ダカール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
2014年5月5日 (月) 21:30時点における111.216.4.89 (トーク)による版 (地理、気候)
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先: 案内検索

テンプレート:世界の市

ダカールDakar、現地ウォロフ語表記:Ndakaaru)は、セネガル首都でありダカール州の州都。アフリカ大陸の西端に位置し大西洋横断貿易において重要な位置を占め、この地域の主要港湾であり、コートジボワールアビジャンと並んでフランス語圏西アフリカの商業の中心都市である。ダカールの中心地はプラトー地区であり、政治及び商業の中心として機能している。人口2,098,648人(2004年)。

ダカール・ラリーの終着点だったことで知られている。

歴史

16世紀から19世紀にかけて、ダカールは大西洋を横断する奴隷貿易の中心地であった。ダカールから船出して西半球南アメリカアメリカ大陸の各植民地、カリブ海沿岸地域を含む)へ運ばれた奴隷の数は、アフリカの他のどの単一の港から運ばれた奴隷の数よりも大きい。ダカールから運ばれる奴隷は、ゴレ島エストレー要塞に集められ、船に運び込まれた。エストレー要塞は20世紀になってセネガル政府により修復され、現在は博物館になっている。

ダカールの都市部はフランスにより建設されたを中心に形成された。1902年サンルイSaint-Louis)に変わり仏領西アフリカの首都となった。

第二次世界大戦中、セネガル植民地はヴィシー政府に忠誠を誓ったため、1940年9月ド・ゴール自由フランス軍がダカール港を攻撃したが、失敗に終わったことがある(ダカール沖海戦)。

第二次世界大戦後、フランスからの独立に際して1959年から1960年の間、ごく短期間ではあるがマリ連邦の首都となった。マリ連邦の解消後にセネガルの首都となり、現在に至る。

地理、気候

ダカールの気候は温暖である。ダカールはケッペンの気候区分によるとステップ気候 (BSh) に分類され、雨季は短く乾季は長い。雨季は7月から10月まで続く、残りの8か月は乾季である。年間降水量は推定540mmである。

ダカールの気候はニアメンジャメナとは違い、アフリカの内陸部としては暑くはならない。

テンプレート:Dakar weatherbox

経済

西アフリカ商業の中心地のひとつ。西アフリカ諸国中央銀行 (BCEAOBanque centrale des États de l'Afrique de l'Ouest) の本部がある。

市内の目抜き通りはポンピドゥー通り。中心部には、国内最大のサンダガ市場、魚類に強いケルメル市場、魚類専門のスンベジュンがある。

行政区

ダカール市は郡 (Arrondissement) と19区 (Commune d'arrondissement) に分かれている。

交通

市内交通の中心は、カール・ラピッドと呼ばれる乗り合いバス、セットプラースと呼ばれる乗り合いタクシーとタクシーである。

施設

ファイル:DakarPalaisPrés.jpg
セネガル大統領府

姉妹都市

テンプレート:Col-begin テンプレート:Col-2

テンプレート:Col-2

テンプレート:Col-end

脚注

テンプレート:Reflist

関連項目

外部リンク