流山おおたかの森駅
テンプレート:駅情報 流山おおたかの森駅(ながれやまおおたかのもりえき)は、千葉県流山市西初石六丁目にある、首都圏新都市鉄道・東武鉄道の駅である。
首都圏新都市鉄道のつくばエクスプレス(駅番号 12)と、東武鉄道の野田線(愛称「東武アーバンパークライン」、駅番号 TD 22)が乗り入れ、両路線の接続駅となっている。
目次
駅構造
首都圏新都市鉄道
テンプレート:駅情報 島式ホーム2面4線を有する高架駅である。
北側から1番線(下り副本線)・2番線(下り本線)・3番線(上り本線)・4番線(上り副本線)となっており、緩急接続が実施されることがある。特にラッシュ時は、快速系統の混雑緩和のため八潮駅ではなく当駅で緩急接続することが多い(2010年時点のダイヤ)。
普通・区間快速・通勤快速(2012年10月15日ダイヤ改正から)・快速のすべてが停車する。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | テンプレート:Color つくばエクスプレス線 | 下り | つくば方面 |
3・4 | テンプレート:Color つくばエクスプレス線 | 上り | 秋葉原方面 |
- 秋葉原側に下り線から上り線への渡り線があり、非常時には同駅方面からの電車が渡り線を通り、直接4番線(上り副本線)に到着できるようになっている。
東武鉄道
テンプレート:駅情報 東武鉄道(伊勢崎線押上駅を含む)で最も新しい駅である。
相対式ホーム2面2線の地上駅で、橋上駅舎を有する。駅業務は当初同社の直営だったが、のちに東武ステーションサービスに委託された。
当駅開業後、野田線沿線から都心方面への到達時間が短縮されたことなどから野田線にも大幅な利便性向上がもたらされ、マンション建設や住宅販売なども含めた沿線の活性化が見られるが、当初東武鉄道側には当駅設置の予定がなく、流山市および都市再生機構による建設費の全額負担をもってようやく建設された[1]。前例となった同線の新鎌ヶ谷駅と同様に、鉄道利用者の乗り換え利便性向上のための費用を乗り換え駅所在地の自治体および開発主体が拠出する形となった。
のりば
ホーム | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | テンプレート:Color東武アーバンパークライン | 上り | 野田市・春日部・大宮方面 |
2 | テンプレート:Color東武アーバンパークライン | 下り | 柏・六実・新鎌ヶ谷・船橋方面 |
利用状況
開業以来の一日平均乗車・乗降人員の推移は下表のとおりである。
年度 | 首都圏 新都市鉄道 |
東武鉄道 | |
---|---|---|---|
1日平均 乗車人員[5] |
1日平均 乗降人員[6] |
1日平均 乗車人員[5] | |
2005年(平成17年) | 14,602 | 22,664 | 11,359 |
2006年(平成18年) | 19,804 | 30,912 | 15,809 |
2007年(平成19年) | 24,623 | 40,885 | 21,083 |
2008年(平成20年) | 26,912 | 44,954 | 22,994 |
2009年(平成21年) | 27,753 | 46,233 | 23,553 |
2010年(平成22年) | 28,609 | 46,998 | 23,915 |
2011年(平成23年) | 29,056 | 47,723 | 23,997 |
2012年(平成24年) | 30,448 | 49,631 | |
2013年(平成25年) | 31,851 |
駅周辺
おおたかの森とは、当駅からみて西方にあるおよそ50haの森林、通称「市野谷の森」のことであり、絶滅危惧種にかつて指定されていたオオタカが生息することから、駅名の一部に採用された。しかし、「おおたかの森」の名前を付けておきながら、バブル期前後のスプロール的開発や「一体化法」に基づくつくばエクスプレス沿線の開発(つくばエクスプレスタウン流山新市街地地区)により森は半分以上が伐採され、2005年3月現在20ha強にまで減少している。その影響のためか、プラットホームや線路内にオオタカが迷い込んでくることもある。
