口和久 | 亀垣一 | 本橋秀之 | |
第43章 | 1月25日 | 決別の来同 | 浦沢義雄 | 貞光紳也 | 本木久年 | |
第44章 | 2月1日 | 刹那の攻防 | 吉村元希 | 西澤晋 | 奥田万つ里 | |
第45章 | 2月8日 | 分岐の光 | 浦沢義雄 | 織田美浩 | 中田雅夫 | |
第46章 | 2月15日 | 虚実の少年 | 阪口和久 | 貞光紳也 | 山沢実 | |
第47章 | 2月22日 | 鎮魂の空 | 浦沢義雄 | 西澤晋 | 本橋秀之 | |
第48章 | 2月29日 | この命賭けても | 吉村元希 | 鍋島修 | 時矢義則 | |
第49章 | 3月7日 | 華燭の典 | 浦沢義雄 | 牧野滋人 | 山沢実 | |
第50章 | 3月14日 | 贖罪の瞬間 | 阪口和久 | 貞光紳也 | 本木久年 | |
第51章 | 3月21日 | 託された希望 | 吉村元希 | 亀垣一 | 本橋秀之 | |
第52章 | 3月28日 | いとおしい人のために | 浦沢義雄 |
放送局
放送地域 | 放送局 | 放送期間 | 放送曜日 時間 | 放送区分 |
---|---|---|---|---|
関東広域圏 | テレビ東京 | 1995年4月6日 - 1996年3月28日 | 木曜 18時00分 - 18時30分 | テレビ東京系列 |
大阪府 | テレビ大阪 | |||
愛知県 | テレビ愛知 | |||
北海道 | テレビ北海道 | |||
岡山県・香川県 | テレビせとうち | |||
福岡県 | TVQ九州放送 | |||
京都府 | KBS京都 | 1995年4月 - 1996年3月 | 独立UHF局 | |
和歌山県 | テレビ和歌山 | 1995年4月 - 1996年3月 | ||
富山県 | チューリップテレビ | 1995年4月 - 1996年4月 | TBS系列 | |
岩手県 | IBC岩手放送 | 1995年4月 - 1996年4月 | ||
東京都 | TOKYO MX | 2007年8月1日 - 2008年7月23日 | 水曜 18時30分 - 19時00分 | 独立UHF局 |
関連CD
- ふしぎ遊戯ヴォーカル集 (TV Series Songs Complete Collection)
- Disc 1
- いとおしい人のために - 佐藤朱美
- ときめきの導火線 - 今野友加里
- わかっていたはず - 佐藤朱美
- Winner(今野友加里)
- 透明なHANEみーつけた! - 佐藤朱美
- GIRL! GIRL! GIRL! - 佐藤朱美
- 平気だよ - 佐藤朱美
- DASH - 佐藤朱美
- ONLY TONIGHT - 佐藤朱美
- いとおしい人のために(ENDヴァージョン) - 佐藤朱美
- 風の旋律 (KARAOKE)
- 伝言 (KARAOKE)
- 紅い伝承 (KARAOKE)
- I wish… (KARAOKE)
- ONLY TONIGHT (KARAOKE)
- Disc 2
- 愛という名の聖戦に… - 緑川光
- そして、闇の先に - 緑川光
- 運命の星 - 子安武人
- 僕の宇宙に君がいる - 子安武人
- 伝言 - 子安武人
- 風の旋律 - 坂本千夏
- 乙女爛漫 - 坂本千夏
- 花鳥風月 - 関智一
- おちゃのこさいさい変幻自在 - 関智一
- Heartにキラ星咲かしたれ!! - 林延年
- Do=Be'sがやって来る。 - 林延年
- 左手の記憶 - 石井康嗣
- 空が見える - 石井康嗣
- 紅い伝承 - 川上とも子
- P.S.愛って永遠ですか? - 川上とも子
- いとおしい人のために(ENDヴァージョン) (KARAOKE)
- Disc 3
- 祈るように愛してる。 - 荒木香恵
- Still - 荒木香恵
- Promise Love - 荒木香恵
- I Wish… - 冬馬由美
- BEST FRIEND - 冬馬由美
- 蒼い嵐 - 冬馬由美
- 彷徨 - 古澤徹
- Blue eyes…blue - 古澤徹
- Never Get Away - 上田祐司
