少女コミック

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Sho-Comi』は小学館発行の日本の女性向け漫画雑誌1968年4月創刊。小学校高学年から高校生ぐらいまでが対象。旧誌名は『少女コミック』。略称も少コミからショウコミに変わっている。

歴史

1968年(昭和43年)に月刊誌として創刊。1969年(昭和44年)に月2回刊誌に、1970年(昭和45年)には、週刊化し、誌名の頭に『週刊』が付く。その後1978年(昭和53年)に現在の月2回刊に戻り、1991年(平成3年)より、誌名より『週刊』が取れ、再び『少女コミック』となる。そして2008年(平成20年)1号からは、表紙に長年使用してきた「少女コミック」の題字をやめ、略称「少コミ」のローマ字・英語併用表記の「Sho-Comi」に題字を改めている[注 1]

1970年代は既に他社で執筆していた『24年組』の萩尾望都竹宮恵子(後「惠子」に改名)が起用されていた。

1980年代には「陽あたり良好!」(あだち充)、「ジョージィ!」(いがらしゆみこ)、「ライジング!」(藤田和子)、『イズァローン伝説』(竹宮惠子)などの作品が連載されていた。また、北川みゆきすぎ恵美子といった1990年代から2000年代初頭の少女コミックのスタイルを決定づける作家が本誌からデビューした。

闇のパープル・アイ」(篠原千絵)、「ふしぎ遊戯」、「妖しのセレス」(いずれも渡瀬悠宇)などのファンタジー作品も生み出していく。

一方で具体的な性描写や性的暴行シーンが描かれた作品[注 2]が問題視された。茨城県では茨城県青少年の健全育成等に関する条例に基づいて有害図書に指定したことがある[1]。さらに2007年には、日本PTA全国協議会による「子どもとメディアに関する意識調査」の中で、「子どもに読ませたくない雑誌」の第1位になった[2]。近年はその影響で性描写は抑えられつつある。

また、2010年に『ChuChu[注 3]の休刊を含む小学館の少女漫画雑誌全体の再編成が行われた影響で、小学校高学年の読者も本誌に取り入れる形となったため、年齢層がやや低下した。

2008年4月からはYahoo!コミックウェブコミックとして一部掲載作品の配信を開始している(無料、毎月5・20日更新)。

また、2008年4月には40周年を記念してチャリティオークションを行い、その落札代金をユニセフへの寄付金とする活動を行った。

歴代編集長

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連載作品

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以下、2012年11月(2012年24号)現在連載中の作品。

作品名 作者 開始号
テンプレート:Display none二次元王子オオタくん テンプレート:Display none清水まみ 2008年13号
テンプレート:Display noneペペロン!! テンプレート:Display none宮崎ゆい 2011年01号
テンプレート:Display none あやかし緋扇 テンプレート:Display noneくまがい杏子 2011年05号
テンプレート:Display none ナツメキッ!! テンプレート:Display none七島佳那 2011年08号
テンプレート:Display none くれよん・でいず テンプレート:Display none千葉コズエ 2011年24号
テンプレート:Display none マンガのお仕事!!!! テンプレート:Display none杉しっぽ 2012年8号
テンプレート:Display none ハチミツにはつこい テンプレート:Display none水瀬藍 2012年11号
テンプレート:Display none 小林が可愛すぎてツライっ!! テンプレート:Display none池山田剛 2012年18号

増刊・派生誌

本誌とは別に増刊が奇数月15日ごろに発売されている。同じ小学館の少女漫画雑誌である『ちゃお』と『ベツコミ』の増刊枠が、それぞれ『ちゃおデラックス』『デラックスベツコミ』と名乗っているのに対し、こちらはストレートに『Sho-Comi増刊』と名乗っている。誌面内容は読みきりが中心だが、本誌の連載作品の番外編が掲載されることもある。

派生誌としては『ベツコミ』『ちゃお』『Cheese!』が挙げられる。

発行部数

  • 1982年7月~10月 -300,000部[3] 
  • 1988年7月~10月 -300,000部[4]
  • 2003年9月1日 - 2004年8月31日、301,956部[5]
  • 2004年9月 - 2005年8月、299,565部[5]
  • 2005年9月1日 - 2006年8月31日、260,218部[5]
  • 2006年9月1日 - 2007年8月31日、226,826部[5]
  • 2007年10月1日 - 2008年9月30日、197,273部[5]
  • 2008年10月1日 - 2009年9月30日、168,000部[5]
  • 2009年10月1日 - 2010年9月30日、162,609部[5]
  • 2010年10月1日 - 2011年9月30日、165,740部[5]
  • 2011年10月1日 - 2012年9月30日、160,392部[5]
  • 2012年10月1日 - 2013年9月30日、152,696部[5]

関連項目

脚注

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注釈

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出典

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外部リンク

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  1. 茨城県青少年の健全育成等に関する条例のしおり 4頁
  2. 子どもとメディアに関する意識調査 調査結果報告書 65-66頁
  3. 『雑誌新聞総かたろぐ 1983年版』
  4. 『雑誌新聞総かたろぐ 1989年版』
  5. 5.0 5.1 5.2 5.3 5.4 5.5 5.6 5.7 5.8 5.9 日本雑誌協会JMPAマガジンデータによる1号当たり平均部数。