それでも、宅地化が進んだ流山市にあって貴重な森林であることに変わりはなく、地元住民や自然保護団体は、市野谷の森を通る区間は地下方式で建設することを求めていた。結果として鉄道は高架となったものの、関係者が「保全計画」を策定し、一帯を日本初の都市保全林「県立市野谷の森公園」として整備して駅周辺の里山をある程度残していくこととなった。
周辺地域は、当駅開業以前より森林、集落や小規模の新興住宅地などが点在している。
南側
2007年3月12日、駅南口に「流山おおたかの森 S・C」が開業した。2011年4月18日には西口暫定広場が供用開始され、これに伴って東武バスの一部路線の経路が4月25日から東口発着から西口発着に変更された。
- 流山おおたかの森交番
- 流山おおたかの森 S・C
- 流山おおたかの森郵便局
- 流山おおたかの森駅南口公園
- 医療法人誠高会 おおたかの森病院
- コメダ珈琲店 流山おおたかの森店
- OOTAKASC.JPG
流山おおたかの森S・C(2007年6月2日)
- Ootakanomoriminamiguchikoen Nagareyama-city.JPG
南口公園(2008年10月3日)
西口(西初石五丁目・市野谷方面)
- 千葉銀行 流山おおたかの森支店
- 京葉銀行 流山おおたかの森支店
- 流山市水道局
- ベルク 流山おおたかの森店
- 流山グリーンテニスクラブ
- 流山自動車学校
- 千葉県警察 流山警察署
- 千葉県立流山おおたかの森高等学校
- Nagareyama-Otakanomori-station-west.jpg
西口暫定広場(2012年4月16日)
北側
2007年7月1日、駅東口に複合施設「ライフガーデン流山おおたかの森」が、同年11月20日、高架下に「TXグランドアベニューおおたかの森」がそれぞれ開業した。この二つはペデストリアンデッキで連絡している。
東口(東初石六丁目・十太夫方面)
- ライフガーデン流山おおたかの森
- 千葉興業銀行 流山おおたかの森支店
- りそな銀行 りそなパーソナルステーション流山おおたかの森
- 常陽銀行 Jプラザ 流山おおたかの森
- キッツスポーツスクエア 流山おおたかの森店
- 江戸川大学サテライトセンター
- 流山豊四季霊園
- 流山市立小山小学校
- 三英 (SAN-EI) 本社(卓球台等の製造)
- カスミ フードスクエア流山おおたかの森店
- マツモトキヨシ 流山おおたかの森店
- Otakanomori-tx-grandavenue-and-lifegarden.jpg
TXグランドアベニューおおたかの森とライフガーデン流山おおたかの森(2007年11月26日)
北口(東初石五丁目方面)
- 奥富観光果樹園
- 須賀観光果樹園
- 流山トントンランド
- 木工房啄木鳥
バス路線
東口からは東武バスイーストの柏市西原・西柏台方面行が発着する。西口からは東武バス(基本的には東武バスイーストだが、一部便は東武バスセントラルが運行)・京成バスの流山市街地方面行、「流山ぐりーんバス」の西初石・流山おおたかの森高校方面行が発着する。西口は、バス停が7つに分かれている。
東口
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 |
---|---|---|---|---|
東口 | 西柏03 | 国立がん研究センター | 柏の葉キャンパス駅西口 | テンプレート:Color東武(イースト西柏) |
西柏06 | 駒木・西柏台・初石病院前・西原四丁目 | 江戸川台駅東口 | ||
直行 | (途中無停車) | 江戸川大学 |
西口
乗り場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行事業者 |
---|---|---|---|---|
1 | 西初石ルート | 保健センター前・西初石三丁目(初石駅入口)・若葉台 | おおたかの森スポーツフィールド | 流山ぐりーんバス ※運行:テンプレート:Color東武(イースト西柏) |
2 | 流02 | 流山郵便局・西初石三丁目・江戸川台西四丁目 | 江戸川台駅西口 | テンプレート:Color京成(松戸) |
3 | 美田・駒木台ルート | 美田団地入口・県民プラザ前 | 青田東・駒木台中央 | 流山ぐりーんバス ※運行:テンプレート:Color東武(イースト西柏) |