- 夜想曲 - 上田祐司
- 氷たちの自尊心 - 田中敦子
- 震えて下さい - 田中敦子
- 君が微笑むなら - 檜山修之・岩永哲哉
- Seed~種子~ - 山野井仁
- いとおしい人のために (KARAOKE)
- ときめきの導火線 (KARAOKE)
OVA
第一部(テレビアニメシリーズ)と第二部の間のストーリーとされるアニメオリジナルエピソードが全3巻、第二部が全6巻、外伝の永光伝が全4巻製作された。TVアニメシリーズと同じスタッフで製作されたが、外伝のみ若干異なる。
オリジナルビデオシリーズ ふしぎ遊戯(OVA1)
TVシリーズ後のアニメオリジナルエピソード。全3巻。何者かによって再び四神天地書の中に戻された鬼宿。本の中では数十年が経過しており、誰も当時の自分を知る者がいなかった。宮殿を訪ね、星宿の曾孫だという少年の皇太子に国を救った伝説の朱雀七星士として快く朱雀廟に招かれるが、結界に阻まれ入ることができず朱雀七星士を語る偽者として追い出されてしまう。太一君を頼って太極山を訪ねても岩の転がった山にしか見えない。そんな時、自分のことを心宿と呼ぶ少女に出会い鬼宿は苦悩する。
スタッフ(OVA1)
- 原作 - 渡瀬悠宇
- 監督 - 亀垣一
- 脚本 - 吉村元希、
- 絵コンテ・演出 - 亀垣一
- キャラクターデザイン・作画監督 - 本橋秀之
- 美術監修 - 池田祐二
- 美術監督 - 長崎斉
- 音楽 - 本間勇輔
- 音楽ディレクター - 藤田昭彦
- 音響監督 - 清水勝則
- 効果 - 加藤昭二
- 調整 - 成清量、武藤雅人
- アニメーション制作 - スタジオぴえろ
- プロデューサー - 菅野知津子、本間道幸、菊池晃一
- 製作 - バンダイビジュアル、スタジオぴえろ、ムービック
主題歌(OVA1)
- 挿入歌 「Voice」
- 作詞 - 青木久美子 / 作曲 - 家原正嗣 / 編曲 - 山中紀昌 / 歌 - 緑川光
各話リスト(OVA1)
話数 | サブタイトル | 発売日 |
---|---|---|
巻ノ一 | 失ひし絆 | 1996年10月25日 |
巻ノ二 | 悲しき閃光 | 1996年12月18日 |
巻ノ三 | 別離(わかれ)…そして | 1997年2月25日 |
- 映像特典
- ふしぎ遊戯おつかれ慰安バス旅行〜禁断の女誠温泉篇 その1
- ふしぎ遊戯おつかれ慰安バス旅行〜禁断の女誠温泉篇 その2
- ふしぎ遊戯おつかれ慰安バス旅行〜禁断の女誠温泉篇 その3…カンドーの最終回
ふしぎ遊戯 第二部(OVA2)
原作第二部をアニメ化したOVAシリーズ。全6巻。高校生になった美朱が、高松塚古墳での朱雀からの救いを求める声と魏に迫る危機に、鬼宿の記憶を求め、魏と再び本の世界へ降り立つ。第一部で故人となった朱雀七星士や唯達とも力を合わせ、四神天地書内だけでなく現実世界をも股に掛けた魔人―天罡との戦いに臨む。七星士達の過去や死後の紅南国内での因縁、現実世界の人々を洗脳して襲い来る祀行斂や神代魅との対決が描かれる。
スタッフ(OVA2)
- 原作 - 渡瀬悠宇
- 監督 - 亀垣一
- 脚本 - 吉村元希
- 絵コンテ・演出 - 亀垣一
- キャラクターデザイン・作画監督 - 本橋秀之
- 美術監修 - 池田祐二
- 美術監督 - 長崎斉
- 美術設定 - 高田茂祝
- 色彩設定・色指定 - いわみみか
- 仕上検査 - 滝口佳子
- 特殊効果 - 池田健司
- 音響監督 - 清水勝則
- 音楽 - 本間勇輔
- 音楽ディレクター - 藤田昭彦
- 効果 - 加藤昭二
- 調整 - 西澤規夫、武藤雅人
- プロデューサー - 菅野知津子、本間道幸、菊池晃一
- 製作 - バンダイビジュアル、スタジオぴえろ、ムービック
主題歌(OVA2)
- オープニングテーマ 「Star」
- 作詞 - 青木久美子 / 作曲 - 浅岡千穂 / 編曲 - 矢野立美 / 歌 - 佐藤朱美
各話リスト(OVA2)
話数 | サブタイトル | 発売日 |
---|---|---|
第一章 | 蠱惑の胎動 | 1997年5月25日 |
第二章 | 沈黙の童 | 1997年9月25日 |
第三章 | 転生の発露 | 1997年12月18日 |
第四章 | 友誼の焔 | 1998年2月25日 |
第五章 | 儚き水鏡 | 1998年5月25日 |
第六章 | 未来(あした)逢うために | 1998年10月25日 |
- 映像特典
- アニメ版 ふしぎ悪戯
- 制作時のミスで第一章は「ふしぎイタズラ」と読まれたが、第二章以降は「ふしぎアクギ」。
ふしぎ遊戯 -永光伝-(OVA3)
小説「ふしぎ遊戯外伝」7&8巻をアニメ化したOVAシリーズ。全4巻。魏への好意から美朱に対する嫉妬心で、自ら四神天地書の世界へ旅立った朱雀の二代目巫女―榊真夜が主人公となっている。数々の経験を経た真夜はやがて、魏と美朱の真実を知ることになる。
スタッフ(OVA3)
- 原作 - 渡瀬悠宇
- 作 - 西崎めぐみ(小学館パレット文庫刊)
- 監督 - 島崎奈々子
- 脚本 - 佐藤博暉
- キャラクターデザイン - 本橋秀之
- 作画監督 - 窪詔之
- 美術監督 - 高田茂祝
- 色彩設計 - いわみみか
- 撮影監督 - 石塚知義
- 音響監督 - 清水勝則、鈴木裕子
- 音楽 - 酒井良
- プロデューサー - 上田文郎、押切万輝、園部幸夫、HIROE TSUKAMOTO
- アニメーション制作 - ぴえろ
- 製作 - 小学館、ぴえろ、FCC、PIONEER ENTERTAINMENT
主題歌(OVA3)
- エンディングテーマ 「YES-ここに永遠がある-」
- 作詞 - 森由里子 / 作曲・編曲 - 酒井良 / 歌 - 子安武人
各話リスト(OVA3)
話数 | サブタイトル | 発売日 |
---|---|---|
第一章 | 神話開玄 | 2001年12月21日 |
第二章 | 流砂彷白 | 2002年2月25日 |
第三章 | 七星青輪 | 2002年4月25日 |
第四章 | 朱翼光臨 | 2002年6月25日 |
ゲーム
『ふしぎ遊戯 朱雀異聞』のタイトルで、オトメイトより2008年5月29日に発売されたPlayStation 2ゲーム。
2009年6月25日には『ふしぎ遊戯 玄武開伝 外伝 鏡の巫女』と『ふしぎ遊戯 朱雀異聞』がカップリングされたニンテンドーDSソフト『ふしぎ遊戯DS』が発売された。限定版にはドラマCDの朱雀編『朱雀七星士、柳宿争奪戦!?』と玄武編『真夜中の激闘! 伝説のキノコを求めて』が同梱。
ここでは、朱雀の巫女と青龍の巫女は、美朱や唯ではない。声優もドラマCD・アニメ版とは大幅に変更されている。
声優一覧
- 朱雀
- 本作の主人公:鳳 まどか(おおとり まどか) - キャラクターボイスなし
- 鬼宿 - 宮野真守
- 星宿 - 小西克幸
- 柳宿 - 皆川純子
- 翼宿 - 鳥海浩輔
- 軫宿 - 三宅健太
- 井宿 - 宮田幸季
- 張宿 - 木村亜希子
- 青龍
- 玄武
- 白虎
- 婁宿 - 楠田敏之
- その他
主題歌(ゲーム)
- オープニングテーマ 「Discovery」
- 作詞 - 田中秀典 / 作曲 - 野間康介 / 編曲 - Jin Nakamura / 歌 - 宮野真守
脚注
- ↑ 苗字は小説版のみ記載。
- ↑ 後述の親友を助けようとして負った目の大きな傷が残る。
- ↑ 小説版のみの記載。
- ↑ 単行本オマケ漫画『ふしぎ悪戯』の一編。いわゆる楽屋オチ兼並行世界ネタの漫画であり、各キャラクターを「ドラマ『ふしぎ遊戯』で、その役を演じている役者」として扱っている。そのため(またオマケゆえに)キャラ崩壊が激しい内容となっている。ここでの心宿は気のいい新人の青年俳優で、主演にして長年のキャリアを持つ人気子役の美朱と事務所の先輩の鬼宿にさんざっぱらパシリにされイジられている。
- ↑ 国や地方が異なると上手く操れない場合もある。
- ↑ 芸名であり、本名はおそらく存在しない。
- ↑ 四正国での多喜子の出現は200年前、鈴乃は90年前
- ↑ 青龍は鱗、朱雀は背中に2つの亀裂が入り翼が生えるなど。
- ↑ 永光伝では美朱の身ごもった魏(鬼宿)との子供に変更された。一方永光伝のアニメでは、子供とともに指輪も真夜に移っていた。