4 | 流01 | 初石駅入口・流山中央病院・わんぱく公園 | 江戸川台駅東口 | テンプレート:Color京成(松戸) |
5 | 松ヶ丘・野々下ルート | おおたかの森病院前・豊四季駅南口・野々下4号公園 | 南柏駅西口 ※8:00発までは野々下4号公園止まり ※20:45発以降は豊四季第一公園止まり |
流山ぐりーんバス ※運行:テンプレート:Color京成(松戸)とテンプレート:Color東武(イースト西柏)の共同運行 |
6 | 西柏07 | 流山警察署前・花輪城跡公園前(東葛病院) | クリーンセンター | テンプレート:Color東武(セントラル吉川) |
南流02 | 流山警察署前・流山市役所入口・平和台駅前 | 南流山駅 | ||
7 | 流03 | 流山警察署前・流山市役所 | 【循環】平和台駅入口 | テンプレート:Color京成(松戸) |
流山警察署前 | 流山市役所 |
有楽町駅・上野駅発我孫子駅行の深夜急行バス「ミッドナイトアロー柏・我孫子号」(東武バスイースト)は'流山おおたかの森駅入口で降車扱いを行う。(乗車は不可)
歴史
- 2005年(平成17年)8月24日 - 開業。つくばエクスプレス開通と同時に、交差する東武野田線の駅も開業した。
- 2007年(平成19年)
- 2008年(平成20年)10月10日 - 東武野田線ホームに発車メロディを導入。
- 2009年(平成21年)12月1日 - 東武鉄道の駅業務を東武ステーションサービスに委託。
駅名の由来
前述の通りオオタカが生息する森が駅周辺に広がっていることと、市内に緑が多く残されていることが駅名の由来である。
計画時の仮称は「流山新市街地」であった。そのため、つくばエクスプレス開業前に発行された路線図や道路地図では、新駅が「流山新市街地」と表記されているものがある。
2002年4月に流山市が行った市民アンケートを基にした公募案は「流山中央」であった[7]。その後2003年8月23日に開かれた第2回つくばエクスプレス駅名選考会で、流山市は「流山おおたかの森」を市案として正式決定[8]し、この駅名が実際に採用された。
ドラマ・映画・CM撮影など
ドラマ
CM
アニメ
- GA 芸術科アートデザインクラス - 第9・10話にて南口駅前広場が登場人物の利用する駅前として登場。
付記
- 駅の立地状況および開業時から乗り換え客での利用が多いため、駅を東西に貫く自由通路ではジャズやロックのミュージシャン、それに地元高校などの吹奏楽部による駅コンサートが週末などを中心に時々開かれていた。しかし、TXグランドアベニューの開業を目前に控えた2007年10月16日開催の第17回が最終回となり、以後はTXグランドアベニュー内で実施されている。
隣の駅
- 首都圏新都市鉄道
- テンプレート:Color つくばエクスプレス
- テンプレート:Color快速
- テンプレート:Color通勤快速・テンプレート:Color区間快速
- 南流山駅 (10) - 流山おおたかの森駅 (12) - 柏の葉キャンパス駅 (13)
- テンプレート:Color普通
- 流山セントラルパーク駅 (11) - 流山おおたかの森駅 (12) - 柏の葉キャンパス駅 (13)
- 東武鉄道
- テンプレート:Color東武アーバンパークライン
脚注
関連項目
外部リンク
テンプレート:Navbox- ↑ テンプレート:Cite press releaseテンプレート:Deadlink
- ↑ なお、1番線は春日部駅7番線と、2番線は同8番線と同じ曲である。
- ↑ つくばエクスプレス乗車人員
- ↑ 東武鉄道 駅情報(乗降人員)
- ↑ 5.0 5.1 千葉県統計年鑑
- ↑ 各種報告書 - 関東交通広告協議会
- ↑ テンプレート:Cite journal
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- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
- ↑ テンプレート:Cite web
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